竹田ゆかりのブログ

竹田ゆかりの活動記録
教育問題や時事問題に関する思いなど 

個人情報の閲覧制限の共有化

2014-01-26 01:18:56 | 日記
大丈夫か、鎌倉市民の個人情報

昨日の新聞で、「ストーカー殺人事件の被害女性の住所が、逗子市役所の納税課パソコン端末から漏えいしていたその経緯」
が明らかにされました。


私は12月の一般質問で、個人情報の漏えいを防ぐために、その抑止力となる「本人通知制度」導入について、
取り上げましたが、
逗子市から不正に情報を取得した犯人は、正に私が議会の場で述べたベルリサーチ事件で逮捕された探偵業者
です。

今回の不正流出の手口は、書類による職務上請求ではありませんが、電話による問い合わせでした。

電話による不正取得はなぜ防げなかったのか。
それは個人情報の管理システムの甘さにありました。

個人情報の閲覧制限をかけていたにもかかわらず、納税担当、国民健康保険担当にそのことが共有されていなかったことにより電話での問い合わせに答えてしまったとのことです。

朝日新聞では、個人情報の閲覧制限の共有化について調べたところ、県内19市のうち11市で情報共有が不十分。
鎌倉市はその中に入っています。
鎌倉市民が「閲覧制限」をかけても、そのことが個人情報を扱う部署に伝わっていないということです。

また、逗子市の場合、どの職員が、いつ、どの端末から操作したのかが特定できない状況にありました。
「閲覧制限の共有化」ももちろんですが、職員のだれが端末を操作したのかが記録に残らないことも問題ですし、
もっと言うならば、閲覧制限がかかっていなくても、電話での問い合わせに個人情報を答えてしまう、職員の意識が大きな問題です。

鎌倉市はどのような個人情報管理システムになっているのでしょうか。
システムの問題でもあり、個人情報を取り扱う職員の意識の問題でもある今回の事件。

本人通知制度と合わせて、2月に議会で取り上げていきます

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第7回中学生作文コンクール

2014-01-19 16:05:08 | 日記
中学生作文コンクール表彰式・発表会に出席しました
1月19日、鎌倉市議会 本会議場にて中学生作文コンクール表彰式・発表会が執り行われました。
15人の入賞者に賞状が手渡され、佳作以上の作品の披露がなされました。
今年度の作文のテーマは「私の残したい古都・鎌倉」。今年の応募総数は347名とのことでした。

今年7回目を迎えるコンクールですが、昨年は過去最高の582名の応募があったとのことです。
昨年は世界遺産登録の期待高まる中、子どもたちの関心も高まり、思いも膨らんでいた結果であるように思います。

登録は見送られることになりましたが、子どもたちの作文の中には、改めて
  「鎌倉の持つ魅力は何なのか」
  「私たちの暮らしの中で残しておきたい価値あるものは何なのか」

と、自らに問いかけるひた向きな思いが感じられました。

  *開発から守った人々の気持ちを忘れてはならない…
  *この鎌倉には無名の人々も住んでいた。その人々の営みを拾い上げていくと、知らないことが見えてくる…
  *鎌倉を知ることから守る気持ちが生まれてくる
  *何か特別のことをするのではなく、ありのままのゆったりとした鎌倉を守りたい…
以上、子どもたちの作文の中からの抜粋です。
 

文を書くということは一度立ち止まって自分と向き合うこと。
書かなければ通り過ぎてしまった思いに気付くこと。

応募されなかった数々の思いに、来年出会いたいと感じさせる発表会でした。
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2014年の年頭に…

2014-01-02 23:58:16 | 日記
新年あけましておめでとうございます
なかなか更新しない竹田ゆかりブログを、時々閲覧してくださっている皆さま、
いつもありがとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

暮れに同窓会で久しぶりに再会した教え子に、「先生、ブログなかなか更新しないから、
最近見てないよ~」と言われてしまいました。

毎日心に湧き起こる思いをそのまま書いてみたいと思うのですが、心の中で温めているうちに、
醸成しすぎてアルコールになってしまうのかもしれません。

今年は醸成しすぎないよう気を付けたいと思います


元旦に朝日新聞を読んで
朝日新聞一面。教育2014 ①グローバルって何 を読みました。
リードの文
「政府は英語教育の強化を打ち出す。ただ、グローバル人材の育成という目的地は、語学の壁を越えたその先にある」
という言葉は重要な意味を持っているように思います。
「国際的に活躍する人材に求められているのは、語学力だけではない。主体性やチャレンジ精神、異文化に対する理解など総合力だ」
という1面記事でのまとめ文は実に的を射ていると思います。

続いて2面では、宇宙飛行士の星出彰彦さんが、なぜ高校時代にシンガポールのIB認定校に留学したのか問われて、その返事の中で
「…最初は英語で苦労したが、分かったのは語学というのはあくまでも道具。
 実際の能力や魅力というのは、その人の経験や経験に基づく説得力…」

と語っています。
かの井上ひさしさんが「外国語はあくまでも道具。母国語は道具ではなく、精神そのものである」
とどこかで書かれていたことを思い出します。

2016年 学習指導要領改訂
2018年 小学校5・6年英語教科化(週3時間)先行実施
2020年 全面実施

英語が使えることに越したことことはありませんが、単にツールとしての英語を学ぶために週3時間の時間を使い、
その結果、自分の思いを作り上げたり、感性を育んだり、自ら学ぶ意欲、物事を深く考える学習のゆとりがなくなっては
本も子もありません。
国際社会で自分の力を発揮していく、そのために必要な総合力の根底には、
それぞれの国や民族の持つ歴史認識・文化習慣・政治に関する知識を深め、誠実に信頼関係を築きながら、自分の伝えたいことを伝える力が何より優先して必要なのではないかと思います。 
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