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店長今日の一撮 2

ある時は熱帯魚屋パラダイスの店長
ある時はネイチャーフィールドのおっさん
しかしその正体はケンぢファ〜ムの設立者

503紅白ソードテール

2022-12-25 16:46:00 | おっさん的熱帯魚図鑑的なメモ書き日記🥺




503紅白ソードテール

名前がすんなりと馴染む紅と白の2色が特徴的なソードテールの改良品種。
眼球は赤目のアルビノタイプで、白い部分は透明度が高い筋肉組織であり
実は透明鱗タイプである事が分かる。

なのでアルビノマーブルソードテール透明鱗とも言えるが
語呂が悪すぎて誰も使わんww

アルビノ種とは思えないほど丈夫で飼い易い初心者にもオススメな品種。

繁殖形態はグッピーと同じく卵胎生となる為、産卵から短時間で稚魚がウロウロと泳ぎ回り繁殖に興味のある方にもオススメ。
遺伝性も極めて安定しており、子供の大半は親相当の見た目の子供が産まれるよね。


本種はベースとなったソードテールと同じく環境によっては性転換する事でも有名であ―――る。

産まれた時は全部メスで、成長するにつれて一部がオスへ変化します。
さらに成魚サイズになってからでもメスしか居ない環境だと
群れのリーダー格なメスが性転換しオスへ変化するのが面白い。

オスはその名の由来ともなってるソード状に尾鰭下部がびよ~~~~んと伸びる特異な形状をしており性転換中のメスの尾鰭が徐々に伸びて行く姿は神秘的でもある。


そんなこんなで小ぶりなサイズで輸入された際は、雌の比率が異常に高いんだけど
小売店の水槽に泳いでるわずかな期間でオスへの性転換が進むから安心せいwww

そしてオスを探してるエンドユーザーが居たら、堂々と且つ自信満々に性転換するから
細かい事言ってないでメスを買えやコンチクショー( ゚д゚)って言えば良い→その後のトラブルは自己解決せいっ(*´-`)






タイガーショベルノーズキャット678

2022-12-25 14:46:00 | おっさん的熱帯魚図鑑的なメモ書き日記🥺













678タイガーショベルノーズキャット(東南ブリード)

原産は南米ながら日本で流通する個体群は主にインドネシア領にて
養殖(ブリード)された個体群が大半であろうと思われる。

タイやマレーシア、シンガポールなどの熱帯魚養殖国へも多く輸出されており
第三国経由で成長させた個体群が日本へ輸入される事も多く、それらをWild個体だの
カラパリだとの流通名で流れちゃうのも日本の悲しい側面ww

さてさて、本種が安価に安定して養殖可能なのは単純にホルモン注射で
容易に数万規模での採卵が出来るからです。ホルモン注射と聞くとなんだか
スンゴイ特殊で悪い物と感じる人も多いかもですが、同様のホルモン注射ってのは
日本国内でも動物病院で合理的な理由と信用が有れば処方してもらえる程度に
普及しておりますし、食用のドジョウに代表される淡水魚の養殖では極々普通に使われている安価なモノです。

おっさんも筋注射にて同様のホルモン注射を過去に使った事はありましてね
これがまた不思議な事に注射後2日程度で卵で腹パンパンになる種も居れば
全く抱卵に繋がらない品種もおりまして、それらの相関関係もワケワカメでした。

具体例で言えばPoエンドリケリィーは雌に注射したら2日以内に産卵させる事が可能なのにPoビキールビキールは無反応とか・・・・・・・。
お前らほぼ同じような魚じゃないんかーーーい!!!と言いたくなる感じw

ナマズ系との親和性が高い事は分かってたので、プレコにも使ってみたけど
小型プレコだと注射針の太さ的になんだか気が引けて辞めた記憶が。。。
大型プレコであれば注射傷による筋肉へのダメージも面積比率的にも大丈夫だったけど
まさに無風な結果であったwww
こんなもん使わんでも、さっさと性成熟させて自己分泌フェロモンパワーで
産卵させた方が早いわ~~ってなったね。


