チャオプラヤ河岸の25時

ビジネスマンの日記帳

ばら撒き競争

2021-10-18 20:52:41 | インポート

 東京のコロナ感染者は10日連続で数十人のレベルで推移している。全国数でも連日300名を割り込むまでに激減した。来月にはワクチン接種完了者も80%を超え、この状況変化で第6波を大袈裟に懸念する必要があるのか疑問になる。

 デルタ型は世界で主流になりつつあり、それはデルタ以上の感染力を持つ変異株が存在しないことを意味している。第五波でデルタによる急拡大を経験し、かつそれを克服した日本、より悪しき状態を想定することは最早杞憂と思われる。専門家なるものが如何にTVで不安を煽ろうが収束は極近いと判断すべき、それが科学だろう。

 総選挙が始まる。コロナやオリンピックまで政治利用し、優れた対案もなくクレーマーに徹した野党。今度は無秩序な現金支給の公約で賑やかだ。国民は愚昧で買収可能、そのように馬鹿にしているとしか思えない。

 現金給付は必要だが、それは飲食や留学生、派遣労働者など影響を受けた部分に限定しなければならない。公務員、年金生活者、生活保護受給者などの収入は何の影響も受けていない。再度の全員バラ撒きなどでは重大なモラル崩壊を起こしかねないからだ。自助の努力を必死で積上げている納税者と、元々からの公費受給者との間に明瞭な一線を引かねばならない。コロナ得を許せば日々懸命に働く外国人労働者や飲食業者は余りに救われない。

 コロナ対策なのか景気対策なのか、それとも貧困対策なのか、何の主旨かすらが分からない現金給付など極めて不道徳でしかない。余計な支出で国民を買収しようとする党派は、実は日本人の精神破壊を結果させる、彼等がそれを自覚しているのかいないのかは知らないが。うまい話は唾棄する、それが詐欺師達から逃れる唯一の正しい姿勢だろう。

 生死事大無常迅速 合掌

 

 

                            川口

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