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「一ノ木会報」 ~ 雑記版 ~

タイトルは昔某サークルから発行されていた、部員の部員による部員の為の会報の名前。このブログは私の私による私の為のブログ。

中村計の「甲子園が割れた日」

2010-08-15 17:25:44 | 本・漫画・アニメ
中村計の「甲子園が割れた日」。
明徳義塾×星稜の松井の5打席連続敬遠についてのノンフィクション。夏の甲子園まっただ中の今の季節にピッタリな本。
この試合はリアルタイムで見てて、確か当時は松井と勝負しなかった明徳を腹立たしく感じ、そう言えばこれについての後日談的なものって読んだ事も見た事もないなぁと思い買ってみた。
因みにこの本を読む前は「明徳の作戦すげー」って感じに変わっていたんだけどね。

で、読んでみると知らないエピソード、忘れてたエピソードてんこもりでひじょうに楽しめた。
特に印象に残ったのが
・敬遠した投手はマスコミの「勝負したかった」と言わせたい姿勢に一番腹が立ってた事
・明徳のある選手が、言っても無いのに「甲子園になんか来なければ良かった」とマスコミに書かれた事
・星陵の監督の試合後の発言が、同郷の野球人から反感を買ってた事
・プロまたは社会人野球の経験者は、概ね明徳の作戦を批判してない事
・明徳は続く広島工業との試合で、悪役覚悟でグランドに出たら声援が多くて逆に拍子抜けした事
・その広島工業の父母会が、応援に先立ち、ルールに則って試合を行った明徳の選手に罪はないと、選手を責めないようビラを配ると言う配慮をしてた事

一言で言うとマスコミは今も昔も糞だなぁ~、とw
一方広島工業側の話なんて正にイイハナシダーですよ。

まぁでもマスコミのミスリードに導かれるまでもなく、自分も試合後は明徳の作戦を酷いと思ったんだけどね。高校野球らしくないと。
ただじゃぁ「高校野球らしい」ってどう言うの?と言う事を考えると。
高校野球っつったって、選手、チームは勝つ為に厳しい練習に耐えてきた訳であって、その勝つ為の作戦の一つとして5敬遠があっただけではないかと。
そしてむしろその作戦を高校レベルで完璧に遂行した明徳は、実は凄いんじゃないかと。
そんな思いを持ちながらこの本を読んだんだけど、結局は「高校野球観」の違いで意見が分かれるって事に自分も同意。どっちがいい悪い、正しい正しくないではない。価値観の違い。

自分も高校野球には高校野球らしさみたいなものがあると思うのだけれども、5敬遠が正々堂々として無い作戦とか、卑怯な手とか、モラルやマナーに反してるとは思わないんだよね。
対松井個人で見たら逃げなんだろうけど、試合として考えたら無条件でランナー5人献上して、決してローリスクな手じゃないんだし。勝つ為の逃げと言うか、何でもかんでも猪突猛進すりゃ賞賛される訳でもないし。
この辺は人によって意見が分かれるのだろうが、5敬遠否定派は、「自分の考えこそ正しい」って感情をゴリ押しして、肯定派の意見をはなから聞こうとしない人が多い気がするんだよな。
蛇足だが「大観衆やファンの事を考えると勝負して欲しいかった」とか言う解説者がいたけど、それはあまりにも的外れでしょ。ファンの為ってプロじゃないんだから。

まぁこの試合とロス五輪柔道の山下×ラシュワンは、アマチュア精神みたいなのを論じる時、ある種のリトマス試験紙みたいなものになるんだろうな。
因みに自分は負傷した足を攻めなかったラシュワンを甘いとも思わないし、それを誇りにしてるラシュワンを否定しないが、仮にラシュワンが足を攻めて勝ってても非難しない。
と言いつつ、リアルでそれを見た直後はきっと卑怯者扱いするだろうけどねw

とどのつまり明徳×星陵の一部始終で何が一番悪かって、メガホンとかゴミを投げ入れ、校歌の間中罵声やカエレコールをした人々、明徳側に嫌がらせをしたり「殺すぞ!」とか脅した人々、そして公平的でないどころかねつ造や誘導尋問的な報道をしたマスコミなんだと思う。
こっちこそマナー違反でありモラルも何もあったもんじゃなく、ルールすら守れてないんだから。





「四畳半神話体系」とか「猫物語」とか

2010-07-29 23:48:18 | 本・漫画・アニメ
面倒臭さから1話で切った「四畳半神話体系」が、方々で神アニメだとか今期No.1だとか絶賛されてるのを見て、悔しいからとりあえず原作を買ってみた。
確かに各人物の描写や文章も面白く、四つの平行世界が絶妙にリンクしていて面白い。
けど、それほど絶賛するほどか??期待が大き過ぎたからかな。
まぁ原作とアニメは結構違うようなので、やはりアニメを見ぬ事には始まらないようだ。
BSフジでかろうじて放送中なので、途中からになるか見てみようと思う。
うーん、4話くらいまで録画もしてたんだけどなぁ~。早まったな~。

