3億円事件といえば40年以上も前の事件だというのに、金額のデカさやその手口の鮮やかさ、そして犯人の謎への興味を掻き立てる格好の題材ということで、フィクション、ノンフィクションを問わずにミステリー仕立てのエンタメ作品がこれまで大量に生み出されてきました
個人的には何かのドラマで見た、”犯人は当時の警察の捜査でちゃんと特定されていたのだけれど、◯◯の身内だった為に警察に圧力がかかって有耶無耶にされた~” みたいな説に納得がいっていたカンジだったんですが、この◯◯にも沢山の異説があって、真相は結局闇の中ってことにしとくのが一番面白いよね、みたいな宙ぶらりん状態を日本国民みんなで(エンタメとして)長年楽しんでると表現するのが正鵠を得てるんじゃないでしょうか(^_^;)
何せ怪盗ルパンじゃないですが、3億円事件って基本的に誰の事も傷つけずに(現在の貨幣価値で)10億円もの金をたった一人(←これも諸説あり)で盗んでみせたっていう部分で、どこかしらヒーロー視してる感覚をオレ自身も否めません(盗難被害に遭った銀行へ保険金を支払ったであろう保険会社が唯一、傷ついたと言えますかね)
そんな3億円事件をネタにしたドラマが新たに始まるという(しかも原作を担当してるのが浦沢直樹とのコンビで有名な長崎尚志という)ことで、楽しみにしてた「クロコーチ」(公式サイト→http://www.tbs.co.jp/kurokouchi/)だったんですが、ちょっと荒唐無稽すぎる表現に面食らいつつも、非常に楽しまさせてもらいました( ゜∀゜)o彡゜
主人公のクロコーチは、企業や政治家等の汚職を担当している捜査二課に所属している現職の刑事なんですが、これが目的のためには手段を選ばない典型的なアウトロー型で、第一話にして既に自らの手を汚しまくりな展開に呆気にとられてしまいましたw……(立場を守る為の)揉み消し工作なんかも堂々としていて、その破滅的な悪行の数々は、既存の刑事ドラマに登場して来た汚職刑事なんかとはまさに次元が違っていたのがむしろ痛快なレベルでしたw
渡部篤郎の悪役に、天才型の女刑事(剛力彩芽)が新人として配属されて来る展開はどうしても「ケイゾク」を連想せざるを得ませんでしたが、クロコーチ役の長瀬智也の過剰なまでの怪演がイロイロと吹き飛ばしてくれました(・∀・)……突然の銃撃戦など、どうしても見てて冷めてしまうような展開が今後どれほど登場するかが気がかりではありますが、全く先の読めない展開に縦軸となっている3億円事件の謎をどう絡めてくるのか、多いに期待したいと思います!
追記:
最終回を見終わりましたが面白かったですな!
3億円事件を始め、提示されていた謎は全て解明されたとはいえ、敵の正体が警察機構全体、更には日本社会の構造そのものだったというオチなので、どうしても若干のモヤモヤが残ってしまったカンジですが、この辺の後味の悪さは勿論ドラマ側の狙い通りでしょう……とにかくクロコーチ、沢渡、シロオといった連中のキャラが立ちまくりだったお陰で最後まで退屈せずに楽しまさせて貰いました(・∀・)
やたらと強調された ”笑顔” の数々がとても魅力的なドラマでしたが(長瀬の怪人っぷりはホント面白かったw)、どのキャラにも必ず裏があって、心から笑ってるシーンが一つも無かったのが凄いですな……しかも思い返してみると、ひょっとしてヒロインには笑顔のシーンすら皆無だったような?
