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ハチロクと家族とお仕事とレースに取り憑かれし会社員

ハチロクの楽しさとタカタサーキットの軽耐久レースに魅了されたある会社員のオタクなブログです。動画もありますよ☆

おーるいんビート

2011年11月20日 19時41分16秒 | 自動車
備北軽耐久が終わり、まだレースの余韻が残っている間におーるいんビートについて少し語ってみたいと思います。


ひょんな事からタカタで乗させてもらう事になった#222ビート。
初めてドライブしたのは08年の6月ごろではないでしょうか。

軽自動車Sタイヤ最速をと言うことで66秒前半を狙いに来ていた時にたまたま私がタカタにおり、10周ほどドライブをさせて頂きました。

『お前なら65秒が出るんじゃないの?』

おーるいんさんにからかわれている事にも気付かず、空気を読まずに本気で65秒台をとコースインするも、限界付近の挙動の速さに、戸惑うばかりで結局66秒9どまり・・。

おーるいん『1コーナーが少し丁寧(遅)過ぎるんじゃない?』
おーるいん『でも初めて乗って66秒は凄いわ。スピンもないし』
toshitan『今日のコンディションは悪いので僕もおんなじ様なタイムですよ』

と言われるも、全くビートの挙動を攻略できなかった悔しさから、その直後のtoshitanさんの走りで66秒8が出ている事を確認。

同じクルマで、同じ条件なら負ける事はないと信じていた私の中のちっぽけなプライドがガタガタと崩れ落ちた瞬間でした。

と、同時にとんがった特性のビートを10周も使いながら攻略できない自分の引き出しの少なさにも愕然としたのを鮮明に覚えています。


【俺より上手な人がいるんだ】
【まだまだ自分に足りないものがあるんだ】


そう、謙虚に思わせてくれたマシンです。




縁があって、昨年は1戦、3戦、4戦と。
そして今年は、4戦と備北で2戦、3戦と。

私もおーるいんさんtoshitanさんに次ぐの#222ビートのキャリアのドライバーになりました。

ドライやウェット、タカタに備北と色々な経験を積めたことで、
FFのトゥデイだけでは決して理解できなかったことも学ぶ事が出来ました。
(これは私のドライバーとしての企業秘密と言うことで(笑))


耐久用とはとても思えないドライバーに厳しいセッティングです
エンジンパワーも一線級のトゥデイには残念ながらかないません

でも
小気味のよいクロスミッション
背中から聞こえる吸気音
1台分は近づけるブレーキのアドバンテージ
白地に赤い日の丸


私のいくばくかの闘争心を、なんとも見事にかき立ててくれるお膳立てが揃っています。


そして、過剰なまでにドライビングに反応するマシンは、マシンではなくまさに【戦友】です。

【上手に運転せいや。そしたら速く走るけんの】
【そんな運転じゃあ、わしゃよう走らんわ】

そんな会話が出来そうな、それくらい親身になれる(ならないと走ってくれない)そんなマシンです。


だからこそ、このクルマの速さの限界がある程度分かります。
でも、それよりも速く走るクルマがある事も分かります。
私の技術では、これ以上ブレーキを詰められない、アクセルをこれ以上開けられない・・・。

そんな時、

【わしゃ、まだ限界だしてないけんのう】

そんな声が聞こえてきたりします。
手に負えない程の難しい挙動に心が折れそうな時も、圧倒的に速い同クラスのマシンに軽々と抜かれたときも、ふとこの声が聞こえてきてきます。


この度走った備北サーキットは速度域が高く、ビートとトゥデイの差がタカタサーキット程付きません。


【抜かれたら抜き返す】
【抜いたらぶっちぎる】


年甲斐もなく、7月の前回同様にビートの運転に無我夢中でした。
約1時間、遠慮もなく手抜きもなく心ゆくまでミッドシップのビートを堪能しました。

降りた後は、酸欠で視界が薄白く、左の手先が痙攣しておりました。
私ももう40歳。
体は老化していく一方ですが、このビートをもっと極める為により精進して行きたいと思います。
そして来年もまた機会があれば、備北サーキットの面々におーるいんビートの実力をアピールしたいと真面目に思います。

(toshitanさん動画お借りします)

私の精一杯のドライブです。
予選はクラス2位、総合7位からのスタート。
軽い接触から1台抜かれて、ひたすら追いかけて何とか抜き返したものの、もう1台抜こうと欲を出して限界を超えてスピン。。。
おーるいんビートの醍醐味がこの1時間に詰まっていますね。
途中には何気に転倒車もありと、備北軽耐久は退屈しません。


あ~・・・、もっともっと上手になりたい!!





