先日「ゴスペルサークルJOY」でコンサートを開いてくれませんか?
とお話しを頂き、生徒二人と共に石巻市立北上中学校にお伺いしました。
被災地で良く聞く話ですが・・・
「イベントやライブを開かせて下さい」と
学校や仮設住宅へ様々な団体やアーティストが来ては
「せっかく来てくれるのに申し訳ない」と
集会所に集まらなくてはいけない・・・と。
確かに音楽には不思議な力がありますが
宮城岩手内陸地震の際、こんな話を多く聞いていたので、
演奏活動は基本「頼まれた所」のみお伺いするようにしていました。
有名人でもプロでもない私達の演奏を聴いて下さるなんて!!
本当～に嬉しかったので、即効打ち合わせへ行きました(笑)
石巻市北上中学校はメディアで多く取り上げられた「大川小学校」の
北上川を挟んで向かい側にある中学校で、隣接して約500名が生活する仮設住宅「にっこり団地」があります。
職員室からは毎日「大川小学校」が見えてしまうそうです。
本校（北上中学校）の川向かいに、あの大川小学校の残骸が
見えます。かつては見えなかった姿が、津波の力で、目隠し
となる風景や町並みごと奪われたのです。
毎日、私は目の前の大川小学校を見させられています。
二階建てのモダンなたたずまいが、かえって不気味です。
周囲に何もなく、ポツンと校舎だけが建っているのを見る
のは、本当に辛いものです。校長ブログから抜粋
校長先生のブログを全部読ませて頂きましたが、
震災後、子供たちや地域の皆さんの為に本当に努力されていて
学校や生活の様子が良く分かります。
打ち合わせは、初対面とは思えないくらい和気あいあい、
とても楽しくお話しさせて頂きました。
校長先生は打ち合わせ後、校内を案内して下さったあと、
どうしても連れて行きたい所があるというので
その場所へ案内して下さいました。
案内して下さったのは、北上中学校の近くにあった「吉浜小学校」
震災当日の様子を校長先生は細かく説明しながら校内を案内して下さいました。
「校長先生のお話しを私のブログで是非書かせて下さい」とお願いしたら
「ぜひタケダさんのブログを読んでいらっしゃる方にお知らせして下さい」
と言って下さりました。
・・・というものの、あまりに衝撃的だったため
こうして書くのに一週間も悩んでしましました。
同じ県内に住む「被災者」ではありますが、校長先生のお話しは
内陸部の状況とは大きく異なり、大変貴重なお話しでした。
以前女川にカメラマンをしている鈴木麻弓さんと訪れた際、
色んなお話しを現地の方から聞く事が出来ましたが
より明確で、帰ってきた夜は本当に眠れなかったくらいです。
屋上には暖をとったあとがありました。
地震直後、低学年の足で地域の避難場所に決まっていた場所に短時間で
移動するのは困難と判断し、校内に残っていた児童と教員は校舎の屋上に避難しました。
日頃から津波に対する指導はされていたそうです。
学校は海の側で、写真の通り屋上ギリギリまで津波が来たそうです。
児童と教員は水が引くのを屋上で暖を取りながら待ち、
お互いを励まし合い、3日かけて北上中学校へ移動したとの事でした。
屋上からは小学校向かいに立っている避難所となっている「北上総合支所」が見えます。
ここは石巻指定の避難所に関わらず生存率5％だった所と聞きました。
吉浜小の児童と教員は北上総合支所に避難していた人々が建物の反対側の窓が割れ
次々に津波の力で投げ出される姿を目の当たりにしていたそうです。
心が苦しく言葉も出ず、涙をこらえながら校長の話をただ聞くだけが精いっぱいでした。
校舎はまもなく取り壊されるということで、工事の準備を進めていました。
黒板はそのままでした・・・
3階の家庭科室。窓もコンクリートのベランダも壊されていました。
ほぼ無傷だった玄関にあった作品。是非残してほしいです。