そんなこんなでタイガーショベルはホルモン注射との親和性が高く
結果的にブリードの容易さに繋がっているのであろうと容易に推測が付く訳です。

ホルモン注射と一言で言っても種類も豊富だろうし中身が全然違うだろうけど、その辺の細かい事はワシ知らない。

おっさんがホルモン注射の実験をしていた当時に調べた範囲では
使用量は重量換算(体重)ベースで大きな差はあったけど家畜の牛、豚に使う物もドジョウ、ニジマスなどの魚類に使う物も
人間の不妊治療に使う物も同じ名前の薬品であったなぁ(*´-`)



以上が安価に安定的に輸入が続いてる理由の一つです(なげーよw)。

で、飼育下での特徴と言えば幼魚(7㎝未満)は水質変動後に白点病が出易い事。
クラウンローチまでとは言わないけど、輸入後に50%程の確率で







こんなんなります。
事前に31℃に設定するなど、極端な白点病対策を整えておけば
目視できる発症状況は出ないんだけど、おっさんとこのような輸入屋さんだと
同じ水槽に別の品種が入れ代わり立ち代わり入って来るんでいちいち経費の掛かる設定への変更はサボリガチw

まあ、それを差し引いても明らかに同系統のナマズベビーや他種と比較しても出易いかなと。

これが10㎝程度の個体になると同じような輸入状況であっても全然白点病には
ならないのが不思議なんだけどね。


一般ユーザー宅の水槽飼育下においては導入初期の白点病リスクだけクリアしちゃうと
飼育はとても容易です。まず餌は冷凍赤虫ならばまずどんな個体でも食べてくれます。
ミニキャットなどの少し臭いが強く赤色系統の人工飼料もすぐに食べます。
餌付けで困らない大型魚ってそれだけで飼育難易度はグッとさがりますよね。

30㎝程度までの成長は早く、一般的な飼育環境であれば1年はかからないが
それ以降の成長速度は飼育環境に強く影響を受ける為、一生60cm水槽で過ごすサイズで止まる事もあるし
水族館でしか見られないサイズにまで大型化させる事も出来る。
この辺りの事は飼育者のやる気と財力と家庭内での立場次第だね。

大型ナマズの飼育で問題になりがちな点と言えば縄張り争いや縄張り意識。

平たく言えば同種、近縁種間における喧嘩の事ですね。

タイガーショベルは同系統の品種に比べて著しく縄張り意識が低く、物理的ダメージも痩せ症状に代表される精神的?なダメージも
受けにくく与えにくい性質がペット飼育に向いているし、飼育難易度を大きく引き下げる理由になっている。

ナマズ以外の他種に関しても、自らを積極的に攻撃するような行動をとる魚以外とは
横に寄り添ってボケ~とするぐらい無関心で安全。
もちろん、丸飲み出来そうなサイズ帯の魚に対しては餌としての認識の元
襲うから、その辺は飼育者の常識レベルで適切な判断は必要。


飼育時のサブ的な注意点として、タイガーショベルの幼魚期は胸鰭が非常に鋭い針状になっている為、目の細かい網で掬うと
まあまあな確率で網に胸鰭が突き刺さります。

これを外そうと手で触ると、予想以上に小さな力でサクッと指先に突き刺さりその後数時間チクチクとした痛みを伴う事件が多い気がするww

15㎝を超える事には鋭さは消え去っているから本当の幼魚期だけの話にはなるんだけど
ペットショップ店員がオーダーに合わせて掬ったら網に胸鰭が引っかかって、外す際に刺さる事件はクッソ多いw

通常であれば放置でも30分~数時間で痛みも消えるし消毒液の塗布しても状況は変わらないと思う。
んがしかし、患部をお湯で温めるなどの間違った処置を行うと患部が化膿して大変な事になるから要注意。



淡水エイの毒がタンパク性の神経毒だから40℃オーバーのお湯で温めて
毒を変質(タンパク質の塊である生卵を焼くと性質の異なる目玉焼きに変化するのと同じ原理)させて痛みを短時間で取るってのが大型熱帯魚飼育者の中では有名な話なんだけど、なぜかこの話の周知徹底を頑張っていた15年前ぐらいから淡水エイじゃない魚に刺された(刺さったw)のに温める人が続出www

タイガーショベルの胸鰭にはたんぱく性の神経毒はありませんからーーーーー( ゚д゚)
チクチクの原因は普通に物理的なダメージですからーーーーーーー( ゚д゚)
刺さった時に胸鰭を覆ってる粘膜や細菌が人の体内に入るんだから
乾燥させずに、しかも水中で温めたら細菌も爆殖して化膿しますからーーーーー( ゚д゚)


