古社を訪ねて


大阪・奈良の『古き神々との出会い』

61 山阪神社

2007-09-15 | 摂津国

大阪市東住吉区山阪に鎮座する 山阪神社

山阪神社



「由緒書」

御祭神

天穂日命
野見宿禰命
猿田彦命
素盞鳴尊
宇賀御魂命

神社略記によれば、この地に住みついた天穂日命の子孫が祖神を祀ったのが創建。
さらに同族の出身で、相撲の創始者とされる野見宿禰を合祀したものという。

この山阪神社は山阪町に鎮座するのであるが、近くに田辺の地名がある。この『田辺」の地名は古く、田辺宿禰と関わりがある説がある。
「三代実録」の清和天皇貞観4年(862)8月11日の条に「摂津国正六位上田辺東神、田辺西神並授従五位下」と、田辺の名が見える。ここで田辺西神と記されているのが山阪神社のことで、もとは田辺神社と呼ばれていたようだ。
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中井神社
田辺東神は針中野駅東側の中井神社らしい

ひとこと
中井神社について
昔、神社前に古井戸があったそうで村人は「汚れのない霊泉」として大切にしていたそうで、この井戸と、中野村の中を取って明治初め牛頭天王社から中井神社と改称されたようである。

「郷土探訪」