「猫物語(黒)」を読んでいた合間、トイレ行く為にそこら辺に置いといた所、トイレから戻ると嫁がパラパラとめくっていた。
ごくごく普通の売れ筋のミステリーとかSFとかサイエンスドキュメンタリーとか読んでる時には俺が読んでる本なんて気にもとめないのに、なぜよりによってこんなのだけ手に取ってみるのだ。
最初の100ページ近く、下着がどーだ、乳がどーだ、性欲がどーだなんて兄妹の会話が続く本をw
何か特殊なレーダーでも積んでるのかね。
嫁がページめくってる間、生きた心地しなかったわ。
幸いその冒頭の部分はあまり目を通してないようだが、本を閉じると案の定開口一番「何このヲタク本。気持ち悪い!」
それだけで済んで良かったさ。
しかし俺が推薦した「フェルマーの最終定理」は1ページも読まなかったくせになぁ~。

本2冊

2010-07-09 00:14:57 | 本・漫画・アニメ
松岡圭祐の「万能鑑定士Q Ⅳ」。
映画「ノストラダムスの予言」のポスターを巡って展開される物語。
で、巻末の次巻予告に「フランスで莉子を待ち受ける云々」ってあったので、てっきり次巻に続くのかと思いきや、最後はあっさりと終結。
「えっ?こんなんアリなん?」って感じでしたが、安定して楽しめました。
まぁ4巻にしてお約束の連続なのですが、そこがイイ。

で、この巻に出てた嵯峨敏也の活躍が読みたくなって、そのまま「催眠 完全版」を。
これは面白かったなぁ~。最後はスッキリしない感もあるけど。
今回読んだ完全版は、前に出たのとラストが違うそうで、そっちのラストがどんなのかが気になる。
後、自分は読んだ事ないのだが、この作者の代表作である「千里眼」と人物とかが微妙にリンクしてるらしい。ちょっと気になって来た。

「君に届け」11巻

2010-06-14 22:18:56 | 本・漫画・アニメ
人間ドッグ。
何か年々バリウムが苦痛になってきた。
超音波の奴も相変わらずくすぐったくて困る。

「君に届け」11巻、いつの間に出てたのよ。
この間10巻出たばっかと思ってたんだが、あれから5ヶ月経つのか。
これ読んでると素敵な恋がしたくなって困る。恋じゃなくて「“素敵な”恋」ね。
何か学生時代に戻りたくなってくるわ。かなり暗黒な青春時代だったからなw
あまりにも消極的だったからなオレ。
まぁやり直したからと言って、バラ色の青春時代になるとは思ってないけど。
もっともっと黒い底に沈むかもしれないかど。
むしろそっちの可能性の方が高いけど。

しかしこの後どう展開させるんだろ。
無理に長引かせたりする為に、ドロドロの愛憎劇とか新たなキャラによる横やりとかは勘弁。
もう波乱もないまま二人の爽やかな付き合いを描くだけでいいと思ってるのはオレだけ?
つか前にも書いたけど10巻が最終回で良かったんだけどな。
あー、アニメ再放送しないかなぁ~。全部録画保存したいですよ。

んー、何だかんだ言って実写版の映画も観に行ってしまうかもしれん。

「万能鑑定士Qの事件簿」の3巻

2010-06-04 00:09:51 | 本・漫画・アニメ
「ダンタリアンの書架」アニメ化の噂!まじ頼む!!

「万能鑑定士Qの事件簿」の3巻。
今作は元超人気音楽プロデューサーの詐欺って題材。奥さんも自分がプロデュースした元人気アーティストって設定。もちろんあの人を思い描いてしまったのは言うまでもない。
でも多分こっちの詐欺の方が知的で緻密。つか音楽のプロっぽい詐欺も。
で、本巻は理詰めの鑑定場面が2巻より多く楽しめた。
もちろん「そんなw」ってとこもあるが小説だから。
ただあの雑誌記者の行動だけは納得できん。
好きな女性が犯人から呼び出されたら、いくら本人が「行かない」って言ってももうちょっと慎重に行動すると思うのだが。ストーリーの展開上しかたないんだけど。
つか前巻で起こった未曾有の経済危機の影響は皆無なのか?
まぁでも次巻も買うと思う。

新井円侍の「シュガーダーク」

2010-05-27 23:24:58 | 本・漫画・アニメ
新井円侍の「シュガーダーク」。
「涼宮ハルヒの憂鬱」以来6年ぶりのスニーカー大賞大賞受賞作。
と言う訳でかなり期待して読んだのだが、好みもあるんだろうけどハルヒの半分も面白くない。
主人公の心境の変化が陳腐な感じがして、それをいちいち否定する心情の吐露がうざい。定番と言えば定番なんだろうけど。
戦い方も地味と言うか耐えるだけだし。
つかこれから始まる物語のホントにプロローグ部分、下手すりゃ人物紹介欄を一冊にしましたって感じで、恐らく出るであろう続きでは手に入れた力を駆使してザ・ダークとの戦いが始まるってとこなのかね。
んー、もしかしたら「大賞受賞」と言う肩書きがなければもっと楽しめたのかもしれない。期待が大き過ぎたのもあるかな。
でも続き出たら買っちゃうかもな。そしてアニメ化したら見るかもな。
メリア可愛いから。

