風をもとめて~つれづれなるままに日々の想いを

「たか」が、日々の生活の中で想ったこと体験したことを、いくばくかの文字等で表しています。  

最近の通勤のお供

2006-12-06 23:16:43 | 音楽全般
 
 # BGM:「愛の詩」(今井美樹)


 いやね、この「Milestone」は彼女の音楽活動20周年記念だと。


 感想:いいですよこれ、結構しっとりと時間が流れますわ(本当)。

  ・・・ 当然、朝からいきなり居眠り運転しかけましたが(馬鹿者定番)。



さて、と・・・だ

2006-12-04 17:45:17 | 日々の生活

 # BGM:「生きとし生ける物へ」(森山直太朗)


 いやね、この駄文珍文垂れ流しの「風をもとめて」。

 個人の事情からWEB上に復活し、また途中やめて。

 んでもって、また思いっきり昔の文書パターンに戻して。



 でも今日、正式に「J1横浜」になっちゃったんだよね。

 そして、きちんと己の想いもきれいに完結したんだよね。



 前回の「ごまっつの日記」の反省もあるのでやめるもの何だし。

 とはいえ、もうこれ以上毎日ぎりぎり文書をやるのも間抜けだし。

 でも「僕の頭髪再生日記」だと皆がむせび泣きそうだし(自爆)。




  よし決めた、これからは清く正しい己の私生活の様相だ!!

  ・・・ やむなし、今宵は夜の街で考えるか(それこそ昔そのものだ(殴))。



昇華~城彰二引退試合(サッカーJ2:横浜対愛媛@横浜三ツ沢球技場)

2006-12-02 23:08:13 | フットボール(J2横浜)
 
 
 今日の試合は2-0のまごうことなき我が愛するJ2横浜の完勝。

 この結果、勝ち点93となり今年のJ2リーグ戦の結果は「優勝」。


 そして試合終了後、夕日が陰る横浜三ツ沢球技場。

 選手一人一人がメインスタンドを登りロイヤルボックスへ。

 会場にいる全員が、固唾を飲んで次の瞬間を見守っている。


  手渡されたJリーグ優勝銀杯、それを高く天に掲げる姿。

  ・・・ このキャプテン「城彰二」選手の姿を見た瞬間には大歓声が。


  ・・・ 本当に彼に優勝杯を掲げさせて引退させることができたんだ(涙)。


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 ただただ最高の空間でした、この一日は幸せでした。

 細かいことでは何も言うことがありませんが、やはりぽつぽつと。


 昨晩から徹夜で今日の試合を向かえたJ2横浜ファンは40名以上。
 ずっとたわいもなく、これまでの長く険しかった道のりを話していました。
 でもそれがあったから今日の極上の時間と空間が楽しめたはずだもの。

 そして、恐ろしく早い時間からの観客の途切れない列を見ていました。
 本当に最終戦で選手達が望んでいた1万人以上の観客が集まりました。
 よく見れば、白いバラの花と紙テープを沢山の方々が手にされてました。
 これだけ皆で一体となった現場を今では作れるようになっていたのです。
 
 さらにはゴール裏の拍手に合わせてメインスタンドやバックスタンドでも。
 応援がゴール裏の一部だけではなく会場全体でも繰り広げられる模様。
 その延長こそが、試合前の練習時から盛大なる「城彰二」コールだった。
 本当にただただ皆から彼は愛されていることの証明だったと言いきれる。

 そして、練習のために登場した彼の着てたシャツを見て本当に驚いた。
 ゴール裏の有志が作った水色の「J1昇格祈願」のTシャツではあった。
 その胸の部分に手書きで書かれている文字を見て本気で泣けてきた。

   「 サポーターは 私の宝物 」

 違うよ、あなたこそが私達の宝物だったんだよ、と己はつぶやいたんだ。


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 試合が始まった、前半はいつものとおり0-0で終了。

 やや愛媛ペースの内容、来年以降はこのチームの躍進が期待できる。
 それほどの戦術の浸透具合、後半の好調の意味がよくわかりました。

 後半になると、徐々に愛媛のパスミスなどが目に付き始めたんだ。
 そうなると、やや横浜のペースかなと思っていた矢先のことだった。
 深い位置からのFK、愛媛ゴール左側にフリーの横浜の選手がいた。
 飛び込んでヘッドするか、と迷ったそぶりだったが左足での一撃を。
 すると、真っ直ぐにボールはゴールネットを揺らして雪崩の発生が。
 
