風をもとめて~つれづれなるままに日々の想いを

「たか」が、日々の生活の中で想ったこと体験したことを、いくばくかの文字等で表しています。  

ハイリスク・ハイリターン(サッカーJ1:横浜対マリ公@横浜三ツ沢球技場)

2007-03-11 11:32:30 | フットボール(J2横浜)
 
 # BGM:「NO PAIN NO GAIN」(CHAGE&ASKA)


 今回の現場で、実は一番怖かったこと。

 試合終了の笛の音が鳴り、相手側が「横浜」コールを叫ぶ。

 それを黙って噛み締め、やりきれぬ表情の白と水色の我が友。


 この光景が現実になることだけは、絶対に耐えられなかった。



 しかし、現実は違った。

 試合終了の笛の音の後、我々の選手達がゴール裏へと。

 その時、我が愛する白と水色の友は一緒に涙ながら歌う。


  ♪ ALE~ ALE~ 俺たち『横浜』アレ~ ♪

 
 当然、この原曲は言わずもがなの「山口素弘」の応援歌。



 こういう光景を、相手は『現実に』見せ付けられた。

 この屈辱の瞬間を、彼らは本当に想像できてたのだろうか?



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 これだけのリスク、今回は対戦前に十二分に想像できた。

 全ての部分で盛り上げる、との言葉を吐くのはしごく簡単。
 
 WEBの世界は便所の落書きや匿名の世界だから何でも有。

 でも己のプライドだけは、己に隠し通すことなんぞできない。 

  
 やっていいことわるいこと、なんて他人が決めることだし。

 しかし、それでもあまりにも今回だけはリスクが多すぎた。


 我が愛する横浜ファンは、なぜ散々の煽りを黙殺したのか。

 それは、己の生き様やプライドを失う瞬間を十分想像できた。

 耐えられない感情を、余計に増やすことなどしたくなかった。


 『結果』が出たから書ける内容だ、と当然いうだろう。

 でも、余計に増幅させたつらさや悲しみの感情は誰が救う?
 
 次の試合で「間違いなく」勝てるとでも皆に保証出来るのか?

 全ての人が、自分と同じよう悲しみに耐えられる訳ではない。


  今回の一連の出来事って、そんな簡単な話じゃないよ。


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 現場の風景や試合内容は、細かに書けるほど実は覚えてなく。

 とりあえず、自分が思ったこと覚えてることを適当に羅列します。


  ・ 朝7時に現地の列に合流、当然自分含めて馬鹿ばっかり。
    「今日は14時からですね」との定番お約束大嘘連発(笑)。

  ・ 普通に時間は経過、いつもどおりの人が多い三ツ沢の光景。

  ・ しかし、昼過ぎに相手方の行進大人数が三ツ沢へと到着。
    初めのうちは「師匠乙!」「早野乙!」などのお笑い煽りを。
    警備員や相手ファンもわれらに背を向けて境目の所にいる。

  ・ 「んま、これだと大丈夫だ」と思い、まあ煽るなと制止しつつ。
    多分に都市の観客数が多いチームだとこういう形なんだな。
    楽しく連帯して、という方向なんだろうなあとぼんやりと。

  ・ ところが、我々のリーダーが皆の前で段の上へと上がった。
    その瞬間に、我が愛する横浜ファンの空気表情が一変した。
    すぐに「本物の横浜は集まれ!!」と叫ぶ、一気に集結した。
  
  ・ ここからは壮絶な応援合戦+前線での最大なる小競り合い。
    無論、警備員やマスコミが多い柵の中の出来事で(苦笑)。
    数的には相手方がはるかに多い、でも真っ向にやり返す姿。
    さすがにこれで今からは本当に闘いだ、と気が引き締まる。

    「お互い何をやるべきか、よくわかってるよ」との後日談。

  ・ しかしこの小競り合いの最後がウケタ。

    相手側からの捨て台詞で「J2!J2!!」(言うわそら当然)。
    これをまあ「J2チャンピオン!」と自ら明るく大合唱(爆笑)。
    「6年間もお世話になったんです、感謝しないと」も(正論)。
    さらに「悔しかったら降格してみろ!」とまで叫ぶ人も(秀逸)。