次に校長先生が案内して下さったのは、北上中学校に隣接する仮設住宅。
区長さんを紹介して下さいました。
今回のコンサートの目的は「仮設にすむ皆さんをメインにした支援」です。
最近ニュースで「仮設住宅で孤独死」という記事を目にするようになりました。
震災から１年、体育館で避難していた頃と違って仮設に入ってから
「家族の死」と向かい合い、考え、苦しむ時間が増えたのは事実と聞きました。
区長さんも奥様とお孫さんを亡くされ、１人暮らしをしています。
私達の訪問を「定員は3名までだからねぇ～」なんて冗談で快く迎えて下さいました。
校長と区長、生徒二人とタケダ・・・定員オーバーです(汗)
話をしているうちに開催するイベントの方向性が決まりました。
「大人の文化祭」です♪
何でも内陸部から訪問する団体はタケダ達が初めてと聞きました。
内陸部と沿岸部の温度差は会話の中から随分感じたのですが
同じ県内に住む被災者同士、
交流を深めながら一緒にイベントを作ろう!ということになりました。
区長さん曰く「１年経ったのだから、もうお祭りやっても良いんだ」と。
会話の中からだんだんイメージが湧いてきて、今から楽しみになってきました!
仕事の合間に早速準備を開始し、支援協力をして下さる団体や企業が決定してきています。
○「懐かしい～大人の給食」チーム
栗原市の給食でパンやご飯を提供している「熊谷製パン」
大崎市や石巻の給食で牛乳を提供している「雪印メグミルク」
小中学校給食の栄養士の皆さん
おかずやデザートはどうしようか只今リサーチ中。
○「ステージ部門」
ゴスペルサークルJOY
ゆいまーる宮城エイサー会
ハーモニーフォレスト コーラスクラス
ペイントマジシャンのマッキーさん
釜神の化身「オダズナー」「ホデナス将軍(スペタノ・カペタノも一緒かしら)」
○報道関係
fm石巻
このブログでもイベント開催について報告していきます♪
とお話しを頂き、生徒二人と共に石巻市立北上中学校にお伺いしました。
被災地で良く聞く話ですが・・・
「イベントやライブを開かせて下さい」と
学校や仮設住宅へ様々な団体やアーティストが来ては
「せっかく来てくれるのに申し訳ない」と
集会所に集まらなくてはいけない・・・と。
確かに音楽には不思議な力がありますが
宮城岩手内陸地震の際、こんな話を多く聞いていたので、
演奏活動は基本「頼まれた所」のみお伺いするようにしていました。
有名人でもプロでもない私達の演奏を聴いて下さるなんて!!
本当～に嬉しかったので、即効打ち合わせへ行きました(笑)
石巻市北上中学校はメディアで多く取り上げられた「大川小学校」の
北上川を挟んで向かい側にある中学校で、隣接して約500名が生活する仮設住宅「にっこり団地」があります。
職員室からは毎日「大川小学校」が見えてしまうそうです。
本校（北上中学校）の川向かいに、あの大川小学校の残骸が
見えます。かつては見えなかった姿が、津波の力で、目隠し
となる風景や町並みごと奪われたのです。
毎日、私は目の前の大川小学校を見させられています。
二階建てのモダンなたたずまいが、かえって不気味です。
周囲に何もなく、ポツンと校舎だけが建っているのを見る
のは、本当に辛いものです。校長ブログから抜粋
校長先生のブログを全部読ませて頂きましたが、
震災後、子供たちや地域の皆さんの為に本当に努力されていて
学校や生活の様子が良く分かります。
打ち合わせは、初対面とは思えないくらい和気あいあい、
とても楽しくお話しさせて頂きました。
校長先生は打ち合わせ後、校内を案内して下さったあと、
どうしても連れて行きたい所があるというので
その場所へ案内して下さいました。
案内して下さったのは、北上中学校の近くにあった「吉浜小学校」