  ・・・ 今年一番の働きのMFヨンデのコールが何度も繰り返された。
 
 そしてしばらくして、己はいつもの場所からゴール裏一番前へと。
 もう来年のことを考えたらこの光景を一番前で見たい、とわがまま。
 ほとんど同じ瞬間だったと思う、左サイドからの城選手のクロスが。
 すると目の前にいたアレモンがゴールを確認してきれいにヘッドを。
 そのボールは、真っ直ぐ己の前に飛び込んできてネットが揺れた。 

  ・・・ 会場全体での爆発した様相は、いつまでも忘れないと思う。

  ・・・ 得点ではなかったけど、見事な城選手のアシストだったんだ。


 そしてそのまま試合終了の笛の音が響く、とうとう終わったんだ。

 スタンドから、本当に大量の白と水色の紙テープが投げ込まれた。

 本当にそれは、きれいなきれいな三ツ沢の祝祭空間を演出したんだ。


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 しばらく間が開いて、この試合のMVPの表彰などが行われて挨拶が。
 そして、先ほどのリーグ戦の表彰が終わると、選手達は会場一周へと。
 愛媛のファンも残ってくれて横浜の門出を少しだけ祝ってくれた、感謝。

 バックスタンド遠くから、だんだんゴール裏へと選手達が近づいてくる。

 喜びに大騒ぎしている選手もいれば、今日でこのJ2横浜が最後の選手も。
 生え抜きのMF北村、目は真っ赤だったな。でもやはり泣くんじゃないよ、と。 
 そして吉武にはわざわざゴール裏真ん中に呼んでバラの花束を皆が手渡し。
 あの制服姿だった彼、今では精悍な顔つきでいっぱしの大人になっていた。
 いつかまたどこかで闘う日が来れば、そしていつまでもあなたを忘れないよ。

 ゴール裏へ選手達が近づいてきた、ここからはファンが選ぶMVPの表彰。
 お立ち台に上ったMFアウグストはもう大喜び、何度もファンを煽るわ煽るわ。
 そこで彼に「オブリガード」と言ったら、驚いてこっちを向いて笑顔をくれた。
 やはり最後は怪我に泣かされたが彼なしではこの大躍進はなかったんだ。
 そして第二位のカズ選手はそこにいなかった、多分城のために引いたんだ。

 そうなると、当然残る選手はということで、第一位はやはり城選手だった。

 手にはすぐに開けれそうなシャンパンを持っていた、お約束だこれは。
 そして満面の笑顔の彼が、表彰台に上って表彰を受けて記念撮影を。
 それが終わると、お約束の「よ・こ・はまっつ!」コール大合唱を皆で。
 そして手に持っていたシャンパンを思いっきり振ってシャンパンファイト。
 スタンドの皆は大喜びでその様相を見ていた、一瞬だったけど最高だ。


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 そして、ここからはドラマが待っていた。


 一番前にいた己の手には、かなりの水道水が湛えられた洗車バケツ。
 それをお立ち台から降りた城選手に大声で呼び止めて目に入るように。

 そして、彼に聞こえるように叫んだ。

   「今まで申し訳なかった、どうかこれをぶっ掛けてくれ」と。

 「やめなよ」との声も、でも「城、やってくれ」との声もあちこちで。
 すると、状況を把握した彼がこちらに近づいてきてバケツを受け取った。
 そして再度、お立ち台にのぼって覚悟を決めたように両手を振りぬいた。
 そこから放たれた水は、スタンドの皆に喜びの聖水となって降り注いだ。
 彼がこっちに近づく、そして空になったバケツを受け取り「ありがとう」と。


 そのバケツを抱き締めて、己はただひたすら泣くことしかできなかった。


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 決して忘れてはいない、まずは2003年8月25日広島スタジアム。


 土砂降りの中、信義と城の2本のPKが決めきれず0-3の敗戦だった。
 試合が終わって選手たちが挨拶に来た、その時に起きた出来事だった。
 あるファンが、いきなり城選手に目の前で叫んだことから始まったんだ。