そんなヒロインの扱いだったり、豪華なキャストを毎回ぶち殺して使い捨て扱いしてみたり、無駄にエロシーンを挟んでみたり(香椎由宇のままで最後まで見たかったw)、イロイロと野心的な試みが面白かったんですが、クロコーチ自身の行状は後半に行くに従って大人しくなってしまった感もあって(収賄、脅迫、殺人と序盤は完全に破滅キャラでしたw)、この強烈なキャラをこのまま終わらせてしまうのも惜しいので何らかの続編か外伝かで活かして欲しいと切に願います(*´∀`*)
個人的には何かのドラマで見た、”犯人は当時の警察の捜査でちゃんと特定されていたのだけれど、◯◯の身内だった為に警察に圧力がかかって有耶無耶にされた~” みたいな説に納得がいっていたカンジだったんですが、この◯◯にも沢山の異説があって、真相は結局闇の中ってことにしとくのが一番面白いよね、みたいな宙ぶらりん状態を日本国民みんなで(エンタメとして)長年楽しんでると表現するのが正鵠を得てるんじゃないでしょうか(^_^;)
何せ怪盗ルパンじゃないですが、3億円事件って基本的に誰の事も傷つけずに(現在の貨幣価値で)10億円もの金をたった一人(←これも諸説あり)で盗んでみせたっていう部分で、どこかしらヒーロー視してる感覚をオレ自身も否めません(盗難被害に遭った銀行へ保険金を支払ったであろう保険会社が唯一、傷ついたと言えますかね)
そんな3億円事件をネタにしたドラマが新たに始まるという(しかも原作を担当してるのが浦沢直樹とのコンビで有名な長崎尚志という)ことで、楽しみにしてた「クロコーチ」(公式サイト→http://www.tbs.co.jp/kurokouchi/)だったんですが、ちょっと荒唐無稽すぎる表現に面食らいつつも、非常に楽しまさせてもらいました( ゜∀゜)o彡゜
主人公のクロコーチは、企業や政治家等の汚職を担当している捜査二課に所属している現職の刑事なんですが、これが目的のためには手段を選ばない典型的なアウトロー型で、第一話にして既に自らの手を汚しまくりな展開に呆気にとられてしまいましたw……(立場を守る為の)揉み消し工作なんかも堂々としていて、その破滅的な悪行の数々は、既存の刑事ドラマに登場して来た汚職刑事なんかとはまさに次元が違っていたのがむしろ痛快なレベルでしたw
渡部篤郎の悪役に、天才型の女刑事(剛力彩芽)が新人として配属されて来る展開はどうしても「ケイゾク」を連想せざるを得ませんでしたが、クロコーチ役の長瀬智也の過剰なまでの怪演がイロイロと吹き飛ばしてくれました(・∀・)……突然の銃撃戦など、どうしても見てて冷めてしまうような展開が今後どれほど登場するかが気がかりではありますが、全く先の読めない展開に縦軸となっている3億円事件の謎をどう絡めてくるのか、多いに期待したいと思います!
追記:
最終回を見終わりましたが面白かったですな!
3億円事件を始め、提示されていた謎は全て解明されたとはいえ、敵の正体が警察機構全体、更には日本社会の構造そのものだったというオチなので、どうしても若干のモヤモヤが残ってしまったカンジですが、この辺の後味の悪さは勿論ドラマ側の狙い通りでしょう……とにかくクロコーチ、沢渡、シロオといった連中のキャラが立ちまくりだったお陰で最後まで退屈せずに楽しまさせて貰いました(・∀・)
やたらと強調された ”笑顔” の数々がとても魅力的なドラマでしたが(長瀬の怪人っぷりはホント面白かったw)、どのキャラにも必ず裏があって、心から笑ってるシーンが一つも無かったのが凄いですな……しかも思い返してみると、ひょっとしてヒロインには笑顔のシーンすら皆無だったような?
そんなヒロインの扱いだったり、豪華なキャストを毎回ぶち殺して使い捨て扱いしてみたり、無駄にエロシーンを挟んでみたり(香椎由宇のままで最後まで見たかったw)、イロイロと野心的な試みが面白かったんですが、クロコーチ自身の行状は後半に行くに従って大人しくなってしまった感もあって(収賄、脅迫、殺人と序盤は完全に破滅キャラでしたw)、この強烈なキャラをこのまま終わらせてしまうのも惜しいので何らかの続編か外伝かで活かして欲しいと切に願います(*´∀`*)