古都ぶらりさんぽ

京都・奈良など全国を散策し鑑賞した文化、建築など紹介し、咲く花の美しさや魅力を画像に収めたり想いを綴っています。

清閑寺①山門

2008-11-05 18:16:09 | Weblog
清閑寺は、歌の中山清閑寺と言われ、真言宗智山派のお寺です。
802年に紹継法師の創建で古典「平家物語」に書かれている古刹です。
小督局が平清盛により尼にさせられた所と言われています。
小督は高倉天皇のちょう愛を受けましたが、高倉天皇の宮、建礼門院が清盛の娘であったので、嵯峨に身を隠したのは有名。
これを元に作られたのが謡曲「小督」です。
しかし帝の気持ちは変わらず、1181年に亡くなり、この寺に埋葬されました。
帝の御陵と小督の墓は並んでいます。
山号の「歌の中山」は清水寺から清閑寺に至る山路を言います。
写真の参道から山門に入るまで天に昇る感じ。
中に入ると苔が美しい。
青々とした空、緑の木々や山々がナントも言えない風景を創りだしています。
風を受けながら佇んでいると胸が痛むほど、厳かな気になります。