Takahiko Shirai Blog

記録「白井喬彦」

私の読書生活(2005年5月4日)

2005-05-04 12:28:06 | 読書
購入月刊雑誌;

月刊誌『正論』6月号(産経新聞社、定価680円)

購入単行本;

菱沼一憲著『源義経の合戦と戦略-その伝説と実像』(角川書店、角川選書、2005年4月30日発行 ISBN 4-04-703374-X、定価1400円)

菱沼一憲という歴史家の名前は初めて知った。この本は近所の書店の新刊書コーナーで見つけた。NHK大河ドラマが「義経」だから際物出版化と思ったが、パラパラと中身を見てみると、ほのかな学術の香りが感じられた。

著者略歴には;-

1966年福島市生まれ。1990年國學院大學文学部史学科卒、1992年同大学大学院文学研究科日本史専攻修士課程終了。尊経閣文庫文庫員を経て、現在、国立歴史民俗博物館科研協力員。

共著に、『海老名市史』(本文編・資料編)

論文に、「没官領地頭制の成立過程」(今江廣道編『中世の史料と制度』所収(続群書類従完成会))、「鎌倉幕府地頭御家人制の形成と追討使」(『国史学』159)、「源義経の政治的再評価」(『国史学』179)、「木曾義仲の挙兵と市原・横田河原の合戦」(『群馬歴史民俗』25)などがある。

-とありますので、一般向けのこの本も「源義経の政治的再評価」という論文の副産物だろうと思われます。内容的には決して際物というわけではないのでしょう。

それに、長野市内でおこなわれたという「市原・横田河原の合戦」の研究者であることも、期待させられるものがあります。

最新の画像もっと見る