受かるぞ! 中学受験・大学受験!

経験者は語る、受験について思いついたことを好き勝手にほざいていきたいと思います。

早稲田中高の強味

2020年06月02日 21時20分26秒 | Weblog
早稲田大学の付属[係属校]として考えた場合、まず早稲田学院はそれこそ6年間のバカンスを手に入れたようなものです。

かつて高校しかなかったときに、入学式で校長先生が「君たちは3年間のバカンスを手に入れた、その間に自分が何がしたいのかを
見つけるように」とおっしゃったとのこと。
確かにその通りです。学校をクビにならない限り早稲田大学に進学できるので、はっきり言って勉強しなくてもかまいません。
ちなみに、僕の知り合いは(早稲田学院出身)、大学の語学の授業で、英語のテキストの英文がまったく読めず、簡単な単語にまでカタカナでふりがなをふっていました。

早稲田実業で考えた場合も、ほぼ全員が早稲田大学に進学できます。

しかし、早稲田高校は、推薦で早稲田大学に進めるのは約50%(150名)です。もともと開成落ちなどで東大・医学部を目指して入ってくる生徒が
50名近くはいるので、300-50で250名。さらに50名は高3時点で成績優秀な状況で外部受験(東大等)を目指します。
そうすると残りは250-50で200名。結局最終的には、早稲田大学に推薦で進学したいんだけれどもそれがかなわない生徒は10~20名程度だと言われています。その意味で、実質的にはほぼ全入。

しかも、カリキュラムが超進学校レベルで進んでいくため(特に数学)、推薦のみを狙っているとしても学習のレベルは非常に高いものになります。つまり、内部進学から気が変わって外部受験をしようと考えたとき、学校の日々の勉強と定期試験だけで十分な実力をつけてもらっているので、巷で言われている「大学附属[係属]は勉強が甘いので外部受験には向かない」ということは一切当てはまりません。

早稲田大学という保険を手にしつつ、海城、駒東などと同レベルの高いレベルの教育を受け、鍛えられていくわけです。

最近、人気と偏差値が右肩上がりなのは、その辺のメリットに皆が気が付き始めた(特にサピックス生)からではないでしょうか。

2月1日、2月2日でトップクラスの第一志望を狙っている人は、筑駒を受けない限りは2月3日は早稲田中学がお薦めだと思います。



次はセンター試験への回帰

2020年01月02日 01時39分28秒 | Weblog
文科省が、面子というものをどこまで堅持しようとするかにかかっています。

有識者のほとんどが、(英語民間試験・記述式問題のない)共通テストの問題点を指摘しています。
あれほど完成度の高いセンター試験を廃止する意味は、現時点では全くなくなっています。

良識ある人なら誰もがそう思っているのです。決断するなら早い方がいいと思うのですが。

是非、英断を!

大学入学共通テスト(国語) 記述式延期がほぼ決定?

2019年12月05日 22時35分55秒 | Weblog
結局、こうなることは皆予想していたんですよね。

ここまできたら、いっそのことセンター試験に戻すべきです。

文科省、いや文科大臣の英断を期待しましょう!

この辺で、大学入学共通テストにまつわる問題点を理解しておきたい方へ

2019年11月04日 19時13分32秒 | Weblog
非常に詳しく説明してくれているサイトを見つけましたので、貼っておきます。

https://news.yahoo.co.jp/byline/ishiwatarireiji/20191104-00149536/

9月のサピックスの偏差値(男子)を見て思うこと

2019年11月03日 18時00分50秒 | Weblog
9月のサピックスの偏差値がインターネット上に出回っています。

それを見ての感想を二つ、三つ。

まず、駒東の凋落が顕著ですね。かつては麻布を超える偏差値を誇っていたのにここ数年でつるべ落としのごとく予想偏差値が下がってしまいました。
もともとサピックスの「おし」で急激に偏差値を上げた学校だけに、サピックスの「おし」がなくなってしまうと、今後、何か新機軸を打ち出すか、今の合格実績を維持していかないと、かつての学芸大附属、桐蔭学園、城北・巣鴨などの学校と同じようにその他多くの中位~上位校の群れに埋もれてしまうことになるでしょう。


次に注目すべきは、武蔵(私立)、筑波大附属の復権と、小石川(都立)の上昇でしょう。武蔵、筑附は校風が「自由でのびのび」としていて、それに完全に染まらず、地道に自分でコツコツと勉強できる人には非常にいい学校だと思います。ただし、自由であることを誤解して取り返しがつかないくらい落ちこぼれてしまうともはや回復不可能になってしまうことに要注意です。この点では麻布と同じ系統であることをしっかりと認識しておくべきです。
小石川は問題の傾向が違うので、ただ偏差値を平行移動して受験校とするのは危険です。過去問をしっかりと検討すべきです。


最後に、早稲田ですが、すでに2/3入試が麻布・栄光と並び、2/1も駒東・武蔵・海城(1回目)と並んでいて、一つ格が上がった感があります。この2、3年の合格実績(東大・医学部)の伸びによっては、2/1入試がさらに上がる可能性があります。将来性を買って2/1で合格を勝ち取っておくのは一つの手だと思います。
ただし、内部での成績上位者はほとんどが2/3入学組であることは考慮に入れておかなければなりませんが。(早稲田推薦は300名中上位100名が受験で抜けて、100位~250位ぐらいまでが有資格者になりますが、学部を選ぶのであれば、150位までに入っていなければなりません)

