マッシュで温泉めぐり

マッシュで日本全国温泉めぐり

夏 九州温泉巡り (2)-2

2015年07月23日 | 温泉
2日目 ( 7月19日 ) の続きです。


まずはお昼!!
瀬の本高原 ( 熊本県南小国町 ) にある 「 八菜家 」 でお昼を頂きました。

 
嫁さんは 「 たご汁定食 」 を,ぼくは 「 だご汁 」 を単品で
だご汁も結構量があり,腹一杯になりました。
おまけにここでは,漬物が食べ放題です。
ケースに並んでいる漬物を自分で小皿に取るのですが,全部が美味しい!!
自家製の漬物とのこと。
今回も,3人とも一通りの漬物を食べたのですが,だご汁よりもこの漬物に引かれて
毎回来ている気がします。


息子は炊込みご飯の付いただご汁定食を注文
二人ともよく食うな~と感心です!


併設の売店です。
ここでは自家製の漬物をはじめ多くの地域の特産品が販売されています。
今回は,今夜のおかずに入れるなすびを購入しました。
( 生鮮野菜も販売されていました。)

昼食後は,大分県九重町飯田高原にある「寒の地獄温泉」に行きました。
 
何となく趣のある ( 秘湯ぽい ) 雰囲気です。
ついでに記念写真を
これまで二度ここまで来たのですが,最初は寒の地獄の看板を見て何となく引き返し,
2回目は休業中で止む無く断念 ( この冷泉の入浴は7月~9月限定だったのです。)
3度目でようやく入浴することが出来ました。


中の建物に行く途中にあった小川 ( 排水路? ) です。
小川の淵や底が白くなっていました。
硫黄分が析出したものかな?


旅館の入口です。ここで入浴料金を支払いました。
事前に調べたガイドブックでは,冷泉の温泉以外に温かい温泉(温かいから温泉と言うんだろうが)
もあると書いてあったのですが,
受付のお姉さんに,「冷たい温泉だけしか入浴できません。」と言われ
嫁さんと息子は断念!!
私だけ寒の地獄に挑戦することにしました。

入浴料金は1時間500円とのこと。
2時間1,000円,4時間1,500円,8時間2,000円と看板にありました。
迷わず1時間でお願いしますと答え,500円払いました。
そんなに長く入浴する人がいるのか,ちょっと信じがたい気がしました。


ここが温泉棟
案内のお姉さんが「水着はお持ちですか?」と
「 ん~ん~ そんなもの持ってません! 」 と答えると,
「ここは水着着用となっています。」
「え~~」と言うと
「ならば無料でお貸ししますので,この中からご自由に選んでお使い下さい」と

  
浴室に入ったときは誰も居ませんでした。
まずは写真をパチパチと写し


泉質は「単純硫黄冷鉱泉」
泉温「13℃~14℃」
湧出量「毎分2160リットル」との表示あり

それからおもむろに,入口付近の浴槽に行き(浴槽が2つあったので)
恐る恐る足を浸けると,「冷や~~!!」と言うよりも「痛た~~!!」
そうです。午前中に行った「め組茶屋」の足湯と全く同じ


「 はだをさすこの霊泉が病をなおす
 希望は忍耐を生じ 忍耐は困難をのりこえる
 がんばれ今ひとときがんばれ
  忍耐 頑張 難有り 有難し 」 と書いてありました。

ん~ つま先をちょっと浸けては出し,また浸けては出し・・・。
隣の浴槽に行って,またつま先をちょっと浸けては出して・・・。
しばらくすると奥の暖房室から人が出てきて,さっと浸かられました。
もたもたしているのが恥ずかしいのですが,浸かりたくても・・・。
その内,冷たさ(痛さ)もだんだん慣れてきてちょっとづつ浸かっていけました。
そうです,筋肉痛時のアイシングと同じ感覚です。
痛さにだんだん慣れて(麻痺して)きたような気がしました。
えいやーで首まで浸かって,大急ぎで暖房室へ避難。


突き当たりの木の扉の向こうが暖房室です。
部屋の真ん中に大きなストーブがド~ンと設置してありました。

暖房室におじさん(私もしっかりおじさんなのですが・・・)が1人居られたので,
いろいろお話を聞かせていただきました。
最低2分間は浸からないと効果はないとのこと。
慣れてくると体の芯が震えてくるまで浸かりしっかり,濡れたまま体の芯まで暖める。
これを繰り返すのだそうです。
ちなみにこのおじさん15分間冷泉に浸かり,30分間暖めるそうです。
効能を聞いてみると,風邪をひかなくなったとのこと。

よし,おじさんに励まされ再度挑戦! 最低2分間は頑張るぞ!!
てな調子で,再度浴槽へ
浴槽には若いお兄ちゃんとおばさんが会話しながら浸かっていましたが,
お兄ちゃんは歯を喰いしばって頑張っていました。
(おばさんは余裕でした。すご~い!!)


今回もじわ~っとゆっくり浸かり始め,首まで浸かったのですが,
心臓がドキドキしだしたので,胸までの半身浴に切り替え何とか2分間耐えました。
2分間経つやいなや,私はすぐさま暖房室へ避難

しばらくするとさっきのお兄ちゃんが暖房室へ入ってきました。
歯はガチガチと,かじかんだ指先をもう片一方の手で開いていました。
おばさんは常連さんらしく,お兄ちゃんに指示し,
暖房室に置いてあったバケツ(2個)の水を床にまかせました。

最初,防火目的で水を張ったバケツを置いてあるのかと思っていたのですが,
乾燥防止だったのですね。
納得!


体の洗い場かと思ったのですが,こんな冷たい水で洗う人もいないだろうし,
コップが置いてあったので水飲み場かとも思ったのですが,こんなに沢山はいらないだろうし
結局,何するところかよく分かりませんでした。

でも,何日か経つと,また是非行ってみたいと思い出しました。
これまでで一番忘れることが出来ない温泉でした。