竹田ゆかりのブログ

竹田ゆかりの活動記録
教育問題や時事問題に関する思いなど 

「女性票がとれない・・・」という発言

2013-05-19 22:28:02 | 日記
この度の、橋下市長の発言は、後からどんなに釈明しても、そうだったのか…と納得できるものではありません。
あれだけ「従軍慰安婦は戦時下では必要だったんですよ」と明言しておきながら、今日のテレビ朝日では「私が必要だといっているわけではない。当時は必要としたのでしょう。今はあってはならないことですよ…」とまたまたとんでもない発言。
当時だってあってはならないことだったんです。他の国もしていた、だから他の国は反省して今を迎えている。日本の一部の政治家に過去への反省がないこと、それが国際的に問題になっているのに…。
また、沖縄での発言については、「風俗の方には謝りますが、風俗以外の人は侮辱していない…」という開き直り。言語道断です。

それと、同じくらい問題だと思うのが「女性の票がとれない…」とか「政治家として、言葉を慎重に…」というまわりのコメント。
発言の問題性よりも、選挙が心配という感覚。政治家であろうとなかろうと、誰でも人権感覚をもたなくてはならないのです。

次の内容はもっと明るい話題にしたいです
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憲法記念日に思うこと

2013-05-04 13:04:31 | 日記
お久しぶりです。
昨日は、憲法記念日。各地で集会が開かれましたが、今年は鎌倉生涯学習センターで開催された「憲法のつどい」に参加させて頂きました。
参加理由は、「憲法のつどい」が鎌倉市と鎌倉平和推進実行委員会との共催であることと、そして、選挙戦を通じて私自身が訴えてきた「鎌倉の平和都市宣言の精神を生かしたい」それに関わって、「平和弁論大会」の開催を訴えてきたことにあります。
講演は「87枚の絵がかたるシベリア抑留生活」というテーマで、著述家の石黒謙吾さんによるスライドの解説とおはなし、最後に石黒貞彦さん(シベリア抑留体験者)のお話しがまとめとなり会が終わりました。
一枚一枚の絵に、画家・勇崎作衛さんの過酷な体験とそれを後世に伝えたいという思いが感じられ、深く考えさせられる時間でした。
また、貞彦さんが「鎌倉の平和都市宣言に感銘している。この宣言を世界に鎌倉から発信してほしい…、声を大きくして叫んでほしい」とおっしゃられた言葉に多くの方々が、共感していらっしゃる様子でした。
ただ残念なのは、参加者に若者が少なかったことです。今の若い方々には「シベリア抑留生活」という内容が入りにくかったかもしれません。
来年はぜひとも、若者も子ども達も、より一層「鎌倉平和都市宣言」と「憲法」について、その意義を考えることのできる会になればと思いながら、会場を後にしました。
開催にあたって、ご尽力された実行委員会の皆様、ご苦労様でした。

さて、引き続き、憲法改正の動きについて、私が考えるところを書きたいと思います。
そもそも、憲法を変えること自体は憲法に保障されていて、そのために96条があるわけですが、しかし変えるにあたっては、他の法律と同じような手続きではできないようになっている。
それは、憲法そのものが国家権力の暴走を防ぐためにあり、そしてたとえ多数を占めても犯してはならないものとして「人権を尊重する」という前提があるからではないでしょうか。
憲法改正のハードルを下げるということは、政権が交代するたびに国のあり方の根幹をなす憲法がころころ変えられるようになり、場合によっては、法が人権より優位に立つ状況が生まれないとは限らない…。そう思います。
そもそも、「憲法96条を変えるの賛成、反対」と議論に挙げること自体、おかしいように思います。
その段階で憲法の精神に反している、憲法違反のように思うのですが…。
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