備北ハイランドサーキットにて(11/13)

2011年11月13日 19時33分30秒 | 自動車
色々な方がCM動画をアップしているので説明は簡単にしますが、本日岡山県の備北サーキットにて、SARS軽耐久第3戦(5時間)に参加してきました。

7月にも第2戦に参加したのですが、その時は6名の選抜で#222オールインビートを50分ずつドライブ。

初参加でクラス7位入賞と大いにアピールしたと思いますが、今回はナント2台体制。

#222オールインビート
#240アップステアズトゥデイ

の2台です。
ただし、#240マシンはいちから制作し直して、スーパーマシンに大変身。

すごく軽く、すごくかっこいいマシンに思わず【おおっ!】と唸ってしまいました。

ビートには
 おーるいんさん、toshitanさん、toyota党さん、レヴァインさん
トゥデイには
 エナミさん、スミハラさん、youさん、オオハマくん、バンノさん

スタートドライバー
トゥデイ:youさん


ビート:takatoh



かっこいいマシンに囲まれ、そしてドライブできた事は、ホントに幸せでした。

おーるいんさん始めEKCメンバーの皆さん今日はお疲れさまでした&どうもありがとうございました!

2011-10-30 オートワークスカジオカ第4戦報告⑧

2011年11月10日 01時58分58秒 | 自動車
最終戦では、他にも嬉しいことがありました。


それは#214HRSラモーンズトゥディの復活です。

ドライバーの一人のオオハマくんがなにやら話しています。
ちなみにこのオオハマくんは、恐らく私のブログに一番詳しい人だと思っています。
軽耐久を始めた2006年頃からしっかりとチェックしてくれていて、時々私以上の指摘がチラホラと・・
他の方のブログにも非常に詳しく、私のブログの方向性を理解してくれているというよりか、単に暇な人なのかも知れません

その昔、「タカタサーキット攻略」などと言うテーマでブログに連載したことがありましたが、その内容もしっかり覚えてくれていたりと、嬉しいですね。
確かにあの頃は、ブログに対してモチベーションが高かったと思いますね。
youtubeもない頃に必死で動画を編集していました。


※参考までに
2006年に作成したタカタサーキット攻略



オーナーのイシバシさんにおーるいんさんとtoyota党さんが寄ってたかっていますね(笑)

「クルマどんなん?」
「何やったん?」
とかの話をしているんでしょうか。


赤色に変更はまだ違和感がありますが、きっといい走りを見せてくれるはずです。



えっ?
なんで復活なん?

ですか?


#214マシンの第3戦の車載です。

第3戦で、不慮の事故があり(54分頃)ダメージが大きく、箱替えする必要があったんですね。


第3戦時(その時)の写真です。

最終コーナーでコースアウト&法面ツッコミですから、  
ラテラルロッドはポッキリ折れて、リヤ右タイヤはいびつな方向へ向いていました。。


パーツ移植とはいえ、わずか2ヶ月でnewマシン制作&無事完走とは恐れ入ります。
いつも細かなセットは企業秘密だということでオオハマくんからは聞き出せないんですが、従来以上のスペックでの復活は間違いないでしょう。
来年も#214マシンの勇姿に期待したいですね。

2011-10-30 オートワークスカジオカ第4戦報告⑦

2011年11月08日 01時36分32秒 | 自動車
この最終戦では、嬉しいサプライズがありました。



それは、急きょ#222オールインビートにも乗れることになったのです。


いつもはおーるいんさんとtoshitanさんの2人で上手に組み合わせて乗られていますが、
さすがに最終戦は3名以上のドライバーが必要とのことと
toshitanさんが地元で地区の役員か何かに昼から参加しなくてはならないとのことで、私にも声が掛かりました。

聞けば、私以外にも強力な助っ人がおり、おーるいんさんは意気揚々です。

その助っ人とは・・・、たぬーんさんです。
愛車ロードスターで全国のサーキットを飛び回り、みんカラではお友達が500人いるとかいないとか・・(笑)
日光サーキットやら間瀬サーキットやらを転戦するバイタリティーもそうですが、
文章も達者で読んでいて楽しく飽きません。(ただしコメントは全国津々浦々からなので一元の私にはチンプンカンプンの内容が多いです(笑))



たぬ~んさんの写真が無いので、第3戦の時に盗撮した後ろ姿でも・・。
(左からツグミちゃん(おーるいんさんの愛娘)、おーるいんさん、たぬーんさん)
ロードスター使いのたぬーんさんがどんな走りをするのか興味津々です。