それ全部自爆行為ですから――――――――!!!残念(*´-`)


まあ、なんだ。。。。。イメージだけで勝手に情報の拡大解釈しちゃって行動すると
碌な事にならないから注意せいって話でした🥺🥺🥺🥺





258クーリーローチ

2022-12-24 13:50:00 | おっさん的熱帯魚図鑑的なメモ書き日記🥺






258クーリーローチ

独特な横縞模様と色合いが可愛いドジョウさん。スタイルが馴染深いドジョウそのものなのがGood。
流通サイズは概ね6㎝前後の個体群で大人しい性格と底面の残り餌を食べる習性から
ちょっと綺麗で可愛い掃除屋さん的なポジションで人気高。

ドジョウの仲間あるあるではあるが、複雑なレイアウト水槽に入れると
日中は隠れがちになって姿を見るのはご飯タイム程度になる事もあるが
同系種との混泳にストレス感じるタイプではない為、そこは数入れてカバーやww

一般飼育環境だとあまり見ないシチュエーションかもしれないけど
上層を泳ぐ魚が居ない、もしくは小魚が極めて少数な環境だと




ご覧のように中層から上層に向けて活発に泳ぎ回る傾向があったりする。
種別にストックしてる業者環境あるあるww
ちなみにクーリーローチしゃんは空気呼吸(腸呼吸)を頻繁に行うタイプって訳ではなく
充分な酸素量が確保出来てる環境だとほぼエラ呼吸だけで過ごす傾向が強い。


飼育下でのサイズは8㎝程度までと小さく、ネオンテトラなどの小〓竿未蛤鵬椎宗皮膚呼吸、腸呼吸を行なえる点も日本在来のマドジョウと同じ一緒。
このような特徴から個人的にはベタ飼育してる小型ケースなどでの混泳がオススメだったりする。
あまりにもベタとは形状がかけ離れている為、縄張り意識や餌としての対象とみられる危険性がかなり低く
よっぽどな飢餓状態ベタさんじゃなきゃ攻撃する事もなくすんなりと同居可能。

餌も選り好みせず何でも食べてくれるし、喧嘩もせずに飼い易い特徴をたくさん持ってるけど粘膜ぬるぬる系魚にありがちなPH低下には弱い傾向がある(*´-`)

ぬるぬる粘膜が白く目視(本来透明)可能になってる時はいろいろとマズイ状況でしてね、水替えメンテなどで1日で白い粘膜が取れても油断大敵。

この場合は、粘膜剥離を起こしてる事が多々ありましてね、後日皮膚が壊死したりヒレが溶けるような症状から病気を発症する事もある。
粘膜ぬるぬる系魚にとって粘膜の健全性はほぼほぼ命に維持に直結してますんで
白っぽい粘膜状態を見つけた時はしっかりと反省して、アクアセイフに代表される粘膜保護剤を至急投入するのが大事です。

白っぽい粘膜の面積が体表面積の5%以上も発生している時は、相当危機的な状況の直前なのでこうなってしまった時はアミで掬って粘膜保護剤を直接散布するぐらいしてやっても良い( ゚д゚)

粘膜保護剤は薬じゃないので、これで治りますウンヌンの話しとしては書かないけど
水を介して呼吸してる魚類の中でも、特にぬるぬる系魚にとっては体内の酸素飽和度を
維持する上で粘膜(人工粘膜たる粘膜保護剤も同じ)ってのがクッソ大事って話です。

2020年から始まったコロナ禍で有名になったエクモなる人工肺を見てても分かるように酸素を呼吸してる生き物にとって、血中に酸素を取り込めるか否かが生存における最も重要なベースです。
どんなに高度な手術や薬よりも、まずは血中酸素濃度。。これなくして生存は不可能。。

訳のわからん泥水とか無意味以上の何物でも無い商品が多いアクア商品の中で
例外的なまでに効果的で良い商品はアクアセイフのような粘膜保護剤だと
おっさん確信してますので、クーリー飼育に限らずエラ呼吸生物愛好家には一家に一本オススメwww



