ああ我ら山形県人

日々の孤独な闘いを書きつづける勇気と感動の物語

続き③

2012-12-14 18:20:53 | Weblog
東北創生研究所の設立

 平成24年1月に「東北創生研究所」を設立しました。この研究では、学内各学部から教員を動員して、東北が抱える課題を調査分析し、その解決策を提言するとともに、それを実現するためのモデル事業を実施します。8月に開催したキックオフ・シンポジュウムでは、50年後の東北のすがたを見据えながら、自立分散型社会を実現していくための研究計画を発表いたしました。

終わりに
 山形大学は、「何よりも学生を大切にして教育を重視する大学創り」を進めています。卒業生から「山形大学で学んで本当に良かった。」と言ってもらえることが私たちの願いです。

 東北地方有数の総合国立大学として、学生教育と最先端の研究を通し、地元山形を元気にし、震災後の東北の復興と新生に貢献していく覚悟ですので、山中、山東東京同窓会の皆様には、これからも温かいご支援を宜しくお願い致します。(会報より転載〉

続き②

2012-12-13 13:21:02 | Weblog
重粒子線がん治療施設の導入

 山形市の医学部では10年ほど前から「重粒子線がん治療施設」を導入する準備を進めてきました。この施設を使えば、手術をしないで仕事を殆ど休まずに、がんを治療する事ができます。患者に大変にやさしい治療法であり、日本が世界に先駆けて実用化した最先端の医療技術です。現在、国内では3施設が稼働中で、2施設が建設中ですが、東北・北海道は空白地帯となっています。東北に重粒子線がん施設を造るとすれば、山形大学の準備が最も進んでいます。山形市の医学部付属病院にこれを設置できるよう、嘉山孝正学長特別補佐を中心にして、各方面に強力に働きかけをしているところです。
 患者は東北一円から集まり、東北のがん治療の高度化に貢献するとともに、東北における科学技術イノベーションの核となる施設ですので、東北復興プロジェクトの一つに位置づけてもらう事を目指しています。

続き

2012-12-12 18:29:36 | Weblog

有機エレクトロニクスの世界的研究拠点の構築

 米沢市の工学部では、城戸淳二教授が20年ほど前に白色有機ELを発明し、世界の研究をリードしてきました。有機ELに止まらず、有機太陽電池や有機トランジスタなど有機材料を使った電子デバイスは、将来の省資源・省エネルギー型の新技術として期待されています。山形大学は、これら次世代技術を「有機エレクトロ二クス」として一体的に
とらえ、その研究開発を総合的に推進しています。

 有機エレクトロ二クスの基礎研究を担う「有機エレクトロ研究センターが完成し、国内外から多くの優れた研究者が米沢に終結し、活動しています。さらに、有機エレクトロニクスの開発・実用化研究を行う「有機エレクトロ二クスイノベーションセンターを建設中でここには製品開発や事業化を実施してきた企業の研究者を全国から集めます。これからの研究施設の整備と研究者の招聘により、米沢に有機エレクトロ二クスの世界的な研究拠点ができつつあります。ここでの研究成果を高付加価値型の新産業に次々とつなげていく事によって、米沢から科学技術イノベーションの波を起こしていくつもりです。【続く)




























































































山形大学の学長ー結城章夫さんの話(同窓会だよりから)

2012-12-08 14:01:36 | Weblog

山形大学の取組
 山形大学では、大変に痛ましい事ですが、宮城県出身の学生2名が津波でなくなりました。300名ほどの学生の実家が被災していますので、授業料免除などの支援の手を差し伸べています。学生や教職員は、ボランティアバスで繰り返し被災地に出かけています。私も参加しましたが、現場の状況を見て大きな衝撃を受けました。学生達も、人生観を変えるような経験をしています。

山形大学は、東北地方では東北大学に次ぐ規模の総合国立大学です。今こそ山形大学は、東北の復興と新生のために全力で貢献していかなければならないと考えています。そのための取組みを3ツご紹介します。【次回に続く)