  「おい、へたくそ! こっちにきてみろ!!」

 その声を聞きつけた彼は、真っ直ぐためらうことなくその声の主に。
 すると、その声の主の目の前に立ち止まってゆっくりとこう言ったんだ。

  「今日は勝てなくて悪かった、次は絶対に勝つから見ていてくれ」と。

 その彼のコメントを聞いた人々が叫ぶ「よく言った、期待してるぞ!」と。
 するとだんだん興奮した彼が、「やってやるよ!」と何度も絶叫していた。

 でもその次の試合では甲府の選手達に執拗に削られて途中交代、敗戦。
 結果として「うそつき」にしてしまってスタジアム居残りを皆で行ったんだ。


  広島の現場、それは己の2m前で起きた出来事だった。

  でもその時、そのファンや彼を止めることができずただ煽っていただけだ。


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 そしてもう一つは2004年4月29日、三ツ沢での対川崎戦のことだ。
 

 その頃は負けもしないけど勝ちもしなかった微妙な時代のことだった。
 どうにかして勝たせよう、と負けた試合などで目の前で水を撒いていた。
 当然選手に直接はかけるつもりはない、でもある意味危険な行動だった。

 そしてその事件はおきた、試合はいいところもなく0-2の敗戦だった。
 どうするか、と思い試合終了直後に水道水を準備、一番前に置いていた。
 でもやはり「やめよう今日は」と思ってそのまま放置していた状態だった。

 すると、それを見つけたとあるファンが、突然選手に向かってぶち撒いた。
 その水は当時在籍してたDF山尾選手と城選手に残念なことにかかった。

 これを見た瞬間に「しまった」と思う一方で、現場から逃げ出したくなった。
 「己が直接かけたんじゃない」と関係ないそぶりをして現場を立ち去った。
 でもそこから後悔の連続、「あの時、己が準備していなければ」とずっと。
 「また己は人を煽るだけ煽って問題起こしただけじゃないか」と自問自答。

 
  この事件も、己がある意味見事に関与していた。
 
  それをどう償うべきなのか、ずっと心の中で引っ掛かりがあったんだ。


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 そして今日は「もしかすれば」と思ってこの時の洗車バケツを持参。
 万が一を期待していた、でも限りなく無理だな個人の都合だよ、と。
 でもそのことを後押ししてくれた人がいた、だから己に勇気が出た。
 そして、お詫びだけでも、と意を決して彼に猛然とアピールしたんだ。


 多分、多分だけど彼はこれらのことを覚えていたんだと思う。

 だからこそ、大丈夫と思った瞬間にためらわずにバケツを受け取った。


  そう、自然に振舞って皆にバケツの水を盛大に撒いた。

  そして、最高の表情のまま選手の輪の中に戻っていった。


     
  かっこよすぎる、本当に見事なこれまでの精算をやってくれた(涙)。

  泣きながら、「ありがとう」としか言うことができなかったんだ(号泣)。



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 全てのセレモニーが終わり、徐々にスタンドでも観客が帰り始めた。
 でもゴール裏ではまだ皆が待ってる、最後のマスゲームが残っている。
 全選手がメインスタンド下に消えていった、誰も選手はピッチにいない。

 すると、ゴール裏で最後の「城彰二」コールと共にマスゲーム開始。
 水色パネルの中に、背番号「9」の白い文字を浮かび上がらせている。

 何度も何度も必死になって「城彰二」コールを送る、何度も何度も。
 「来るか」「でももう出てこないのか」との迷いの中で己も皆も叫ぶ。
 すると何故だFWアレモンがスタンド下から出てきた、違ったと落胆。
 「やはりだめか」「誰か選手かスタッフが呼びにいって!」とまで内心。


 ところが、やや遅れてアレモンの後ろに出てきた一人の姿。

 「出てきた!」と皆の喜ぶ声、真っ直ぐゴール裏へと向かってくる。

 そしてマスゲームをしみじみと見て、肉声で「ありがとう」と彼が叫ぶ。


 そして、彼が着ていたジャンパーをコールリーダー目掛けて投げた。
 何故か気のせいか、何度も己の方を見て親指を上げてアピールが。
 最高の笑顔、晴れやかな表情そのもので再びスタンド下に戻っていく。


  「もうこれで十分だ」となり少し皆で叫んで、とうとうおしまいに。

  こうやって、長い長い2006年J2リーグの幕が閉じたのでした。



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 2006年シーズン、一つだけ言葉にできなかったことがあります。