378ミナミヌマエビ

2022-12-19 14:32:00 | おっさん的熱帯魚図鑑的なメモ書き日記🥺






378ミナミヌマエビ


日本にも広く分布する小型シュリンプの定番種。観賞ルートにおいては実際のところ様々な品種が
ひとくくりに「ミナミヌマエビ」として販売されており、総称として使われる傾向が強かったりする。
その最たる例がシナヌマエビと呼ばれる品種(こっちも実は総称ww)でして、おっさんがウロウロしてる
愛知県ではこっちの方がどこでも採集できるってイメージですらある。
パッと見の外見はほぼ同じながら、額角の長さの違いから見分けは簡単や!と言いたいところだが
実際にはシナヌマエビは多様な品種の総称であり、ミナミヌマエビとの交雑種も確認されている事から
DNA判定しなきゃもうワケワカメ~~なのが現実であろうかと


観賞用として流通している個体群の飼育下でのオススメポイントと言えば
やはり掃除屋さんとしてのポジションであろう。
雑食性でツマツマとコケや残り餌などを食べる姿が愛らしい。
小型種ゆえにヤマトヌマエビほどの処理能力は無いものの
小型種ゆえに稚魚水槽の掃除屋さんとしても使い易く、そのような環境下では
ヤマトヌマエビに比べて稚魚の捕食率が抜群に低く安全かな。
また淡水環境での繁殖能力があり、飼育下で産まれたての稚エビを
愛でながら育てる楽しみは純粋に生き物好きの好奇心をそそると思う。

小型魚との混泳は特段な問題はなく、常識的なサイズ差感覚を持って選べば
組み合わせの安全性は保ちやすい。単純に丸飲みされるほどの大きさが有る魚にとっては
餌になるので、その辺りに注意を払っておきゃ~OKって感じね。


で、おっさんがペットエキスポ各店しゃんにリリースしている個体群は
近隣で自然採集している個体群でしてね、今の時代それはもう不審者フィールド全開な訳です。

採集の基本時間帯が夜になってしまう点が最も不審者がられる要因であろうと思っていたが
実際のところ昼間でもおっさんが1人で意気揚々と採集しているとパトカーがやって来る事もしばしば
親子連れ、キッズ集団以外の採集人にも人権をくれww

与太話はこれぐらいにして、おっさんが何度もお巡りさんと世間話をし
無駄に仲良くなって新人の職質の練習台に協力させられる(←実際にそう言われたwそれぐらいの関係性ってのも個人的にはありだと思ってる)って事は、一般人から見たらそこにアミとバケツを持った人が居るのは
おかしい&不釣り合いな場所ってイメージしやすい場所って訳でもありましてね、
そ―ゆー場所で採集している。

イメージとしては大きな川や、小川と呼べる規模の川ではなくて
一般的な視点で見るとドブと表現した方が適切な場所と言えば分かるかにゃ??

生息自体は大きな川にも当然住んでる訳だけど、大きな川だと魚や他のエビも沢山居る訳でして
その品種だけを狙いすまして大量ゲットするのが難しいのです。
採集後に選別せにゃならんのは単純に手間だし、近年では特定外来種の移動禁止などの
法律の絡みもありますんでね。。。

合法的に効率よく狙った品種だけを最短でどっさりとゲットンするには
その品種だけが高密度で密集している場所を探すのが一番です。

その為に必要なのは・・・・・・・探し回る足と時間www

それも正解ですが生き物好きとしては、その他に習性を観察して探す方法がありましてね
ミナミヌマエビの場合は生涯サイクルを1年と仮定した場合にどの時期にどこへ行くのかを観察してみました。


その結果、愛知県では8月~9月頃に新しく産まれた個体群が川を遡上し、天敵の少ない田んぼ際の流れのある水路で成長する。
10月から12月頃には遡上先の水路をほぼ埋め尽くすほどの密度まで殖え、そこで大人サイズにまで成長する
1月~4月頃は越冬の為に遡上先水路で大人サイズにまで成長した個体は、逆に水路を下り大型河川まで到達し越冬。
子供サイズ~若親程度のサイズ帯の個体群の大半は水路をさらに遡上し原流域付近の水深が確保できる場所に集まって集団で越冬し、ごく一部の個体群は元の水路に留まる。
5月~7月頃になると越冬組は一斉に移動を開始して大型河川へと下りながら産卵繁殖を繰り返す(*´-`)


