老人の寝言

頭の体操

相撲

2010-11-24 09:04:06 | 日記・エッセイ・コラム

白鵬の連勝で一頃騒がれていた 横綱双葉山が 現役時代より以前からの相撲フアンです その昔玉錦というアンコ型の横綱が居りました 当時は未だ餓鬼で御座いましたのでおばあちゃんと一緒にラジオに噛付いて聞いていました おばあちゃんの髷が 子供心に横綱のチョン髷に似ていたのを覚えています 双葉山は強かったですね この時から後の先という言葉が生まれたのではないかと思われます 仕切りから立ち遅れても 何時の間にか先手を取っていた名人です 稀代の横綱でしょう 今のようなみっともない仕切りなどありません 相手より少しでも早く立ちたい(先手を取りたい) この心理描写が体から噴出してくるのが見ていて ついつい釣り込まれてしまいました 相撲と書いてあいなぐると読みます 殺伐とした格闘技ですが 国技館と言われたように国技でした 世界にも珍しい格闘技です 今でこそ上位は外国人力士で占められていますが まだ外国人には門戸が開かれていない時代でした 地方の素封家は谷町(たにまち)といって 贔屓力士の後援を買って出ていました 今で言えばスポンサーと同意義でしょうか ちょっとnuance が違いますが・・・ こういった人達が陰で角力界を支えていたのです 叉これが男の最高の道楽とされていました 今では勝つ事に拘り過ぎます 死に体を負けとしたらもっと面白い勝負になるのではないか 柔道もそうですが一本勝ちとしたらいいと思います 行司さんが判定に困るような勝負は取り直しが一番良いのではないか 先に手を付いた方が負けとしている今の決まりは 怪我の発生を増やしているのみと思われます 素人が偉そうな事を申し上げましたが これも近年相撲フアンが減少しており これの挽回策に申しているのです 日本人力士の奮闘を心から願っているものです。