    結論:いやー、これを返せない相手にワロタワロタ(大爆笑)。

    本心:この時点で、相手側って追い詰められてるわと直感。
        どっしり構えて待ち構えてればいいのに、と口々に。

  ・ 開場、会場はやや多めでバックスタンド真ん中に緩衝帯が。
    残念な現実だけど、相手側の方から埋まりが進んでいく。
    しかし結果的には何とかうまく収まったみたいで一安心。

  ・ 横浜も相手も、選手入場時には会場二分のマスゲーム。
    これは正直さすがわかってる、と相手側を感心しましたね。

  ・ あと、捨て幕で「ほう」と思ったのはバックスタンドのやつ。
    「間違ってここに来た(笑)」これはなるほどと思いました。

    でも、それ以外の捨て幕は単純に見苦しいだけ(断言)。

  ・ そうそう、懐かしの紙ふぶきも相手側はありましたなあ。
    三ツ沢もホーム、と言った割にはこれですか、とね(冷視)。

  ・ 試合内容は、一言で言ってお互い荒れすぎです。
    得点シーンはびっくりしましたが時間的に早かったな、と。

  ・ この試合のポイントは横浜側では内田と和田のすばらしさ。
    先週の試合の汚名挽回以上の活躍っぷりでびっくりしました。

  ・ 逆に相手側は、山瀬と乾を早い時間途中から並存させたこと。
    両者を生かす戦術は出来てなかろうに、と思ったら見事的中。

  ・ 残り15分に突如腹痛痙攣、しばし声が出なくなる事態(大恥)。
    正直言えば怖くて怖くて、このまま勝てるかという己との闘い。
    必死で勝利の歌を歌い続け主審の手が上がった瞬間を確認。

  ・ 己の周りでは、歓喜の叫び+涙する人々の本当に喜ぶ姿。
    その反対側は、じっと黙って静まり返った姿をこの目で確認。



    これが「ダービー」ということだ。

    だからこそ勝ってよかった、としみじみ感じました(涙)。   
 


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 おそらく、昨日と今日の己の文字したこと。

 相手側ファンには永遠に「怨念」として記憶されるでしょう。

   
 だからこそ、8月の次回のダービーは大変なことになるでしょう。

 そして、まだ我々も実際にはこの勝利で「イーブン」になっただけ。
   
 次も唯一必要とされるのは我が愛する横浜が「結果」を出すこと。


 そのために、昨日の試合で足りなかった部分を皆で埋めていく。

 結果は出た、だからこそ次の結果を求める作業を行いましょう。


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 あと「14勝」です残留のラインは。
    
 一つ一つ、目の前の試合を取っていくことだと思います。

 また、明日からは次の試合へと備えることとしましょう。



 そして、今日の最後はやはりこの台詞でしょう。

 
 8月のダービーも、我が愛する白と水色の横浜のもの。

 絶対に、マリ公にはやり返される訳にはいかないんだ。



 そのために、チームをもっと進化させていかなければ。 
  
    


2 コメント

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若手選手 (かずま)
2007-03-11 12:11:18
乾のドリブルだけは怖かったですが、乾のドリブル以外のプレイはそれほどでもなく(笑)
長谷川アーリオオーリオ(違)もまだフィットせず。
ハーフナーが出てきたときには「こりゃ勝ったな」と確信。高いだけで全然怖くない。スティーブンが前線に張り付いているのとは訳が違う。勝負強さも形相もスティーブンの1/4(当社比)
いや、それにしても山瀬とボンバーヘッドは怖かった。J1に来た実感って、毎試合怖さを感じる事だったんですね。
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ポテンシャルはあるね (たか)
2007-03-11 14:38:08
>かずまくん@昨日はお疲れ様でした。

いやー、チーム全体がまだ模索中だよ相手は。
でなきゃ、本音はあれで勝てるわけがない。
それぐらい厳しい世界と思っておくべきだね。

相手では、間違いなく山瀬は怖かった。
そりゃ奥も、って思ったね正直。
でも、結果としてチーム力だったんだろうね。
ピッチ上だけでなく外の世界でもね。

とにかく残りは14勝だよ。
怖い怖いと思いつつも闘うしかない。
結果を出して進化させて残留するしかない。
そして、当然8月のダービーも取ろう。
それが我が愛する横浜の名前の意味だって。

ということでまた近いうちに飲みましょう。

それではまた!!
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