『センター試験』に変わる『大学入学共通テスト(仮称)』が、2024年度の受験期(2025年4月入学)まで、従来の『センター試験』と併用されることになりました。つまり、現時点(2017年)で小6の生徒まではあの得体の知れない『大学入学共通テスト(仮称)』を受けずに、大学受験を終えることができるようになりました。
ただ、問題となるのは、一次試験として大学側がどちらのテストを採用するのか(従来の『センター試験』かまたは『大学入学共通テスト(仮称)』)によって、最悪の場合両方のテストの準備をしなければならなくなる可能性があるということです。
例えば、『センター試験』A、『大学入学共通テスト(仮称)』をBとすると
X大学は、一次試験としてAしか課さず、Y大学は一次試験としてBしか課さない場合に、その両大学を受けたいと思う、あるいは、成績次第でどちらの大学になるかがわからない生徒は、AとBの両方の準備をしなければならない羽目になります。
その問題点が、どのように解消されるのかは、今後の課題です。続報に注目していきましょう。