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不登校児の診療

2025-05-11 01:39:47 | 日記
【「よく来たね」が大切かもしれない】
5月の連休が明けて、不登校児の来院が増える気配がある。
先日も不登校児が受診したのだけど、両親が疲れているせいか、こちらにちょっと攻撃的な感じで疲れた…。

「何ができるんですか?」
「何をしてくれるんですか?」
みたいな感じで、話をしても
「あぁ、そんなことしかしてくれないんですね」
な反応でね。

内服薬の話をふっても
「クスリって意味あるんですか?」
「クスリは使いたくないんです」
な切り返しをされてさ。

レスバをするなら
「半年以上も不登校をしてきた状態が、1回の受診で何もかも解決するわけないことくらい理解できますよね?」
って返したいところだけど、それは不毛。

あまり良い状態で診療は進まなかったんだけど、児本人には、「よく受診したね」って言ってあげれば良かったなぁ。
不登校の診療って、基本的にみんな嫌がるというか消極的というか歓迎はあまりされない。そして、児も親も「病院で何をしてくれるんだろうか?」な不安がある。だからこそ、患児には「頑張って受診したね」って言ってあげたかったなぁ。

不登校診療は、不愉快な思いをすることが多いし、ストレスが大きい。そのストレスの多くは患児よりも親の態度なんだ。けれど、それはそれとして、患児には優しく接してあげたいなぁ。

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