ゑんぢんぶろぐ

のんきそうには見えますが頭の中は不安で一杯。あまり過大な期待と責任は負わせない方が互いにとって身の為です。いやマジで。

シリーズ「読了」

2020年10月25日 23時12分35秒 | 読書
「欲と収納」
著者:群ようこ

関連まとめページっ資料室(仮):「椎名誠」

「物を捨てなくちゃ」から始まる物欲と収納のせめぎ合い。

15ページからの「着物」を読んでいて…
なんか中村うさぎの「だって、買っちゃったんだもん!」を思い出した。

アホかお前は、と。

母親もアホだがあんたは間違いなくその娘だと。

他の項では断捨離の如くザクザクと見切り、あるいはサクッと入れ替え…と上手く収めているのに、何故「着物」になるとこう優柔不断になるのか。

99ページからの「AV関係」では当時既に笑い話にすらなっていた「β(ベータ)」&「レーザーディスク」というハズレ側のコンボを選び、更に当然両方とも使えなくなり無用の長物と化す典型にハマる。
…バブルにも重なっていたから、こうした金に飽かして浪費しまくる散財はアチコチで聞いたけどさ。

「ふたたび着物」…でもでもだってと言い訳を重ねる姿は…「明日から本気出す」や「オレはまだ本気出してないだけ」を彷彿させてイライラする…オレが言える義理ではないが←

で最後の「本」の増え方や割り切り方はさすが職業作家だなぁ…と変な具合に感心。

まぁ…「着物」の項がちょっと酷すぎて…著者独特の表現だと信じたい…。

収納がテーマの本なのに印象に残るのは12ページのネコの話(何故か泣けるよココ)と50ページのアイロンエピソード(おかんスゲぇ)…ってさぁ…。

それでも評価がギリギリセーフなのは著者の筆力による。


蛇足…151ページ、釜炊き目黒登場(上司かつ名付け親だしな)wキャラがブレないw


「満足度:◯」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ

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