こんな感じで季節とサイズ帯の違いに合わせて移動している事が判りましたww


おっさん的には10月~12月の水路を埋めつくす時期が採集が楽で一番好きであるが
採集が楽って事は採集時間も数分で終わるって事でして他人の目に付く事も少ない。

1月~4月の集団越冬時期に関しては、そもそも需要が減るので採集量を少なく見積もれる事と越冬場所に密集してジッとしている個体群をアミで掬うので作業も短時間で終わる。


問題は5月から始まる越冬後の大移動シーズン。。
出荷ベースで言えばシーズンインしており需要がマックスに到達している時期なんでつ。
それなのにエビが密集状態からばらける為、数を確保するのに時間がかかる。。
つまり人目に付く→通報される→パトカーが来る→「今年も来る時期になりましたね~(笑)」
とあいさつされるミナミヌマエビルーティーンwww


ちなみにおっさんが採集するとこんな感じ




魚の配達で使った発泡箱に水を極力入れずにエビだけ入れて持って帰って来る。
一見雑な扱いに見えるだろうが、数千、万単位で採集と移動をしようと思うとこれがベスト٩( 'ω' )و

まぁ、前提条件として移動時間が1時間以内である事、移動中も箱の中の温度が20℃未満程度を維持する事(エアコンガンガンで冷やす)ってのはあるんだけどね。

下手に水を入れると10分で酸欠になって全滅します。
エアレーションをしたとて密度が高過ぎて追いつかにゃい(*´-`)
さらに言えば採集直後の個体はあっという間にぶりぶりーっと💩するので、30分後には排泄物などで水がくっさーってなる🥺🥺

色んな意味でお店で売ってる状態とは異なるんです。

発泡箱に入れて蓋をすると湿度は保たれるからミナミヌマエビはエラ呼吸をスムーズに行えて、まずは酸欠のリスクが無くなる。
次に水を入れない事で排泄物がエラに入り込んだりせずに済みダメージが広がらない。

その結果、絶好調なコンディションでストックヤードまで移動が可能となる٩( 'ω' )و

到着後に発泡箱に水を入れると
仲が全く見えなくなるほどに
どちゃ濁りになりますので
2度ほど水を入れ替えながらあらって
それからストック水槽へ入れる感じですかね(*´-`)

それでも翌日には大量の排泄物が出るから
2日間はひたすら水換えして、お店や一般ユーザーへリリースする為の移動に適切な状態にまで整えるんやで🥺🥺🥺🥺🥺🥺



33ヤマトヌマエビ

2022-12-18 17:02:00 | おっさん的熱帯魚図鑑的なメモ書き日記🥺






33ヤマトヌマエビ

アクアリウム業界において掃除屋さんとして確固たる地位を確立しているエビとして
あまりにも有名すぎるヤマトヌマエビしゃん。
黒いヒゲゴケと班紋状にナナの葉などに付着する強靭なコケ以外には
ほぼ万能に対処してくれる。

黒いヒゲゴケに関しては熱湯で湯がき赤く変色したモノは好んで食べるし
湯がく事ができないミクロソやナナなどの水草には木酢酢でコケだけ殺して
赤く変色させてから食べさせれば完璧や。
尚、木酢酢は濃度が高すぎたり長時間水草に付着させていると
水草側も枯れるので、そこん所は30秒程度の短時間からスタートして
どの状態の草ならどの程度耐えられるか自分で実験しながら経験を積むべし。
温度によってかなりダメージの入るスピードに差が出るから
経験を積んで適切な回答を導き出せるようになると良い。

あと、家族持ちの人はリビングなどで木酢酢を使うとゴイスーな臭いで
ヒンシュクをかいまくるんで、自分の立場をわきまえて使う事wwww


話しは戻ってヤマトヌマエビについてだけど
国内で出回ってる個体群の大半は四国や九州地方で採集された天然個体です。
一応輸入での入荷も出来るのだけど、国内便との価格差がありましてね輸入するメリットが無い為100%国内産と言っても間違ってないと個人的には思ってる。