そして私も#222ビートは7月の備北サーキットで走った以来です。
練習なし・雨・レース本番・90分ドライブ
と言う厳しい状況ではありましたが、ビートが少し乗りやすくなったのか、ビートに慣れたのかよく分かりませんが
かなり【乗れた】様な感覚はありました。

【もう少し】
【あと一息】

ラップを重ねるごとに【もう少し速く!】と言う気持ちでチャレンジし続けた結果
toshitanさんに負けっぱなし記録にストップを掛けることが出来ました
ただし、最終コーナー立ち上がりで限界を超えてスピンも1回・・・
マンセルの様に1回転してすぐ立ち上がったのですが、記録を見ると3秒のロス。。。
限界を超えた果てのスライドアウトですが、気の緩みだと思います。反省。。

昨年の最終戦も#222ビートのスターターを担いましたが、その時も雨。
そして今回も雨。

コース幅めいっぱいのコーナリングをしても、軽~くトゥデイ軍団にパスされていました。
私の後のたぬーんさんもあのマシンには最初は手こずっていたものの、周回を重ねるとさすがの走りです。
が、やはりたぬーんさんを持ってしてもさすがにFF軍団には手を焼いていました。


【今に見てろよ】

と、本気で悔しい気持ちになるのは#222ビートの秘めたポテンシャルを発揮しきれない自分の不甲斐なさによると思います。
もっともっと速くそして上手になって、白地に赤い日の丸ビートに力添え出来ればいいなぁ~と思った次第です。


おーるいんさん、またこんな機会を頂いてありがとうございました。

2011-10-30 オートワークスカジオカ第4戦報告⑥

2011年11月07日 20時51分42秒 | 自動車
ここで少し第3戦のお話を・・・。


実は前回第3戦は、#300マシンに乗る予定もなく監督業に専念するつもりだったのですが、ひょんなことからあるマシンに乗させて貰う事となりました。


軽耐久ステッカーの作成・配布でお馴染みの#007チームゆいとさんのアルトワークスです。
エントリー名は

【おっさんアルト】

この潔さは個人的に大好きでした。
が、第3戦に諸事情で予選をパスすることとなり昼から決勝での到着で、たまたまパドックでの駐車スペースが私らの隣だった言うのがことの始まりです。

レースがスタートしてテント内で一息ついていると・・・、

『兄ちゃん、ワシらのクルマ乗ってくれんか?』

とささやかれました(笑)
チームゆいとさんたちから見ると私の様なおっさんでも若造なんでしょう。

『ワシらこのくそ暑い中ではよう乗らんわ。もう十分じゃけ』

とのこと。

なんやかんやで、遠慮なく乗せて貰いました。


そして結論。

『ターボマシンはNAとは全く違う事を経験できる』

です。
というのは、#007マシンはターボのチューンドですから、NNの#300マシンとは違って、色々な面で熱管理する必要があり、そのセンサーを常に立てておく必要があります。
エンジントルクも7000回転を超えると急激にモリモリと出てくるので、走らせるラインも変えないといけません。

タイヤのグリップだけに集中して走るのではなく、油温・水温計を見ながら回転数調整をして、ターボラグ&モリモリトルクを加味したアクセルオンとライン取りは、常に全開でイケイケドンドンで走るのとは別の難しさ・奥深さを知りました。

具体的に言うと・・・、
 レッドゾーンは9000回転
 ブースト圧は6500回転あたりでようやく立ち上がってフルブーストの1.0kg
 低回転は0.5kgぐらいしか上がらず結構スカスカ
回転数を上げれば、ドンドン加速しますが、2周しない内に水温110℃超・・・!
100℃近くにするには7000回転シフトでないと安定しない
6500回転あたりでようやくトルクが出る

基本は7000シフトにしながらも、直線手前の立ち上がり(例:2コーナー)では8000以上まで引っ張り加速させて、あとは7000シフトで水温を安定させる。
ターボラグ(結構ある)を考えて、クリップ手前からアクセルオン

等々、クルマの特性を考えて色々とヤリくりする奥深さ&難しさがあるなと感じました。


ターボマシンは速いから結構ノリノリで~、と思っていましたが意外に冷静に乗らないとエンジン壊してしまうハイレベルなマシンなんだなと学習しました。

個人的には、NNのいつでも全開~も好きですが、こんな色々面倒なターボマシンも全然アリだなと感じています。

チームゆいとさん、遅くなりましたがいい経験ありがとうございました~



何事にも動じずマイペースなお二人の
【おっさんアルト】

サイコーです