とうとう明日は卒業式です。
でもまだ自分が卒業するなんて実感はこれっぽちもなくて、まるで他人事のように思っている自分がいる。その先にはいろいろなことが待っているのに、その現実に目を向けることが出来なくて、人の心を疑ってしまったりしています。
昨日の夜、寂しさと何かのプレッシャーに押され級友にメールを出しました。昔はよくしゃべったり遊んだりしていたけど、最近は話すことさえしなかったのに…ふと、思い出しました。何度かやりとりをしてある間に、そのTから「ありがとう」という言葉を言われました。うれしいというよりも、悲しくなりました。その一言でなぜか急に現実を見てしまったような気がした。「さようなら」とかよりも、もっともっと重くて、つぶされそうでした。後悔ばかりが募ります。
きっと卒業しても、しばらくは今の友達を忘れることはないでしょう。でも仕事に追われ、新しい仲間ができて、次第にこの学校で過ごした日々は過去になって忘れてしまうんです。自分が同じ時間をすごした友達を忘れてしまうことよりも、ずっとその友達の中から自分が消えてしまうことが怖い。恐い。一年に一回くらいメールをするだけになって、それでもいいと思えてしまうようになってしまうんじゃないか…
人の価値観なんてそれぞれで、今いる場所が生きてる場所だから一番大切だって言う人もいるし、高校時代に戻りたいって人もいる。そんな中で僕らがすごした日々は、その人にとってどんなもので、どんな形でその人の中で残っていくのか僕にはわからないし、きっと本人もまだ知らない。僕が消えていくことが、その人が悪いとか、責任とかそういうことじゃなくて攻めるわけじゃなくて、でもそれが実際起こったらとても悲しい。いつも一緒にいれば、いくらでも修正できるけど、離れてしまったらそれで終わり。それだけは辛い。
何が大切で、何を守るか。きっと明日になれば変わると思う。一年後にも変わってる。そうやって人は変わっていくもの。思い出ばかりにすがりついてはいられないから。今生きてるところで取り囲む人がいるわけで、そこで笑って、泣いて、そうやっているんです。でもきっと頭の中には少しくらい残っているといいな。あなたの中に僕という存在が…ずっと…
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