知ってる人も多いと思うけどヤマトヌマエビは淡水下での繁殖は不可能です。
つまり勝手に殖えて困る事が無い点が利点でありデメリットでもありますね。
実際は淡水下でも産卵と孵化までは行われているんだけど、産まれた幼生は本来川の流れに乗って
汽水域から海へ流れて成長してはじめてエビの形に変態して戻ってくる繁殖サイクルを取っているんで
水槽内での淡水飼育では孵化後数日で死滅するか小魚に食べられているね。

飼育に関しては33℃を超える高水温には耐えられず、低水温に関しては凍りつけにならなきゃ対応出来る。
寿命も飼育下では長く3~4年は生きます。
コケの摂取量もミナミヌマエビのような小型種に比べると格段に多く
ヤマト1匹に対してミナミヌマエビ5匹相当レベルの差はある。

コンディションの善し悪しは外見上からの判断は難しいとは言え
本来透明に近い体内の筋肉部分が白く濁っている時や
うっすらとピンクがかっている時は水質ショックや水温ショック、PH低下など
何らかのダメージが出ている証拠となる。
この場合、甲殻類全般に言える事なんだけど有効な対処法が
清潔な水質にする以外にないんで、現状のPHを把握して下がってないようであれば
じゃぶじゃぶと水替えして脱皮するのを待つしかない。。

エビの仲間って何らかのショック症状を受けると新しい環境に適応する為なのか
なんなのか知らんけど脱皮します。
入荷直後にやたらと脱皮するのはその為です。
逆に言えば同じタイミングで一斉に脱皮するってのは
何らかのショックを受けている証拠でもあるんで、飼育水槽内でその症状が見られた時は
水質チェックや脱皮する前日の水替えがまずかったかもとか考えて行動すると良い。

あと、茹でエビにならんでも死んだら赤くなるので勘違いしないように。。
時々聞かれるんです。。赤くなったって事は水温が上がったんですか?って・・・・。

また、脱皮した殻に少しでも赤い身が残っていた場合は
それは脱皮じゃなくて死んだ個体の中身が食べられた時ですお。
触覚の付根部分など同居のエビや魚の口や指先が届かない場所のお肉が残ってるパティーンやん。


混泳に関しては、1Lに満たない超小型スペースでの魚との混泳だと
夜に捕食するリスクが有りますが、基本的には一般的な小型魚全般との混泳はOK。
ミナミヌマエビなどの小型種との混泳も特に問題はありません。小型種を食べると言う方も居ますが
好んで襲う事は無いし、先に書いたスペース的な問題で捕食するだけであり環境的に同じならば小型シュリンプよりも
圧倒的に魚の方が攻撃されます。
そこん所を考えると小瓶でのベタ飼育環境には不向きかなと(*´-`)


タイガーアーチャーフィッシュ1082

2022-12-18 14:36:00 | おっさん的熱帯魚図鑑的なメモ書き日記🥺



1082タイガーアーチャーフィッシュ(スモールスケールアーチャーの地域変異種?)

種としてはスモールスケールアーチャーフィッシュと同じとされるが
水槽環境に左右されない強い黄色発色などの差異が見られるボルネオ産の個体。

シーズン中に幼魚から成魚までドサッと輸入されてくるスモールスケールアーチャーとは露骨に色合いが異なり
同じインドネシア領のジャカルタ便やタイ便で来る個体群とは長期飼育後も色の違いが明確に出る。

黒い模様に関しては個体差と成長過程での変化が大きい為どうのようになるかはワケワカメ。


本種のみならずアーチャーフィッシュの仲間全般に言える事は
飼育水槽なりのサイズで成長が止まり易く、またワイルド個体の幼魚であろうが
成魚であろうがカーニバルのような赤系人工飼料にも輸入当日から
喰いつく為、餌付に困る事が無く飼い易い。

喰いつくとは言っても当初は吐き出すなどの行動をとるが3日~4日も繰り返してりゃ、普通に飲み込むようになる。

その辺りは人工飼料特有の初め固くて
徐々に柔らかくなる性質など自然下では
食べた事のない食感に直感的に違和感を感じる生き物の力であろうと思うなりして考えて。


そんなこんなでペットフィッシュとしては飼い易い。
また混泳に関しても口に入らないサイズ帯の中型カラシンやグラミーなどとも混泳できる性格の大人しさも特徴であり、露骨な肉食魚肉食魚してる魚以外との組み合わせで飼育を楽しむのもオススメ٩( 'ω' )و




