ポートランドと周辺ー２

ポートランド周辺の多くの景勝地の中から近くて風光明媚な
コロンビア渓谷を紹介して「オレゴン＆ワシントン州の旅」を終えたいと思います。
ここはコロンビア川を見下ろしながら走るカーブが連続した旧道ですが、道路沿いには大小の滝が点在し美しいところです。

シャンティクリアポイント
コロンビア渓谷の風景が一番素晴らしく見える場所として有名なところです。
右の断崖の上に見える建物がビスタハウスです。
この建物はオレゴンへの道を開拓した人々の記念碑として1918年に建てられたものです。
１０年ほど前に訪れたときは人のいない荒れ果てた寂しいところでしたが、２００６年に修復工事が終わり歴史展示コーナーや売店が作られて、観光バスも来て大変賑わっていました。


ラトレル滝
落差７５ｍ


ブライダルベール滝
花嫁のベールに似ていると言われている


ワーキーナ滝
先住民の言葉で「最も美しい」


マルトノマ滝
落差１８９ｍ、全米で５番目の落差。
ここも以前は人が少なくて落ち着いてみることが出来たのですが、今回は凄い観光客でした。

ポートランドと周辺ー１

オレゴンからワシントン州にかけての旅も終わり、ここポートランドで５日間ほどゆっくりと旅の疲れをとってから帰国します。

午前中は寒いぐらいに爽やかで汗もかかずに過ごしやすいのですが、2時頃からは強烈な日差しに負けて動くことが出来ませんでした。そんな暑さも湿度が低いため日陰に入るとスーっと汗が引く心地よさがありました。
日本で例えれば３，０００ｍ級の山の上の気候のようです。
夜は９時頃まで明るくて油断していると寝不足になります。

ポートランドに隣接した西側にワシントンパークがあります。
全米で最大規模のこの都市型公園は広大で、自然豊かな公園です。
中には、動物園や、日本庭園、バラ園、博物館などが点在してあります。

自然の森を上手く利用して造られた動物園の中で、ズートレインに乗りました。
子供時代に帰ったようで楽しかった！


日本庭園
日本でも見れないほど見事な庭園でした。
茶室や東屋、枯山水、滝や小川、菖蒲咲く池等々
日本から建築材料を運んで日本人のデザインにより本格的なものを造ったそうです。




日本庭園からダウンタウン越しにフッド山が見えました。

セントヘレンズ火山国定公園-３ Mt.St.Helens

ウィンディリッジ展望台からみたマウント・アダムス
富士山を彷彿させます。
あの山にも１度行ってみたいな


展望台から駐車場に降りる道です。
結構急坂です。


帰る途中でビューポイントから見たＳｔ．ヘレンズ
穏やかで優しい表情を見せてくれました。
残された稜線から想像できるように噴火前のその姿は富士山そっくりの優美な佇まいをしていたそうです。


噴火による倒木も見えますが少しずつ緑が再生してきています。

セントヘレンズ火山国定公園-２ Mt.St.Helens

大噴火から３０年近くたった今、こんなに美しいお花畑が再生しているところもありました。


スピリット湖 Spirit Lake
1980年の大噴火で吹き飛ばされた大量の木々が湖面に浮いていました。


ウィンディリッジ展望台
ここからはＳｔ．ヘレンズは勿論のこと
南にフッド山、東にＭｔ．アダムス、北東にＭｔ．レーニエを見ることが出来ました。


マウント・Ｓｔ．ヘレンズ　Mt.St.Helens
1980年に大噴火し世界の気候にまで影響をあたえた。その噴煙は２週間で地球を一周して世界中の空を覆った。噴出した軽石は東海岸にまで降り注いだ。
20世紀後半に起きた噴火では最大級で標高は400ｍも低くなった。
現在も溶岩ドームがどんどん大きく成長し続けているそうです。

