老朽原発うごかすな!実行委員会Blog

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老朽原発うごかすな!ニュース (第15号)2020.09.18

2020-09-22 12:58:54 | 老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか

9月6日を 老朽原発廃炉の日に(報告とお礼)→ コチラ


9.6記録映像は → コチラ

賛同いただいた団体・個人 → コチラ

■■老朽原発うごかすな!大集会に参加して■■

台風10号、新型肺炎ウィルスコロナ、熱中症の心配もある9月6日でした。

台風の影響は何とか集会の開始よりは遅くなりそうで、ほっとした気持ちで
奈良を出発しました。うつぼ公園に着いた頃は、誰もが木陰を求めているような
暑さで、参加者は少ないかもしれないなぁと思えました。

デモや集会は楽しくなくちゃと、替え歌を作って、その歌詞を
大きなのぼりに作った仲間の森本忠紀さんが、集会開始前に歌うというので、
奈良の仲間の集合はちょっと早めでした。

プレイベントの音楽が始まるころには、
2月末を最後に様々な講演会や集会が中止になり、久しぶりに会う
関西一円の仲間の笑顔がたくさんありました。

川口真由美さんが他のイベントが中止になったからと
集会開始前のプレイベントでピアニカを演奏して一緒に歌ってくれたことは
嬉しいハプニングでもありました。

この集会への参加を決めてから、実行委員のメンバーが何度も集まり、
奈良での広報活動や、木原さんや中嶌哲演さんとの団体への要請行動を
おこないました。それぞれの組織がおこなっていた脱原発行動を共有し、
老朽原発を何としても止めていかなくてはという力をいただきました。
その思いが力強くデモでのシュプレヒコールに現れていたように感じました。

facebookなどを通して、参加していなかった人たちからも、
「YouTubeで見てたよ」「たくさん集まっている様子でとてもよかったよ」
という声を聞きました。

もちろん集会が成功したからと言って、老朽原発が止まる保証はありません。
原発を止める方向に動かすのは、政治の力でもあると、
脱原発の行動だけでなく日々の政局の動きに目を凝らし、動きを止めずに
行こうと思ったことでした。
(原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい実行委員会  堀田美恵子)


■■関西の人たちに 元気をもらいました■■

靭公園の入り口に着いた時点で私の心は明るくなりました。
なぜならこのコロナ下の中で久しぶりに大勢のデモに来ている人たちの
顔が見えたからです。その顔は全員といっていいくらいみんな明るく
エネルギッシュでした。そして演壇で話をする人たちもそうで、
参加者がデモ行進している時もやはりみんな明るくエネルギッシュでした。

東海第二原発の再稼働をとめる会・披田信一郎さん

そのデモ行進はかなりの暑さにもかかわらず、みんなそんな暑さを
ものともせず、それを見ている私も暑さなんて気にならなくなっていました。
そして私が驚かされたのはこれだけではありませんでした。

この次の日、「再稼働阻止全国ネットワーク相談会」にも私は参加したのですが、
その知識レベルと意識レベルの高さにも驚かされました。ここの相談会では
「若狭の原発を考える会」の木原壯林さんのお話しも聞けましたが、
まずその時配られた資料に驚きました。

その資料には一般論的な原発危険論をはるかに超え、原発の危険性を
かなり深くミクロなところまで掘り下げたことも書かれていました。

詳しいことはここでは省きますが、
原子炉の鋼材が脆くなる説明としての「脆性遷移温度」、
原子炉で使われている金属が壊れる説明としての「応力腐食割れ」、
原子炉に使われている配管が壊れる説明としての「エロージョン・コロージョン」
などのことがこの資料には書かれています。 

これらのことは実は私自身が約2年前に、難しい専門書を2か月かけて
読んで習得したことだったのです。このような難しいことはそれこそ
その項目だけで1つの資料にもなり得るものなのです。

また、関電マネーについての具体的な詳しい資料も配られましたが、
その際の説明は他ではなかなか聞けそうにない、かなり詳しいものでした。

私はこういった関西で脱原発運動を頑張っている人たちの知的レベルの高さ、
および、それを達成させる意識レベルの高さも、今回の大阪大集会において
およそ1600人もの人が集まり、大成功を収めた要因なのかな、と思いました。
(とめよう!東海第二原発首都圏連絡会  志田文広)


■■9.6大集会の成功に呼応した各地での取り組み / 福井でも■■

8月8日、コロナの感染拡大が広がる中、9・6大阪集会をやるかどうか
3時間におよぶ議論がおこなわれました。私は、大阪の医療従事者の
「大勢で集まることはさけてほしい」との発言に、人口が少なく世間の狭い
福井県では、「感染すれば町に住めなくなる」と言われますが、
大阪でも同じだと感じました。

このような状況にもかかわらず、集会は1600名以上が集まり大成功を
おさめました。それは、対策工事に土日祝日返上で作業員を動員し、
作業の進捗に影響する傷病の労災隠しを下請けに押しつけ、コロナ感染対策も
不十分なまま再稼働を進める関電に対し、「危険な老朽原発の延命を許さず、
福島の惨禍を繰り返させない」「子や孫の未来を守りたい」と決意した
実行委員をはじめ、多くのみなさんが呼びかけに応えたことにほかなりません。

大阪集会の成功は1600名以上が集まったことにとどまりません。
集会参加者のほとんどがデモに参加して市民にアピールし、
SNSでも発信しました。YouTubeの同時動画配信を見た人からは、
「コロナ禍の中でもたくさん集まって感激した」などの感想が寄せられました。
また、全国で大阪集会に連帯した行動が取り組まれ、関電への抗議・要請行動が
おこなわれました。

福井でも「コロナ禍で大阪の集会に参加することは、家族に反対されているので無理」「参加を呼びかけることに責任がもてない」などの意見が多く出て、
「参加は各自の判断で」と決まりました。そのため、福井から大阪集会に
参加したのは、私が知る範囲では3名でしたが、大阪集会に連帯した行動が、
同日、福井市と原発立地の高浜町でおこなわれ、のべ56名が参加しました。

9.6大集会に呼応しておこなわれた福井駅前でのスタンディング


9月6日、高浜原発前でのスタンディング

今回、コロナ禍の中で新しい運動の創意工夫がされ、運動の規模と質が
大きく広がったことを実感しているのは私だけでないと思います。
11月には若狭の原発がすべてストップします。
こうした運動を今後さらに広げ、若狭の原発の再稼働を阻止しましょう。
(原発住民運動福井・嶺南センター  事務局長・山本雅彦)

★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 第15号』
 ダウンロードは → コチラ

『自治体あて要請ハガキ』は → コチラ
『関西電力あてハガキ』は → コチラ

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