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徳島でモンテッソーリ。

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崇高なその心

2014-09-22 00:07:50 | 
最近、娘の話がご無沙汰でした。
娘は現在3歳3ヶ月、モンテッソーリの幼稚園に入園して3ヶ月です。

おしゃべりは一級品、何でも5つ上のお兄ちゃんに助けてもらったり、仲良くしたり、喧嘩しちゃったりと成長中です。

幼稚園のお友達の名前も完璧、お歌もたくさん覚えて帰ってきます。

大好きなのは赤ちゃん。
外で見かけると必ず寄って行きます。

触りたいのを我慢して、じっと見ています。

そんな娘を分かっているつもりでした。

でも、娘はもっともっと上に魂を成長させていました。

今日はそんなエピソードです。

土曜日、私の実家にケーキを持って遊びにいきました。
実家には両親がおりますが、孫を心待ちにしてくれていました。

私はケーキもあることだし、と、義妹ちゃんと甥っ子もお誘いしたところ「行きまーす」と快く返事をもらいました。

そして全員が集まりました。

甥っ子は11ヶ月ですが、もう力強く二足歩行しており、私達はその可愛らしい動きにメロメロで、もちろん娘もメロメロでした。

娘はあれこれと甥っ子に持って行ったり、話しかけたりと微笑ましい限りでした。

そんな時、娘が甥っ子のところにiPadほどの大きさのわりと重量感のあるゲーム機を持っていきました。
音がなってカラフルにボタンが光るので甥っ子が大好きなのです。

でも、娘にも少し重たく、持つ場所もバランスが悪くゲーム機が娘の手から落ちかけて、甥っ子の頭にゴンと当たりました。

そして、ここが反省点なんですが、私も含めた周りの大人が思わず「ああぁー!」と言ってしまったのです。
「何しよん!」とか、「こらー!」とか言ったわけではありません。
ただ、思わず「ああぁー!」と言ってしまったのです。

娘は一瞬、止まりました。

甥っ子も一瞬、止まりました。

でも、甥っ子は激しく泣いたりもせすおとなしかったです。

ただ、娘は無表情で甥っ子の頭をそっと撫でて二、三歩下がり
足を開いて両手を床に着けました。
小さな子は体が柔らかいのでよくやりますよね?
股ぐらから逆さに景色を見るあのポーズです。
誰からも娘の表情が見えませんでした。

私は少し笑って「そんなポーズしてごまかしてるのー?」と言いながら娘を覗きこみました。

そして「ハッ!」としました。

娘は目から今にもこぼれ落ちそうな涙を唇をギューーッと噛み締めてこらえていたんです!

私は思わず胸がいっぱいになって娘を抱きしめました。
すると娘は私の胸に顔面を押し付けて、声をこらえて号泣し始めました。

娘は自分がしたことへの罪悪感でいっぱいだったんです。

かなりの時間私の胸から顔をあげることなく泣き続けました。

私は自分の初期対応への反省と、娘の心の成長の喜びとで泣いてしまいました。

その事も素直に娘にも伝えました。


3歳3ヶ月。

その心を私はどれほど理解できているんのでしょう。
どれほど見えているのでしょう。

私は私に関わる全ての人に対してもう一度その事を肝に銘じて毎日接していかなければと改めて思いました。

子どもは私を導いてくれている、と感じました。
私は本当に未熟者です。

「子どもについていきなさい。」(マリアモンテッソーリ)

子どもはただかわいい大人の所有物ではありません。
たくさんのことを大人に教えてくれる存在ですね。

息子、娘、これからもこんな私をよろしくお願いします。


今週は参観日にて園での様子を見せてもらってきます。
いろいろ、他言するわけにはいきませんが、何かを感じたらまたご報告いたします。



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