 それは、「我が愛するJ2横浜は、『強い』」という言葉でした。

 でも今日は違いました、間違いなくそこにあったのは強いチームでした。
 本当に強かった、J2横浜ってこんなに強かったんだと何度も思いました。


  しかし、このチームはもう今日で終わりです。

  明日からは、今度は次の新たなる舞台で闘う準備が始まります。


 多分あと10年はJ1残留できたとしても成績は当分低迷するでしょう。
 でも、その10年の間に私達には様々なやるべきことがありますです。
 少しでも見てくれるファンを増やすこと、そして街にもっと溶け込むこと。
 さらに私は「遠くの人々もこのチームに興味を持ってくれるようにする」
 長い時間をかけて、あきらめることなく現場を向上させていくのです。


  J1に上がった、でもまだまだやることは一杯ある。

  だからこそ、少しだけ休んで春になったら丘の上にまた集まりましょう。
 

  そして、己は遠くに旅立つ準備をしつつ新たなる闘いを楽しみにします。




  そう、まごうことなくこの2006シーズン。

  J2リーグ戦の栄えある優勝チームは、我が愛するこの横浜なのです。



  これからは、従来のJ2横浜ではなく「J1」横浜と呼ぶ訳なのですから。



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 さてさて、これで最後となりました。


 今日のいわば「城彰二引退試合」、でも彼だけではこの現場は成立しない。
 彼を今まで支え、信頼した人がいたからこそ今日を迎えることができました。
 おそらく、この人が一番城選手を信頼して支えていたのだと思うのですよ。

 そして、我が愛するJ2横浜の皆にとっての最大の呪縛を解いてくれました。
 それがあったからこそ皆が「団結」して見事な「結果」が出たんだと思います。


  うっすらと気がついていました。

  このチームを応援する人々には「リティ」という幻影に悩まされていた。
 
  この影を「結果」によって誰かが払拭しないことには未来がない、とね。


 でも、始まりは突然だったけども、きちんと常に「結果」を出し続けた。
 そして気がつけば、絶大な信頼を横浜の皆から勝ち取っていったのだ。
 いつしか頬はげっそり痩せていた、でも笑顔をいつも絶やさなかった。
 単に「育成」だけではない、「勝負師」の部分もちゃんと備わっていた。
 かといって奇をてらった事はしなかった、セオリーどおりの闘い方だった。


 今年のJ2横浜の奇跡、それは彼がいてくれたこと、に他なりません。


 J1に上がりいつかは負け続きで交代劇になるかもしれません、勝負事だ。
 でも、その「最後」の瞬間まで己は彼のことを信じていきたいと思ってます。
 それほどまで言っても補って余りある今年の功労者といっていいと思います。

 そして、実は彼の音楽趣味は己は当初から知っていました。
 だからこそ、BGMでJ2横浜の観戦記の際には結構多めに採用してました。
 それは、ただただ彼の采配でJ2横浜に勝利を、ということを願っていたから。



  そう、永遠のサッカー少年達が「横浜」という街で苦悩しつつ成長した。

  その姿を存分に今年は見せてもらった、その成長をつかさどったのが彼。



  ずっと街の中で何かを探している、でも終わりは始まりの証。

  我が愛するJ2横浜  監督  高木 琢也   にこの歌を捧げます。



    # BGM:「路地裏の少年」(浜田省吾)


後悔や悲しみはここで捨てよう

2006-12-01 15:21:09 | フットボール(J2横浜)

 # BGM:「あのさよならにさよならを」(中島みゆき)


 暇な昼休み、近くの公園にいそいそとドライブ。

 すると何故だ、週末見るような知った顔がうようよ(笑)。

 そりゃそうだわ、新横浜サッカーJ2横浜練習場(爆笑)。


 当然ながら人の情、挨拶がてら声をかける。


  「こんちわー、先日はお疲れ様でした」(爽やかに)

  「あ、どもー、ってうわああああああっつ」(悲鳴一面)


  ・・・ 「スーツ姿なんでびっくりしました」 といわれても(苦笑)。


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 ということで、明日はJ2横浜最終戦@横浜三ツ沢球技場。

 白いバラの花と紙テープは、もう各自とも準備万端ですか?




   明日は、盛大に我らの城彰二選手を送り出すよ。


             そして


    皆の新たな旅立ちへのはなむけを捧げよう。