アルツハイマー病ワクチン、マウスで効果確認 名大など
http://www.asahi.com/life/update/0329/005.html
~アルツハイマー病の原因物質アミロイドを脳から取り除くワクチンの開発を進めていた国立長寿医療センター研究所(田平武(たびら・たけし)所長、愛知県大府市)と名古屋大などのチームが、マウスを使った実験で発症後に飲むと認知能力が戻ることを確かめた。脳炎や出血などの危険な副作用もなかった
これは凄いニュースなんじゃないでしょうか
認知症とか痴呆症は直接的な死因にはならないだけに、余計に厄介というか、人間として非常にツラい病気ですよねえ
本人が、というより、周囲の人間に迷惑をかけまくってしまうというのが切なすぎます…
そして痴呆症とか言われると、どうしても”老人がなるモノ”みたいな固定観念があって、やはりどこか他人事にしか感じられていなかったんですが、去年、渡辺謙が若年性アルツハイマーになる役柄を演じていた「明日の記憶」という映画を見た時は衝撃的でした
広告代理店という、頭脳労働の代名詞みたいな職場でバリバリ働いている40代の管理職である主人公が、最初は誰にでもありそうな単純な物忘れが多くなったかと思うと、いきなり会社への道順がわからなくなったり、見知った部下の顔が認識できなくなったり…やがて仕事を続けるばかりか通常の生活すら困難になって、最後には家族のことすら…
…と、自らのアイデンティティがどんどんこぼれ落ちていく様子はまさに、恐怖以外の何者でもありませんでしたね
~研究チームは次の段階として、少人数の患者を対象にした臨床試験の準備を進めている
もう臨床試験も間近ということは、実用化もかなり近いと期待できるのではないでしょうか