次は、国語の記述式問題がやり玉に上がり、そしてこれも中止になるでしょう。

2019年11月03日 17時49分06秒 | Weblog
国語の記述式問題の問題点は、その採点方式です。

ベネッセグループの学力評価研究機構が担当することになっているのですが、限られた時間での採点であり、約1万人のアルバイトが採点すると情報もあります。果たして公正に採点できるのか、採点のブレをなくせるのかは、はなはだ疑問です。

さらに採点のブレををなくすためにいろいろな条件によって制限された問題になりかねず、それならマークシートの問題の方が4択にいろいろと罠をしかけることによって、もっと高度な思考力を見ることだってできます。結局、思考力、表現力を問う目的からかけ離れ、形骸化するに違いありません。

プレテストでは自己採点と実際の採点結果との一致率が低かったことから、受験生の2次試験の学校選択はほとんどギャンブルに近いものになってしまいます。

これだけの懸念材料があり、英語民間試験の騒動で世間の耳目が集まってしまうと、このままほっかむりをしてやり過ごすことなど不可能でしょう。

結局、従来のセンター試験に戻すのが一番なのです。…と予言しておきます。

遂に、英語民間試験が2024年度まで延期になりました。

2019年11月01日 22時09分48秒 | Weblog
賢明な選択だったと思います。

高2以下の生徒は、自分の受けたい大学の動向を精密にリサーチし
て、今後の勉強の方針を立ててください。

英検などの資格が一切必要じゃなくなるという状況は決して訪れませんから。




受験生をはじめとした高校生、保護者の皆様へ

文部科学大臣の萩生田光一です。皆様に、令和2年度の大学入試における英語
民間試験活用のための「大学入試英語成績提供システム」の導入を見送ることを
お伝えします。
大学入試における英語民間試験に向けて、今日まで熱心に勉強に取り組んで
いる高校生も多いと思います。今回の決定でそうした皆様との約束を果たせな
くなってしまったことを、大変申し訳なく思います。
英語民間試験を予定通り実施するかどうかに関しては、高校生をはじめ多く
の皆様から、賛成・反対、様々な意見をいただいてきました。
私としては、目標の大学に向けて英語試験の勉強を重ねている高校生の姿を
思い浮かべながら、当初の予定通りのスケジュールで試験を実施するために、連
日取り組んできました。
しかし、大変残念ですが、英語教育充実のために導入を予定してきた英語民間
試験を、経済的な状況や居住している地域にかかわらず、等しく安心して受けら
れるようにするためには、更なる時間が必要だと判断するに至りました。
大学入試における新たな英語試験については、新学習指導要領が適用される
令和6年度に実施する試験から導入することとし、今後一年を目途に検討し、結
論を出すこととします。
皆様が安心して、受験に臨むことができる仕組みを構築していくことをお約
束します。
今回、文部科学省としてシステムの導入見送りを決めましたが、高校生にとっ
て、読む・聞く・話す・書くといった英語4技能をバランスよく身に付け、伸ば
すことが大切なことには変わりがありません。
グローバル化が進展する中で、英語によるコミュニケーション能力を身に付
けることは大変重要なことです。皆様には、これからも日々の授業を大切にする
とともに、それぞれの目標に向かって努力を積み重ねて頂きたいと思います。

                    令和元年11月1日
 
                      文部科学大臣 萩生田光一

共通テスト 英語民間試験 いよいよ雲行きが怪しくなってきました!

2019年10月31日 19時18分03秒 | Weblog
英語民間試験、政府内に延期論 土壇場で先行き不透明に
《朝日新聞デシタル 2019年10月31日01時11分》

https://www.asahi.com/articles/ASMB00185MBZUTFK01Y.html?iref=pc_extlink



英語民間試験の延期検討 政府、格差批判を受け
《東京新聞 2019年10月31日 朝刊》

https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201910/CK2019103102000135.html


NHK NEWS WEBより 野党 英語民間試験の導入延期法案提出を検討

2019年10月12日 22時02分55秒 | Weblog
野党 英語民間試験の導入延期法案提出を検討(2019年10月7日 18時26分)

再来年から始まる「大学入学共通テスト」の制度に英語の民間試験が導入されることについて、野党側の会合で「受験生のことを考えていない制度だ」として、導入を延期する法案の提出を検討したいという意見も出されました。

再来年1月から「大学入学共通テスト」が実施されるのに伴い、英語の試験に民間事業者による検定試験が導入されることになっています。

立憲民主党や国民民主党、共産党など野党側は7日会合を開き、文部科学省の担当者から導入までのプロセスなどの説明を受けました。

これに対して出席議員からは「民間試験が行われない離島などに住む受験生は試験会場への交通費などが大きな負担になり、保護者の経済力で受験の機会に不公平が生じる」などという意見が相次ぎました。

また座長を務める立憲民主党の川内博史衆議院議員は「受験生のことを全く考えていない制度だ」と批判し、導入を延期する法案の提出を検討したいという考えを示しました。

英語民間試験 全国校長協会が延期を文科省に要望へ

2019年09月10日 00時15分53秒 | Weblog
いよいよ、雲行きが怪しくなってきました。

ほとんどの良識ある英語教育者が、その実効性・公平性に疑問を持っていた英語民間試験の導入が、
ひょっとすると延期されそうな流れが出てきました。

いまだに、約3割の大学がどのように利用するかを決めていないという状況、試験の細目が明らかになっていない
テストもあるという状況、などから高校側は完全に否定的な評価をしているようです。

これは、将来に禍根を残しそうなので、文科省にぜひ良識ある判断をしていただいて、延期または中止にしてほしいものです。