船を手放した理由 その5

2006-12-16 | 船釣り関係
        飛島(左:大飛島,右:小飛島)
   ○印 水深5~8m メバル(ブツ撒きポイント)
   ☆印 キスポイント 水深10~15m 中型
   ⊿印 極端に浅い 洲がある

ディーゼル船を買うときにいわれていたことば
「エンジンはめったに壊れないけど、壊れたらでかいよ」

何がでかいかって
もちろん
修理代!

10年選手を
ずっと使い続けていけば
次第に劣化していくのは
自明の理。

いろいろとガタがきます。

丸8年使っている間には
エンジンオイルが
爆発的にとびだしたり、
エンジンをオーバーヒートさせたりと
いろんなことがありました。

ただ、どれも軽傷でして、
たいして修理代がかからず
難を逃れていました。

そして、
とうとうやってきました。

はげしいのが
エンジン本体ではないのですが
大トラブル。

簡単に言うと
というか簡単にしか言えない
ドライブという
エンジンと
ペラを繋いでいる部分。

心臓と足を繋いでいる
血管部分の出血、とでも
言いますか、
かなり重要な部分が
結構な範囲で
腐蝕しています。


「あのぅ、修理にはどのくらい」

オーバーホールしてもらっているとき
問題があると連絡を受けました。
修理中の場所に行って
おそるおそる聞いてみます

返ってきた答えは、
「少なくとも50マソ」

「とりあえず応急処置で2,3マソ。
 しかし、1年も保証できない。」

「ということは?」

「2,3ヶ月で壊れるかも
 1年半くらい保つかも。」

Eさんと相談。
とりあえず乗れるように
応急処置。

それから半年ほど
考え続けました。

というか、船をあきらめるまでの
手放すことを決意するまでの
時間でした。

子どもも大きくなり、
学費もかかります。
ふだんの釣り代は
小遣いで賄っていましたが
結局、船検代などは
ボーナスから出させてもらっていましたから・・・
あきらめないといけないでしょう。

でも、
一番下の子を
海水浴に
釣りに
連れていってやれなくなることが
一番つらかったことです。
前もご紹介しましたが、
海水浴大好き
そして、それよりも
船釣りの方が
もっと好きな娘でしたから
悲しむ顔を見たくありません。

いざ手放すとなると
自分の釣りのことより
そのことが
最もつらいことでした。
(ちょっとかっこつけすぎです

しかし、
台風の時の見回りや
船底塗料を塗る回数の増加
乗せる人の安全への責任の重さ
等々も考えて

あきらめがつきました。