ニュースにもなっていましたが、西武ライオンズがアマチュア選手に対して現金を渡していたという問題です。一人は社会人チームの選手で、一人は大学生。どちらもライオンズが獲得したかった選手らしく、「栄養費」や「学費」という形でお金を渡したとのこと。
なにやら大学野球連盟みたいなやつの規約にそういうことはしちゃいけないよ、という文言があるらしく、早稲田大学の某選手は退部になったそうです。ちなみにその選手は入学してから毎月、学費ということで１０万円もらっていたとのことで、先に社会人チームの選手が会見をして、陳謝したのをみて自分も知らない振りはできないと、公表に踏み切ったようですけど。ちなみに３年生だったその選手は、月１０万ということは３年間で約３６０万ももらっていたことになりますね。はい。でもさ、そんなものなくてもちゃんとプロ野球に入ればもっともらえただろうにね、もったいない。途中で退部とかになって、またこんな問題になっちゃってこれからどうするんだろう。来年、卒業するときになって何事もなかったようにプロ野球に入れるのか…？疑問だ。
そして何より驚いたのはその大学生の会見で「西武から、○○くんは知らなかった。西武と○○くんの父親が関係していただけと、言うように」と西武側から打診されたことを進言。西武としては、ただでさえ裏金を渡していたという悪事を働いただけではなく、その事実をも捻じ曲げようとしていたわけだ。困ったことです。
野球に夢を見る多くの少年たちに、こんな大人の世界を見せてしまっていいのだろうか。とても失望だ。野球人気が低迷している中、こんなことでまたしても野球離れが進んでしまうのではないかと危惧せずにはいられない。相撲の八百長疑惑といい、今回の裏金問題といい、何を考えているやら、さっぱり理解できない。