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徳島でモンテッソーリ。

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衣服の着脱の自立の助け

2014-03-23 15:06:48 | モンテッソーリ教育
日ごとに春を感じる毎日ですね!
なんだかウキウキと外に出ていきたくなります。

はっと、靴を見ると息子の靴も娘の靴もボロボロのキツキツ!!
あらー( ̄▽ ̄;)。ごめん。

ということで気に入る靴を探す毎日です。

春物の衣服を用意しながら、息子と娘の衣服の着脱の自立の助けについて考えたので聞いてください!

息子のお下がりを出していて
「あー、懐かしい!」と思い、本日、娘の服にも付けたのは服の前後がわかるためのマークです。息子が2、3歳頃にせっせと付けたっけ(*^^*)。

自分で服を着られるようになり、毎日、自分で着ます。
ただ、難点は前後反対(*^^*)。

毎回チェックしたり、呼ばれたりするのも面倒だし。

そこでマークを付けました。娘の衣服(ボトムとパンツ)
ウエストの前にくる部分のど真ん中に
ピンクのマーク。

そして言葉かけは
「ズボンやパンツには前と後ろがあるの。ここから足を入れるよね?その時このピンクのマークがおへそにくるように足をいれてね。じゃあ、一回一緒にやってみようか?」
です。
そして、一度練習してみてください。
その後、お子さんの服の前後をチェックする必要はなくなるはずです。

トップスはこのように

分かりますか?
後ろ身頃の裾の内側に二つ。
つまりここを左右の手で持つマークとし、頭を入れてもらいます。


そして、靴下!
これも履けるんだけど、前後が分からない!

靴下はこのように

手でもつ所に同じマークを二つ。爪先側に違う種類のマークを一つ入れてあげます。(私は◯と×にしましたが、違う色にするとか、動物にするとかお子さんが「違う」と認識できるような二種類で。)

必ず一度練習してあげてください!
次からはその通りにするはずです!
それが、2歳前後のお子さん特有の秩序感です。最初の一回を必ず復元して行動します。だからこそ、後が楽なのです。

マークはオリジナルのカワイイもの、カッコいいもの、色、素材工夫して(*^^*)。
縫っても、書いてもいいと思います!

衣替えの時に是非是非、親子お互いのために一工夫の助けをしてあげてください!!

おままごと

2014-03-10 00:58:07 | モンテッソーリ教育
03 おやこのおへやでお母さんたちとの会話をするなかでブログで考えたいと思ったことがもうひとつありました。

それはおままごとについてです。

あるお母さんから最近お人形のお世話をしたがるけど、ポポちゃんやメルちゃんを与えるのはどうかな?といったお話がありました。
実際うちには両方あり、(たまたま頂いたんですが。)娘もかなり使っています(^人^)。トッポンチーノに寝かせていたり、タオルでおんぶしたり、お腹に入れてみて「お腹に赤ちゃんおるの(*^^*)。」と言ったりしています。
女の子ママの先輩として聞いてくれたのだと思います。
個人的には「いいと思うよー。」とお話しました。

なるほど、おままごとか。

そう思った時に思い出したことがありました。
ブログで考えたいのはここから先です。

よくモンテッソーリ教育と比較されるのはシュタイナー教育だと思います。
このシュタイナー教育では空想とか発想とか大切にしているようです。(シュタイナー教育については本を一冊読んだことがある程度です(((^^;)。)

モンテッソーリ教育はまず実体験、まず具体物です。

本物があればおままごとは必要ないということだと思います。

例えば、テレビでしか見たこともないカバという動物でごっこ遊びするよりはカバをまず見に行ったり、フィギュアやミニチュアなどの具体物を与えます。

絵本についても、低年齢にファンタジーは推奨していません。(6歳以降はファンタジーでもよいとされています。)事実だけで構成された絵本をまず与えることを推奨されています。(例えば、目や手足のついたイチゴちゃんがおしゃべりして冒険するような絵本ではなく、リアルな絵のイチゴで、ちぎったり、切ったり、食べるような絵の絵本を与える。)

