有名科学雑誌「ネイチャー」に掲載された研究結果。
海水は、水温と塩分の密度の差が要因となって、ぐるぐる循環をしている。
「大西洋南北熱塩循環」
大西洋では北上した暖かい表層の流れがグリーンランド沖で冷やされ、重くなって底の層に沈んで南下する。
早ければ2025年に、この流れが止まってしまうのではないか?と言う話。
なんで止まるのか?
原因は地球温暖化。
氷河が解けると、海水が薄まり、低塩分化が生じる。
すると、海水の循環システムが崩れる。
海流の循環は、世界の気候システムを保つうえで非常に重要。
流れが止まると、異常気象をはじめとした災害を引き起こす可能性がある。
例えばヨーロッパの北部では、暖流が届かなくなるため、気温が下がり、冬の平均気温が10℃以上も下がる可能性がある。
多くの地域で気温が下がって乾燥するので、ヨーロッパ全体で農作物が育たなくなり、食糧事情や経済状況が悪化する。
北アメリカの東海岸では、海面が30㎝ほど上昇し、海岸沿いの家やビルは浸水する。
アフリカ、アジアでは、季節風、モンスーンが弱まり、雨が降らない干ばつや飢饉が発生する。
非常に多くの人が、食糧や水の供給不足に苦しむ。
今から12,000年以上前にも海流が止まったことがあり、その時には、北半球の気温が10~15℃も変動したと言われる。
ポツダム気候影響研究所、ステファン・ラームストルフ教授は、地球規模の大惨事になると言っている。
私たちは地球温暖化をなんとか食い止めなければならない。
もしくは、大量の塩を海に溶かせば、海流の停止を防ぐことができるかもしれない?
信じるか、信じないかはあなた次第です。
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