車 1200 km 編 の続き。
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AJ福岡 2010 BRM314三瀬200K >
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6 : 30
起床 くもり 暖かい
目覚めのモーニングコーヒー如く
とんこつラーメンを飲む。イヤ喰らう。
7 : 30
関東ナンバーのクルマがいる!
以前の職場付近、
BRM 314 三瀬 200 K のスタート地点である
福津市津屋崎の新浜山ハーモニー広場に到着。
結構広いこの広場、
開放に行政も協力をしてくれているそうな。
ブリーフィングの後は
トレックやコルナゴ、ピナレロなど雑誌で見るような
超高級バイクに囲まれながらの記念撮影。
各々のチームジャージが華やかさを演出する。
参加者とスタッフの人数も多くちょっとしたお祭り気分。
なお、リカンベントやミニベロは見当たらない。
受付と車検を済ませてゼッケンを車体に取り付ける。
サドル前後、シートピラー高低、ステム位置等、
今回の DE ROSA は
プロによる数ミリ単位でのセッティングが施されている。
どんなポジションどんな場面にも対応出来る
最新理論に基づくブルベ仕様。
初めは重過ぎる、カタ過ぎると思えたのに、
どんどん乗り易くなってゆく。
乗り込む毎に新しい顔を見せてくれる自転車である。
数値などでは計れない深い歴史の重みがそうさせるのだろう。
でも乗り手はショボいままなんだけどね。
8 : 00
前半組がスタートするのを見送る。
そして・・・
8 : 30
いよいよ後半組スタート!
こうやって見ると背中が硬そうなフォームだな。
最下位にはなりたくないという心理かどうかは分からないが
直後に集団に追い付くもみんな飛ばすのですぐにちぎられてしまう。
出発時刻が遅かった上 ( エントリー順 ) 、鈍足のせいもあり
津屋崎を脱出する前にもうこの時点でほぼ最後尾。
いきなり 495 号線を一人旅。
順位を競う訳ではないが案外と焦る。
後姿が寂しそう ( スタッフによる撮影 ) 。
古賀、新宮を南下し下和白の交差点にて信号待ち。
今回このブルベに出場をしようと思ったのは
どうしてもこの地を “ 自転車で ” 訪れたかったから。
この機を逃したら
今後自分の人生に於いて絶対に後悔をするであろう。
初めて病気になった頃、
右手に見える和白病院の心臓血管外科に通院をしていた。
適切な治療のお蔭で
今では自転車で 200 km もの距離を走れるまでになった。
親切にしてくれた当時の先生やスタッフに心の中で感謝の気持ちを述べる。
魂を込めて走ろう!
生きている証を刻みながら走ろう!
もうあの頃の自分にサヨナラだ!
これからは未来に向かって突き進もう!
そうは思ってみたものの・・・
まあ、そんなにたいそうな事でもないかな。
何にせよこうやって自転車に乗れるのは有り難い事だけど。
ちなみに一時期、病院裏の和白ヶ丘に住んでいた。
坂だらけで JR と西鉄の駅からも遠いためか家賃が格安だった。
とんでもなく素晴らしい見晴らしなのに。
福工大を過ぎ母校の九産大前へ。
バイトをしていたコンビニやスーパー、
よく行った店やバッティングセンターなど
全然変わらない場所も。
やっと集団に追い付く。
この信号を左折すると学校の正門、
右折すると学生時代に住んでいた香住ヶ丘。
向の山公園の桜は好きだった。
495 号線から 3 号線へ。
松本清張作品 「 点と線 」 の舞台になった香椎の街。
国道沿いの街並みは随分と変わってしまっている。
ココを左折すると JR と西鉄の香椎駅、
右折すると香椎海岸に出る。
23 . 3 km 付近。
千早、名島、貝塚、九大、東区役所、箱崎宮を快調に南下し千鳥橋を右折。
いよいよ博多の街中へ。
博多サンパレスやベイサイドプレイス博多など・・・
姫路に住んでいるとこんな都会は滅多に走らない。
クルマとビルの間を慎重にすり抜けて、
いつまで経っても変わらない元祖長浜ラーメンにホッとする。
それにしても九州のライダー達は黙々と走る。
たまたまだろうか ???
関西のライダーは誰彼構わずガンガンと喋りかけてくるのに・・・
しゃーしかっ!
九州男児にそう言われたら困るので黙る事にする ( 言わないと思うけど・・・ ) 。
28 km 付近。
九州女子高の手前を右折、給油センターを左折。
西公園横の都市高下を走る。
なかなか面白いコース設定。
40 km 付近。
西日本短大、ヤフードーム、シーホークホテル、福岡タワー、福岡市博物館・・・
百道、愛宕、小戸を抜け郊外へ。
市街地でのストップ & ゴーの繰り返しで
みんなストレスでも溜まっていたのだろうか・・・?
生の松原を過ぎた辺りから集団の先頭がかっ飛び始める。
そういやこの先、信号が少なくなるんだったよな。
また一人旅か ???
今宿の交差点で集団に置いてけぼりをくらい糸島半島に突入。
海がキレイだ!
こうなりゃ休日のスローなサイクリングを楽しんでやる!
体力温存を理由に他人にも自分にもあっさりと敗北する。
気持ちよか~!
今津を過ぎ海釣公園付近。
右手には能古島が見える。
完全にポタリングモード。
スタートより 53 . 4 km 。
クイズポイントの二見ヶ浦夫婦岩に到着。
海を見て楽しそうに喋りながら休んでいるライダーが大勢いる。
早い人達のそんな余裕がウラヤマしい。
< おもしろさがし 志摩町 >
今朝の指令を完遂し猛ダッシュでリスタート!
これで待望の最下位付近を脱出だ。
走っていると山菜を採っている人やらカフェで寛いでいる人達が目に入る。
半島ではゆっくりとした時間が流れている。
おいおい、そんなに急いでど~すっと?
顔を上げると余りに景色が良かったので降りてパシャリ!
ココらの海はいつ見ても美しくて好きだ。
ちなみにステム下コラムに巻いている黄色いのがゼッケン。
56 . 1 km 地点、
志摩シーサイドカンツリークラブ横を走り
伊牟田の交差点で左折するところを右折してしまう。
痛恨のコースミス!!!
慌てて引き返すが相当にムダな距離を走ってしまった。
随分と時間と体力を使ってしまったが、それ以上に心理的なダメージが大きい。
キューシートは初心者にとって見辛い!
コースコマ図を自作するべきだったと後悔をする。
またまた最下位付近だろうか???
どうせまたこの先の PC 1 でたむろってるであろうライダーを抜かせばいい。
開き直ってゆっくりと走る。
暖かい海風、田畑の土の匂い、・・・
将来はこんな場所で土いぢりなんかをして暮らしてみたい。
全身で春を感じながら先へと向かう。
74.7 km 地点。
前原にも以前住んでいたがココには始めて来た。
糸島富士横を走り PC 1 セブンイレブン前原南風台 店へと到着。
最下位付近とはいえ
さすがに参加者が多いせいか店内がライダー達でごった返している。
レジ打ちのバイトが大変そうだ。
よし!一気にゴボウ抜きにしてしまおう!
レースでは無いが最後尾付近を走るのは何となくイヤなものだ。
ライダー達とのコミュニケーションをはかりたいところだが、
ココは数分チャージで補給を済ませてリスタート!
後半レポート へと続く。