風に吹かれて、気の向くまま

人生折り返し地点を過ぎた下町男の思いつき。

63 綾瀬川鐘か淵

2007年03月11日 | 今昔 江戸名所百景 
63 綾瀬川鐘か淵

この絵の前景に合歓の木が描かれているが、実際には対岸の綾瀬川にあるべき物。
この川の土堤には春はたんぽぽ、すみれ、嫁菜、土筆、なずな等の花が一斉に咲いたので
舟で訪れる人も多かった。特にここの合歓の木は有名であった。



35 隅田川水神の森真崎から上流、千住大橋から東に流れてきた隅田川が、南に流れを変えている場所。
写真の真中辺り、東北から合流する川が綾瀬川である。
綾瀬川は荒川と繋がっている。

綾瀬川の土手から南西方向を眺めると、隅田川に流入する川の水が左右にうねり
川筋が糸を綾取る様に見えたことから綾瀬川と名付けられたという。


綾瀬川が隅田川に合流した地点のやや南側(絵の右側)を鐘ヶ淵といった。
昔釣鐘が沈んだ所、陣鐘を落とした所、或いは半鐘を落とした所など…
伝説から鐘ヶ淵と名付けられたという。


両国JTで隅田川を渡った首都高速6号線が、高速環状線へと繋がっている。



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