クラウンローチ

2022-12-16 18:58:00 | おっさん的熱帯魚図鑑的なメモ書き日記🥺







クラウンローチ 255

日本におけるアクアリウム創成期より輸入されている底物系の人気種。
ド派手な色彩と小魚や同種との相性の良さから安全な混泳魚として
確固としたポジションを持っていると思う。

水質変動後(生体購入、仕入れなど)には白点病が出易くなるのも特徴で
購入&仕入れ後には一時的に白点病の症状が出る前提で水温を28~30℃程度まで
上げておくのが良い。
なお、移動後数日以内にクラウンローチに白点病の初期症状が出ても
水質環境に問題が無ければ、もともと居る魚には移らない事が多く
クラウンローチ自体に出た初期症状もそのまま感知するので急速に症状が進行する場合を除いて投薬の必要は低い。

もちろん、移動などの水質変動が無い状態で白点病の初期症状が出た場合は
それは普通に発症しているパターンなので、購入&仕入れ時とは別物であると頭に叩き込んでおくと良い。


現状、観賞用として流通している個体群はおっさんが知る限り全てワイルド個体でありましてブリード個体並みに長年流通している点から産卵場所がガサリングし易いのかなぁ~とか幼魚時に群れてる場所が採集し易いのだろうなぁ~とか思う。

時折ワイルド個体として30㎝を超える個体群も輸入されているが
飼育下では成長の止まるサイズがかなり早く、水深30㎝程度の水槽では
なかなか10㎝を越えない事でも有名。

サイズアップに水圧が大きくかかわっていそうなタイプでつね(*´-`)


なお、2020年のコロナ禍において世界的な需要アップで
価格が高騰&乱高下しており以前のような買い易い価格帯に落ち着くのか
ワケワカメ状態であーーーーーる(2022.12月現在)


余談だが販売店において本種は、水替えが雑になっているかどうかの指標としても使える。
仕入後数日の白点初期症状は出るので除外するとして、いったん安定した個体群は
当然ながら病気も出ません。
が、水替え前後の水温変動が大きかったり、PH変動が大きいと水替え後2日程度で白点病の初期症状が
混泳の他種に出ずとも本種にだけ出る。もっと言えば水替え後には呼吸速度が超絶アップするのだが
これが元に戻るまでに2時間も3時間もかかるようであれば水替え前後の諸々変動幅が大きい証拠として
目視で確認出来るのが便利。


ハーフムーンセレクトシリーズ ホワイトマジョーラ

2022-12-11 11:52:00 | おっさん的熱帯魚図鑑的なメモ書き日記🥺






ハーフムーン(ベタ) セレクトシリーズ トリカラーホワイトマジョーラ 時価

ハーフムーンの色彩バリエーションのひとつ。3色表現が特徴であるトリカラーにプラスして白部分に光の当り方や体の角度によって青紫色などの色彩表現が現れるマジョーラカラー。

むっちゃ綺麗な表現体ではあるが、スマホカメラで適当に撮影してるおっさんのスキルではマジョーラカラーの良さを画像で再現するのは不可能や(゚Д゚)カァー ≡゚д゚)ペッ!!

現物を目で直接見る事ができる人だけの楽しみだね(*´-`)


うんうんうう˚‧º·(˚ ˃̣̣̥᷄⌓˂̣̣̥᷅ )‧º·˚


ブルーエンペラー

2022-12-09 13:14:00 | おっさん的熱帯魚図鑑的なメモ書き日記🥺



ブルーエンペラー(インパイクティスケリー) 176

南米原産の小型カラシン。特異な形状のヒレを持つエンペラーテトラに近い仲間であるが
本種のヒレは良く見る形状となっており見分けは容易。
販売水槽では比較的地味で特徴も無い魚と見られがちであるが
数ヶ月の飼育で、しっかりと成魚に育て上げる事で初めて本来の青紫色を見せてくれるタイプ。

飼育者の手で育てて色を出すタイプの小魚は、良いモノを買って即満足する近年の傾向とは相反する存在ゆえに販売数視点で見ると当然売れない魚と言える🥺🥺🥺


んがしか~~~し、育てて色を出すのが難しい品種では無い為
初心者でも普通に飼育していれば勝手に仕上がってくれる本種のようなタイプは
別の視点から見ると売っていくべきタイプとも言える。