震災当日の様子を校長先生は細かく説明しながら校内を案内して下さいました。
「校長先生のお話しを私のブログで是非書かせて下さい」とお願いしたら
「ぜひタケダさんのブログを読んでいらっしゃる方にお知らせして下さい」
と言って下さりました。
・・・というものの、あまりに衝撃的だったため
こうして書くのに一週間も悩んでしましました。
同じ県内に住む「被災者」ではありますが、校長先生のお話しは
内陸部の状況とは大きく異なり、大変貴重なお話しでした。
以前女川にカメラマンをしている鈴木麻弓さんと訪れた際、
色んなお話しを現地の方から聞く事が出来ましたが
より明確で、帰ってきた夜は本当に眠れなかったくらいです。
屋上には暖をとったあとがありました。
地震直後、低学年の足で地域の避難場所に決まっていた場所に短時間で
移動するのは困難と判断し、校内に残っていた児童と教員は校舎の屋上に避難しました。
日頃から津波に対する指導はされていたそうです。
学校は海の側で、写真の通り屋上ギリギリまで津波が来たそうです。
児童と教員は水が引くのを屋上で暖を取りながら待ち、
お互いを励まし合い、3日かけて北上中学校へ移動したとの事でした。
屋上からは小学校向かいに立っている避難所となっている「北上総合支所」が見えます。
ここは石巻指定の避難所に関わらず生存率5％だった所と聞きました。
吉浜小の児童と教員は北上総合支所に避難していた人々が建物の反対側の窓が割れ
次々に津波の力で投げ出される姿を目の当たりにしていたそうです。
心が苦しく言葉も出ず、涙をこらえながら校長の話をただ聞くだけが精いっぱいでした。
校舎はまもなく取り壊されるということで、工事の準備を進めていました。
黒板はそのままでした・・・
3階の家庭科室。窓もコンクリートのベランダも壊されていました。
ほぼ無傷だった玄関にあった作品。是非残してほしいです。
次に校長先生が案内して下さったのは、北上中学校に隣接する仮設住宅。
区長さんを紹介して下さいました。
今回のコンサートの目的は「仮設にすむ皆さんをメインにした支援」です。
最近ニュースで「仮設住宅で孤独死」という記事を目にするようになりました。
震災から１年、体育館で避難していた頃と違って仮設に入ってから
「家族の死」と向かい合い、考え、苦しむ時間が増えたのは事実と聞きました。
区長さんも奥様とお孫さんを亡くされ、１人暮らしをしています。
私達の訪問を「定員は3名までだからねぇ～」なんて冗談で快く迎えて下さいました。
校長と区長、生徒二人とタケダ・・・定員オーバーです(汗)
話をしているうちに開催するイベントの方向性が決まりました。
「大人の文化祭」です♪
何でも内陸部から訪問する団体はタケダ達が初めてと聞きました。
内陸部と沿岸部の温度差は会話の中から随分感じたのですが
同じ県内に住む被災者同士、
交流を深めながら一緒にイベントを作ろう!ということになりました。
区長さん曰く「１年経ったのだから、もうお祭りやっても良いんだ」と。
会話の中からだんだんイメージが湧いてきて、今から楽しみになってきました!
仕事の合間に早速準備を開始し、支援協力をして下さる団体や企業が決定してきています。
○「懐かしい～大人の給食」チーム
栗原市の給食でパンやご飯を提供している「熊谷製パン」
大崎市や石巻の給食で牛乳を提供している「雪印メグミルク」
小中学校給食の栄養士の皆さん
おかずやデザートはどうしようか只今リサーチ中。
○「ステージ部門」
ゴスペルサークルJOY
ゆいまーる宮城エイサー会
ハーモニーフォレスト コーラスクラス
ペイントマジシャンのマッキーさん
釜神の化身「オダズナー」「ホデナス将軍(スペタノ・カペタノも一緒かしら)」
○報道関係
fm石巻
このブログでもイベント開催について報告していきます♪