セントヘレンズ火山国定公園-１ Mt.St.Helens

マウントレーニエからセントヘレンズへは
US12のRandleから林道25経由でウィンディリッジ展望台に行きました。
一般的には北西側からクレーターを眺めるジョンストンリッジ展望台ですが、こちらは北東側から眺める展望台です。

マウントレーニエ方面からこの展望台に至る道はかなり険しい道になりますので、
ポートランド方面から往復されることをお勧めします。

林道25の途中から見えたＭｔ．アダムス


林道25に架かっていた仮設橋
タイヤが通る部分だけ左右別々に角材が渡されていました。
写真では分かりにくいですがかなり大規模な崩壊現場です。
先行車は躊躇していたらしく、私の車が安全に渡るのを確認してから渡って来ました。
心臓の悪い人は最初から諦めましょう、私は目を瞑って？渡りました。


セントヘレンズが見えました。
ここまで来れば後は快適なドライブが出来ます。


途中の美しい景色にこれまでの苦労が癒されます。

マウントレーニエ国立公園－４ Mt.Rainier

到着した日も翌日もガスに包まれて困惑していましたが、
３日目からは気持ちのいい天気に恵まれて感謝！
ＭＴ．セントヘレンズへ旅立つ前に。

お世話になったパラダイス・イン Paradise Inn が山麓左側に写っています。
予約受付が電話のみなので不便ですが最高のロケーションで快適に過ごせます。
また必ずやってきますのでその時まで　See you again!


斜面を埋め尽くすように咲いていました！
手前の白い花がアバランチェリリー、黄色い花がグレーシャーリリー
Avalanche Lily Glacier Lily


オハナピーコッシュ方面に向かう途中にあるリフレクションレイクに映し出されたマウントレーニエ


2006.11.の大洪水による災害復旧工事のため通行止めになっていて、残念ながらサンライズ方面へは行けませんでした。
これから行かれる方は現地の情報を得るようにお勧めします。

ファイルが大きいためダウンロードに時間がかかりますがこちらに詳しく載っています。
http://www.nps.gov/mora/parknews/upload/Flood%20Recovery%20-%20February%202007.pdf

マウントレーニエ国立公園－３ Mt.Rainier

今回泊まったパラダイスロッジ周辺を歩いてみましょう。

右斜面に見えているのがニスカリー氷河 Nisqually Glacier です。
この写真は７月１４日に撮ったものですが足元にこんなに雪が残っているのは今回が初めてです。
いつもはグレーシャーリリーのお花畑でした。


雪が融けているところではバターカップが咲いていました。


スカイライントレイルにあるMyrtle Falls


ガスが懸かっていた日に寒そうにしていた花も今日は気持ち良さそうです。

マウントレーニエ国立公園－２ Mt.Rainier

風も無く良く晴れて爽やかな天気のなか
快適に歩を進めていくと突然目の前に

なんと綺麗な湖水でしょう！！
Snow Lake


丁度通りかかった登山者に
May I take a picture?
笑顔の素敵なとても爽やかなお嬢さんでした。


いつまでも眺めていたい光景です。


正面にＭｔ．レーニエを眺めながら戻れる贅沢なコースでした。
ブラックベアーに遭遇する可能性が高いコースだそうです。

マウントレーニエ国立公園－１ Mt.Rainier

Ｍｔ．レーニエは標高４３９２ｍの独立峰であり、先住民からTahoma（神の宿るところ）と呼ばれて恐れられていました。
例年、７月下旬から８月中旬にかけて数百種類の高山植物が咲き競うそうです。

天上の花園に魅せられて４回目の訪問になりました。

今日は、昨日までの天候と違って朝からの晴天です。
外に出てみると神々しい佇まいのその姿に圧倒されました。


最高のトレッキング日和になりました。


Bench Lake にて念願の逆さ・・・


トレッキングの途中で　Alpine White Marsh Marigold

Ｍｔ．レーニア国立公園の花‐３

花々が路傍に美しい


露を一杯、、、寒いのに・・・。


キンバイソウ？


Huckleberry