例えば販売店では地味に見える個体群が主に売られているのに
エンドユーザーが数ヶ月飼育した手持ちの個体は青紫色の美しい子に仕上がってる点に注目するとそれってつまり家の子は売り場の子よりも全然綺麗って気持ちがエンドユーザーに芽生えやすい。

誰に対するマウントって訳じゃないけど、そこは人間、やっぱ自分とこの子が
圧倒的に綺麗なら満足感を店でも感じる機会が生まれるのが普通。

その満足感を感じる機会を増やす為にも、無理に売りつけるべきとは言いませんが
オススメは?って聞かれた際には後々の満足感を踏まえて紹介する価値のある品種だと思う。

こ~ゆ~何気ないオススメ的な一言って言われた側は案外覚えているものでしてね
逆に言った側はすっかり忘れん坊将軍になるんだけど、自分が忘れている間に
勝手に満足感を感じてもらえて、また何かあの人に聞いてみたいって思われる事は
小売人にとってメリットしかない訳ですから、その辺りの副次的効果が二重三重と時間差で効いてくる接客術も少しは意識した方が自分の人生豊かになり易いお٩( 'ω' )و

まあ、最終形態がどんなに綺麗でも育成が難しい品種であればユーザー宅での死亡リスクの方が高くなる訳で
それを初心者にもオススメするのは相手の力量を十分に見て察して考えてあげられない
傾奇者の愚行なので、その辺りとの区別はしっかりとねwww


そんなこんなで本種は小魚全般と混泳も出来る大人しい性格と美しさで個人的には好きな品種。



ロングフィンブッシー309

2022-12-07 14:06:00 | おっさん的熱帯魚図鑑的なメモ書き日記🥺







ロングフィンブッシー(アルビノ含む) 309

平面に付着する高さの無いコケ類の処理能力が極めて高い小型プレコ。
オトシンクルスと比較した場合、LFブッシー1匹でオトシンクルス10匹分程度の
仕事量を簡単にこなしてくれる働き者であーーーる。

また、オトシンの場合はコケ類を除いた人工飼料への餌付きの悪さと
大磯砂サイズの底砂が敷いてある環境だと必要なエサの摂取が難しいなどの理由から
水槽内のコケが無くなり次第餓死する傾向が強く見られるが本種であればコケ以外にも幅広い餌を摂取してくれるため長期飼育も容易٩( 'ω' )و

寿命もプレコ全般に言える事ではあるが10年オーバーと他の小型魚に比べて長寿であり
体長6㎝も有ればクチヒゲのもじゃもじゃ具合(オスはもじゃもじゃ、メスはチョビヒゲ)で簡単に雌雄判別も可能となって
繁殖も楽しめる。

水質、水温共に適応範囲は広く急激な上下だけ無ければ飼育は容易。

ちなみに「うちのブッシーちゃんは全然コケたべましぇーーん!!」と言う人もちょいちょい現れますが
それは単純により嗜好性の高い人工飼料を与え過ぎによる偏食が原因である事が多い。

ネオンテトラクラスの小魚であっても哺乳類などと違って淡水性魚類は絶食に強いと言いますかそもそもが雨季乾季の絡みで絶食期間が長くなる環境下で生きてる生物なので
コケを食べなくなったら遠慮なく1週間を限度に絶食しましょう。
あきらめてコケを食べ始めまつ🥺🥺

偏食以外の理由でコケを食べない場合は、まずは本当にコケを食べていないのか観察しましょう。
きっと水槽の半分だけとか前面だけ食べてないとか、部分的な食べる食べないが観察できるはずです。

これは縄張り意識があるプレコゆえの行動で、食べないエリアに出てくると他のプレコや魚に追い払われていたり
直接的な追いかけっこや喧嘩は無くてもコケが残ってるエリアが強い魚の縄張りになってる事があります。

この場合は、水草の配置やレイアウト変更で魚の縄張りをリセットすると動きが変わります。
又は、縄張りを飼育者が理解して縄張りエリアだけ人の手でコケを掃除するのも魚に優しい考え方でつね。

逆に石巻貝やアカクチカノコ貝のようなそもそも縄張り意識と言うモノが存在しないコケ取り生物をセットで導入するのも賢い解決策だとおっさんは思う(*・ω・)ノ