お料理についてもよくあるままごとセットでままごとをするよりも先に本物の野菜や果物を一緒に調理することを大切にしているのです。

実際にはおままごとやごっこ遊びは男女問わず、2歳さんたちは大好きで、03おやこのおへやの時間内にもあちこちで見られます。
お店ごっこや、家族ごっこや、冒険ごっこのように何人かで一緒にやっている姿は可愛らしく、微笑ましいです。関わり合いを学ぶ大切な時間でもあるし、想像力を垣間みて驚かされたり、笑わされたりもします。

そこにできるだけ具体物や実体験を入れてあげればもっと子どもたちの世界が広がるように感じています。

色んなおままごとやごっこ遊びができるように、先ずは色んな具体物や実体験をお家でも心がけてみましょう!

もちろん、私も心がけます!!

頑張ろう!(今日は駐車場で、こんな実体験(*^^*)。真相は新しく買った焚き火台を早く使いたかったというだけー。)

子どもへの伝え方

2014-03-10 00:11:13 | モンテッソーリ教育
03 おやこのおへやでお母さんたちとの会話をするなかで「あ。」と思ったことがありました。

それは子どもたちへの伝え方についてです。

03おやこのおへやのお母さん達が悪い伝え方をしているとか、伝え方について気にしているということではなく、ただブログでこの事について考えたことなかったなーとふと思ったというだけのことです。

2歳さん達は本当に色んなことをしてくれます(((^^;)。
小さいものを口に入れる。
机に登ってみる。
階段を物を持ったまま登って行く。(やらないようにと約束していることです。)
木のハンマーであちこち叩く。
などなど(笑)

で、こういう時にどう言いましょうか?
ということを今日は考えたいと思うんです。

もちろんやめて欲しいことばかりです。

おやこのおへやの時間内にもちらほら
「あ!ダメよ!」
「○○したらいかん!」
「○○して!」

一般的には
「そんなことしたら怖いのが来るよ!」
「そんなことするなら、○○行かんよ!○○買わんよ!」
もよく聞きますね。

かくいう私もすぐに、
「あー、ダメダメ!」
と言ってしまいます(((・・;)

でもダメな理由は全部大人側の理由であって、子どもにはそれがダメな理由ですか?

例えば、小さいものを口に入れるのがダメなのは誤飲したら危ないということを教えなくてはいけないという大人の理由です。

机に登ってはいけないのは社会的なマナーを教えなくてはいけないという大人の理由です。

階段を物を持ったまま登ってはいけないのは、我が家の階段がリビング階段で、しかも板だけでできているスカスカの階段だから手に持っているものを落としたら危ないし、壊れるし、床に傷がつくから教えなくてはいけないというという大人の理由です。

ハンマーであちこち叩くのがダメなのはそれが叩くものではないということを教えなくてはいけないという大人の理由です。

とにかく、子どもに教えなくてはいけないという大人側の理由から、子どもを抑圧したり、脅したり、命令する言い方をしがちです。

もちろん、教えなくてはいけないことです。

ただモンテッソーリ教育について知れば知るほど、その伝え方について疑問です。

なぜ、ただ教えるだけなのに、命令したり、抑圧したり、脅したりしてしまうのでしょう。

「小さいものを飲んじゃったら危ないからお口に入れないよ。」
「机には登らないよ。」
「階段には持っていかないよ。
持ちたいならここで持とうね。階段を登るなら置いていこうね。」
「ハンマーでここを叩かないよ。このボールを叩くのはいいよ。」

これで教えることができます。

怖いのが来るよ!とか、代わりに○○はしないよ!買わないよ!ということを言う必要ありません。

もちろん、すんなりと覚えてくれるとは限りません。むしろ、「イヤ!」と言われるかも。
それでもやっぱり、否定的な言葉を使ったり、抑圧したり、脅したり、命令したり、する伝え方は必要ないと思います。
選択肢を与えてみることはよくモンテッソーリ教育でも言われますが、本当に有効ですよ。
あとは、気持ちに一旦寄り添ってあげることもとても有効です。
(例えば、小さいものお口にいれて見たかったん?そうかー、小さくて可愛いもんねー。入れてみてどうだった?ごはんみたいに美味しくないし、ゴックンしたらオエーってなるよね。だから小さいものを口に入れないよ。ベェって出そうか。など。)
娘の場合、ほぼこれで伝わりますし、怒る必要ありません。

