風に吹かれて、気の向くまま

人生折り返し地点を過ぎた下町男の思いつき。

32 柳島

2007年04月01日 | 今昔 江戸名所百景 
32 柳島

この絵は、赤い塀に囲まれた妙見山玄和院法性寺(俗称妙見様)と
北十間川の向こう側は田圃が広がっている風景を描いたものである。

亀戸天神の西を流れていた横十間川を少し行くと、北十間川に突き当り
変形したT字形をなしていた。
その西南の角一帯が柳しまと呼ばれていた。
昔、柳の木の多い土地であった事からこの名が付けられたと云う。



北十間川の向こう側に広がっていた田圃は、姿を住宅や団地に変わり
土だった土手や道は、コンクリートやアスファルトに変わったが
現在も北十間川・横十間川が流れ、柳島橋が架かかっている。
橋を渡った左手には法性寺も残っている。
川幅はもしかしたら狭くなっている様な気がする。





柳しまと亀戸村との間に柳島橋が架かっていた。
この橋のたもとに会席料理で有名な、会席茶屋「橋本」があり
「橋本」の味と、周囲の風景と妙見様のご利益を求めて多くの人が舟でやってきた。



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