ああ我ら山形県人

日々の孤独な闘いを書きつづける勇気と感動の物語

建築家横山彰人さん

2011-02-26 08:28:55 | Weblog

横山さんは米沢のとなり高畠出身の建築家です。二井宿の生まれと聞いていますが、間違っているとまずいのでもう一度調べます。今日は25のビルをお持ちの菊地さんとお会いします。

横山さんのエッセイから

住んでいた家は私の五歳のころ建てられたものだが、仮の住まいという気持ちがあったのか住まいの中に治療室があるような、小さくこじんまりした二階建てであった。部屋のどこにいても父と患者さんが話す声、歯を治療するモーターの音、母の炊事や風呂を沸かす薪のはじける音など、全ての音や家族の気配がわかった。六歳違う弟を含めた家族の食事は朝晩いつも一緒である。今の家族は父親の後姿が見えないとか、団らんがないとかいろいろと言われているが、それとは全く異なる濃密すぎる環境であり家族関係であった。  

あれほど宮沢賢二や分校の先生にあこがれていたが、家族の喪失感に対する恐れがあったのだろう。

 自由業という多くの職種の中で最終的に建築の道を選ぶまでは自分の能力の程度、適正というよりは好き嫌いといったいわば消去法で、いろんな職種が浮かんだり消えたりした。

 記録映画制作、医師、画家、演奏家、建築家、等々。自由業の中でも私なりに無意識に選択の基準をもっていたようである。かつて偉人の伝記をたくさん読んで感動し、自分なりに社会的に意義があり後まで残る仕事がしたいと考えていた。理数系は得意でなかったが、幼年時代から図工が好きだったので、総合芸術と言われる建築の道へ進んだ。

 後年東京で建築設計に携わり修練を積んでいくうちに、およそ芸術的な建築や要素に無縁な山里が、私の原風景として驚くほど影響を受けている事を知った。新しく設計に入る前に敷地を見、どんな建物がこの地にそして家族にふさわしいかと目を閉じる時、故郷二井宿の目にしみるような新緑や、山の匂いいっぱいの風、集落や暗く恐かった鎮守の森が浮かんでくる。私の設計する住まいは、いかにたくさんの風や、あふれる光、そして緑を住まいの内外に取り入れるかが設計のコンセプトになった。

 濃密な家族空間で育ったから、どこにいても家族のぬくもりや気配が感じる家を作る。坂を登りきった道から、母が炊事をしながら待っている台所の灯りがみえたように、
父親が疲れて帰ってきた時、我が家のキッチンや、子供部屋の灯りが遠くからでも見えるような住まいを、出来る限り設計するようになった。

 父が不本意に四十年以上住んだ土地が私にとってほんとうに大切な、豊かな心象風景をはぐくんでくれた。人生に「もし」と言うカードはないのかも知れないが、父が望み通り疎開して何年か後、東京に戻っていたらということをふと考える。

 昭和二十年から三十年にかけての東京の街で育つということは、想像しようにも全く想像外のことである。しかし、建築の道へは進まなっかたことだけは確かな気がする。


やった 蜘蛛の糸

2011-02-23 21:55:29 | Weblog

ついにやった。

「下の文章は人の文章をお借りしています。」コピーです。

慶応大先端生命科学研究所(鶴岡市)から独立し、次世代バイオ素材「合成クモ糸」の
実用化を進める鶴岡市のベンチャー企業「スパイバー株式会社」の関山和秀社長(28)と、
同社相談役で、同大大学院生の菅原潤一さん(26)が、文部科学省直轄の研究機関
「科学技術政策研究所」の「科学技術への顕著な貢献2010(ナイスステップな研究者)」
(産学連携部門)に選ばれた。20歳代の研究者が受賞するのは極めて異例という。

同研究所では2005年から、科学技術への顕著な貢献をした研究者を表彰している。
県内では、超新星の発見数で国内最多記録を持つ板垣公一さん(山形市)が06年に
受賞して以来となる。

同社は、07年9月の設立。鶴岡市の支援を受けながら、鶴岡工業高等専門学校と連携して、
地域に密着した取り組みをしている上、「クモ糸」の量産化に向けて複数のメーカーと
共同研究を進めていることが評価された。
クモの糸は、従来の合成繊維に比べて、強度や伸縮性、耐熱性に優れ、環境負荷が少ない
ことから、期待が高まっている。

慶大先端研の冨田勝所長は、「リスクを取って独自の科学技術を開発し、知的産業を
創出する気概のある若者へのエールが込められた受賞」と喜び、関山社長は、
「鶴岡市の方々の理解と長期的な視点での支援があったからこそ」と感謝している。


青山ひかるさん

2011-02-20 19:16:45 | Weblog

何回かお聞きした青山さんでしたが今日の青山さんはすばらしく輝いておりました。
きっと山形を代表する歌手になるでしょう。
ちょっとこの写真は良くないかもしれません。しかし青山ファンが熱烈な方もおいででした。

*青山ひかるの魅力は、その声にあります。低く太い声と高い声の持つ切なげな表情、この両極にある声質は聴く側をはっとさせます。新曲は彼の持つ音域のすべてをあますところなく使い、別れの歌を深く描いたものです。*

青山 ひかる(あおやま ひかる、1979年1月21日 - )は山形県出身の演歌歌手である。2006年日本クラウンよりデビュー。男性歌手でありながら中性的な容姿を持ち女心を歌う歌手。


山辺会のメンバーが

2011-02-20 19:05:42 | Weblog

沢山の山辺会の皆さんが集まっていた。
伊藤健介山辺会会長、遠藤練馬区会長その他沢山の会員です。羨ましいですな。
会長の人柄ですか。80人ぐらいの集まりです。「山形」の武田社長のご支援も伊藤さんが披露されておりました。


今渋谷では

2011-02-20 17:55:10 | Weblog

山形が雪で大変だというのに、景気が悪いというのに、渋谷は若い人で賑わっていた。
特にあのハチ公前は待合でごった返していた。
実は渋谷は景気は良いのかもしれない。
自分だけが悪いという事か。

 


山形は雪の中

2011-02-10 19:53:20 | Weblog

冬のさくらが人気沸騰中です。
山形からくるさくらは寒い雪の中から枝を切って温室でつぼみを大きくして送ってきます。あまりにもすてきなので一束、家に飾りました。お金が無くともこのさくらの良さが良いでは有りませんか。
しかし、山形は雪の中で2回、3回と雪下ろし大変です。だからおいしいさくらんぼが出来るのです。良い果物が出来るのです。四季折々のどこにもない自然の環境です。