大きめの声で怖い顔をして命令したり、否定的な言葉を使ったり、抑圧したり、脅したりしなければ子どもには伝わらないと思いこみがちですが、本当にそうかどうか、是非気を付けて過ごして見てください。言葉を変えてお子さんに伝えて見てください。

私も気を付けています(^人^)。







直接体験

2014-01-27 08:02:29 | モンテッソーリ教育
最近はこのカテゴリーに更新できていなかったので、久しぶりにこちらに。

五感を使って体験することの重要性はモンテッソーリ教育で低年齢ほど大切にされています。

まずは実体験ということです。

お母さんとお子さんには山のように実体験のチャンスがあります。
(先生と生徒と比べてです。)

毎日がモンテッソーリ教育です。

例えば、我が家の昨日の日曜日。

「竹で遊ぼう」という集まりに参加しました。

雨上がりの山。
ベチャベチャの泥道を歩く子ども達。
ロウバイが咲いているのを見つけて、ガイドの方に質問。枝を一本もらって、匂いを堪能する。

焚き火をおこし、竹を割って食器作り、お箸作りなどナイフやナタを駆使する。

パチパチ火が燃えて、いろんな物を焼く。その匂い。目が痛いから風上に逃げる。

まだまだ、この先、雨のなか、出来たものを食べたり、一から竹輪を作ったりと様々な活動があったのですが、この全ての実体験を経て、自然や火や植物や食べ物や人との協力を五感で吸収するのが子ども達の理想の姿かなと思います。

絵本、お話、テレビ、(あまり考えたくないけど)携帯やiPodなどよりも先に体験を与えてあげる。

汚れるから、危ないから、寒いから、できないから、私が苦手だから…などは全て大人目線だと改めて、子ども達にいろんな体験をおすすめします。

そうそう、昨日の集まりで、娘は相手によって丁寧語を使い分けること気づきました。
私には使いません。
他の大人には使うんです。
「リンゴが欲しいんです。」
「これ下さい。」
「あれが食べたいです。」
2歳7ヶ月、そろそろ「人生最初の三年間」の集大成(大げさですが。)。

そして息子はノコギリで竹を切って、食器作り、お箸作り、お友達を作って笹で遊びまくり、前歯が抜け(グラグラでした。)、竹輪に感動し大忙しでした(笑)足場の悪い中、妹の面倒もみてくれました。ありがと。

話がそれましたが、とにかく直接体験することができる家庭での時間は全てが子供の育ちのチャンスです!
大人が頑張りましょう!

日常生活の練習

2013-09-21 11:01:44 | モンテッソーリ教育
三連休はキャンプに行って来ました\(^_^)/
ゆっくり二泊。

子どもたちはお友達を作ったり、海岸の砂を触ったり、水を触ったりと思い思いに楽しんでいました。

キャンプでは汚したり、片付けたりということを屋内ほどは気にせずにいろいろなことを楽しめ(てい)る気がします。
白玉団子を作ったのですが、粉をこぼそうが、服を真っ白にしようが好きなようにクッキングさせてあげられました。

家庭で子どもと家事をすること。

モンテッソーリ教育でいう「日常生活の練習」という分野です。

とにかく、生活全てがこの分野です。

何でもかんでもやりたがり、時間も手間もかかるし、結局できなくて癇癪!

それでも!
繰り返し繰り返し、やりたい!と主張するからには訳があるのでしたよね。
(2つ前の記事参照。)

娘もいろいろな家事に誘ってみます。
(もちろん、道具や手順の確認など準備がいります。この準備が癇癪を起こさせないポイントですね。)

先日は靴洗いに誘ってみました。
バケツ2つ、ブラシ、石鹸、雑巾。ちょうどいい高さもポイント。真剣!ちょっと飽きたりも。洗えたら水気を拭いて。触ると熱いところ(=日向)に置くように伝えるとその通りに。楽しくてお兄ちゃんのも洗ったほど。

子どもと家事をする時間が持てて幸せです。
「03 おやこのおへや」でもたくさんやりたいな、と思っています!