ゑんぢんぶろぐ

のんきそうには見えますが頭の中は不安で一杯。あまり過大な期待と責任は負わせない方が互いにとって身の為です。いやマジで。

シリーズ「読了」

2020年11月27日 17時11分02秒 | 読書
「のほほんだけじゃダメかしら?」
著者:大槻ケンヂ

大槻ケンヂまとめページっ資料室(仮):「大槻ケンヂ(オーケン)」

エッセイ…つか対談集だな。

「大追跡の女」
…早い話がオーケンの追っかけ。…自分の追っかけに話を聞きに行くバンドマンってのも凄いなw
これがまたどうしようもない位にダメな娘ばっかりなんだわ。
オーケンはよく真面目に会話を続けられるわ…とか思ってたらこの後、ことごとくそんな対談ばっかw

ただ彼女ら、頭の回転は早いのよ。
オーケンのぶっ飛んだツッコミにもキチンと対応したり、ちゃんと?ダメなりの理論があったり…。
34ページとか39ページとか逆にオーケンがやられるくらいの返しがあったりする。

どうして「そこ」に居るのかなぁ…。

「死を恐れぬ上にペコちゃんな少女」
…まぁいかなオーケンでも20年後…いや10年後の「ペコちゃん」が里村明衣子になった姿は想像出来なかったろう。

「SMを天職だと言う女」
…どんな聖職者よりも人を救ってんじゃないかこのヒト…ってほどに含蓄がある言葉がポンポン出てくる。103ページとか111ページとか112~113ページとか…。
…で次の…

「宇宙哲学の女」
…となると別の意味で含蓄がある理論的な、だが一ミリも理解できない文章があふれてくる。

…オーケンよく耐えたなぁ…。

「マチャドの必要な女」
…158ページとか184ページとかもう他の誰にも書く事ができないドラマだよ…。

「巨乳オルゴールの女」
…202ページは刮目の連打。210ページもそう。単にエログロ(グロ?…105ページの桃代とか106ページのW男とか?←よい子は見ちゃいけませんw)の本だと思うと大間違い。

「私を息子に持つ女」
…は読んで字の如くオーケンの母の事だ。
シレッと222ページみたいなのをぶっ込んでくる辺りさすがオーケンのママンw

何回も書いているが…そこらの専業作家よりもよほど筆が立ち、中身も深くて広い。
ものすごいマニアックな話の中、唐突に16ページ4行目とか216ページとか挟んでくるから全くオーケンは侮れない。

解説のわかぎえふまで含め、強烈に「読むヒトを選ぶ本」だが「読んで損はない本」だ。

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ

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