2010-05-26 21:28:13 | 本・漫画・アニメ
マリかわいいよマリ

と言う訳で破のBD届いた。
マリのプラグスーツ着るシーンとビーストモード最強ですわ。
きっとここだけ何度も見る事になるんだろうなぁ~。
内容自体、特に最後の方をあまり覚えてなかったので、初見じゃないのにちょっと新鮮。
つか記憶の中ではマリはもっと「にゃ」「にゃ」言ってた気がしたのだが、2、3回しか言ってなかったな。
おまけの生フィルムは残念ながらシンジのアップ。
綾波を使徒から救い出そうとして、白い顔の下から赤い顔が出るところあたり。
オレ的には大外れ。世間一般的にも決して当たりではないと思われ。自慢も出来ずネタにもならない中途半端さ。
マリが欲しかったよぉっ!!

しかしそんなにヱヴァに思い入れもないのに、最初に買ったBDがヱヴァになってしまうとは。
つか序も欲しくなってきた。ラミエル見てぇ。

松岡圭祐「万能鑑定士Q」

2010-05-19 23:31:42 | 本・漫画・アニメ
松岡圭祐の「万能鑑定士Q」1、2巻を読了。
自分はこの作者のを読むのは初めてなのですが、「千里眼」の人らしいです。
以下、ネタばれ含みます。

最初、「一瞬時に万物の真価・真贋・真相を見破る」と言う謳い文句から、ファンタジーやSF的な能力を持った主人公なのかと思いきや、記憶や知識に裏打ちされた能力であり、見破る時の理論付けとかが面白い。結構豆知識っぽいのも多くて、ちょっと頭良くなった気もしますw
で、1巻はそのヒロインの理路整然とした謎解きが面白く、途中「過去の話にページ裂き過ぎじゃね?」と言う気もし、こう言う生い立ちの謎とかは後々小出しにした方が面白いんじゃないかなぁとか思いつつも、まぁ最終的に外せない逸話になっている事にこの時点では分からないが、一つのエピソードをクリアしたと思ったら巧い具合に2巻に続くと言うラストまで息継ぎさせない展開。
が、2巻は1巻の面白さに比べると、ヒロインの鑑定眼が充分に発揮されてるとは言えず、この件は無くてもいいんじゃないかなぁ、と言うちょっと中だるみ感があるんだよなぁ。

オチは結構好きかな。ぶっちゃけありえねーって感じだし、強引な気がする部分もあるし、伏線の回収があっさりし過ぎって思うところもあるけど、最期の理論の波状攻撃は“らしい”感じで良かったですよ。
会社の返り最寄り駅に着いたものの、ラスト数ページ残ってたのでそのままホームで読みました。
トータルとしては面白かった印象。1巻のノリが3巻以降も続く事に期待して、次も読んでみようと思う。

TV版ガンダム見終わった

2010-05-06 23:52:22 | 本・漫画・アニメ
TV版ガンダムに足りないのは井上大輔だと思うんだ。

と言う訳でTV版全43話見終わった一番の印象が冒頭の言葉。音楽の力はかくも偉大なり。
改めて劇場版の出来の良さを痛感しましたよ。もちろん音楽だけじゃなく。
いや、TV版も凄く面白いんですよ。尺が長い分、ストーリーや人物、細部の描写は劇場版より緻密だし。その分蛇足も多いんだけどw
でもシャリア・ブルなんか劇場版に出てもいいのになぁ。
マ・クベも死ぬとこくらい描いてあげればいいのに。劇場版で、ジオンの主要人物で途中登場しながら最期が描かれてないのはこいつだけじゃねーか?

それにしてもTV版は予告でのネタバレが酷過ぎてワラタw
主要パイロットの死や、敵の倒し方とか全部予告で流しちゃうんだもん。
アレは今やったら実況板荒れるんじゃねーか?
なんてつい考えてしまう自分はかなり病んでますが。

それにしてもアムロ以外で、シャアの乗るモビルスーツにダメージ与えたのってウッディ大尉だけじゃないか?
しかもファンファンでって改めて考えるとすげーな。

「哀戦士 特別版」

2010-05-03 22:18:28 | 本・漫画・アニメ
ガンダムの「哀戦士 特別版」ってDVDを何も知らずに買っちゃったのだが酷いなコレ!
開始数分で異変に気付き調べてみたら、音声がオリジナルじゃないんじゃん!
初見さんには関係ないかもしれんが、オリジナルが染み付いていて、かつそれを楽しみたかった者としては耐えられないんじゃないか?
実際オレは、「3分も保たずにか・・・」ってほどではないが、10分保たずに観るの止めた。
そしてとてもじゃないがもう観る気がしない。
ヤフオクで安く買ったとは言え、これほどの損した気分は「ダビスタDS」以来だわ。
と言うか多少なりとも遊んだ分、後者の方が遥かにマシ。
マジでオリジナル音源の方を買い直そうと思ってる。
で、もうこれは速攻叩き売ろうと思ったが、ネットで調べたらブックオフだと買い取り価格300円!!
足しにもなんねぇ。。。