竹田ゆかりのブログ

竹田ゆかりの活動記録
教育問題や時事問題に関する思いなど 

人はなぜ働くのか

2013-11-26 01:20:45 | 日記
人はなぜ働くのか
5年前の夏、姜尚中著「悩む力」を読みました。
その第6章は、何のために「働く」のか…というものです。

姜尚中は自分自身に「私はなぜ働いているのか」といろいろ考えた挙句、次のような答えに辿り着きます。
「地位や名誉はいらないと言ったらウソですが、やはり、他者からのアテンションが欲しいのです。それによって、社会の中にいる自分をを再確認できるし、自分はこれでいいのだという安心感が得られる。そして、自信にもつながっているような気がします。人間というのは、自分が自分として生きるために働くのです。自分が社会の中で生きていていいという実感を持つために働く…」文中より

なぜ、急に5年前に読んだ本の話を思い出したかというと…。

11月20日。福祉センターで「特性を理解してかかわりを見直そう…発達障害について」というテーマで、勉強会があり参加しました。
大場龍男先生(翔和学園、川崎市北部リハビリテーションセンター勤務)のおはなしです。
発達障がいを持たれている方の特性を、まわりのみんなが正しく理解することが、スムースに共生していける第一歩であることを、参加者みんなで再確認した時間でした。

そして、私の心の中には「それは働く環境においても、まわりの理解次第で、受け入れる範囲がもっと広がるのではないか」そんな思いが残りました。

障がいを持たれている方々が、働くことを通して、姜尚中の言う「他者からのアテンションを受け、自分はこれでいいのだという安心感が得られる…自信が生まれる」そんな鎌倉でありたいと思います。

12月4日から、12月議会が始まります。

沖縄に行ってきました。

2013-11-12 22:24:17 | 日記
沖縄の軍事基地の今を見てきました

第50回護憲大会が11月3・4・5日の三日間沖縄で開催されました。
沖縄は28度の真夏でした。
那覇軍港ー普天間基地ー沖縄国際大学へり墜落現場ー嘉手納基地ーキャンプハンセンーキャンプ・シュワブー辺野古

沖縄は68年前、県民の4人に1人が犠牲になるという地上戦を体験しました。
1945年から27年間に及ぶ米軍統治を経て、1972年に沖縄の施政権は日本政府に返還されました。
私が大学生の頃、集会と言えば、「おきな~わを、かえせ~♪」と歌ったものです。
返還された時、沖縄県民は、「やっと日本国憲法のもとで暮らすことができる。」「日本国憲法は沖縄県民のためにあったのだ」
と思えたそうです。
しかし、撤去されると信じていた基地は、日本政府によって米軍に提供されることになっただけ。
嘉手納基地前に住む仲本さんの「沖縄県民は、基本的人権の尊重を謳った憲法より優位にある日米地位協定のもとで暮らしているのです」との言葉は重く胸にのしかかるようでした。
辺野古には、海岸に分厚いコンクリート壁が造られていました。
基地移設反対の旗を取り付けても、取り付けても沖縄クリーン作戦隊(?)と名乗る人たちによって、一夜のうちに取り外されてしまうそうです