昨年の春、箱根に行った時に撮った画像です。

箱根登山電車は箱根湯本~強羅間を走る山岳鉄道で、最急
勾配は80パーミル(1000mの間に80mの高低差)で、大平台
付近の連続するスイッチバック(電車の進行方向を変えながら
ジグザクと登っていく方法)は有名。
一般の車輪で走る鉄道としては、日本一急勾配の登山鉄道。

箱根登山電車の終点「強羅駅」。 ここからケーブルカーに乗
り換えます。

箱根強羅公園の紫陽花。 強羅駅からキツイ上り坂を歩いて
5分ぐらいの場所にある。
1914(大正3)年に開園した、日本初のフランス式整型庭園。
一年を通じて、サクラ、アジサイ、ボタンなど季節を代表する
花が楽しめます。

1921(大正10)年に開通した、強羅~早雲山間を結ぶケーブ
ルカー。 標高差208m、所要時間9分。
車両はスイス製で、赤と白のラインが入り、景色がよく見える
ように窓が大きい。

箱根ケーブルカーの終点の早雲山駅から大涌谷を通り、芦ノ
湖の桃源台駅を結ぶ全長4kmのロープウェイ。
ゴンドラは全線を通して乗ることはできず、大涌谷で必ず乗り
換える必要がある。
2002(平成14)年より現在の「フニテル」と呼ばれる2本のロ
ープで支える形式に変更されてからは、強風に対する安定性
が増し、運休が少なくなった。

山頂駅に着くすこし手前で、突然に大涌谷の大パノラマが視
界に広がる。
高所恐怖症の人には目を覆いたくなる区間である。
大涌谷は、紀元前の箱根火山の爆発よってできた火口の爆
裂跡で、今でも白煙の硫黄の匂いがたちこめている。
まさに地獄谷の名にふさわしい迫力。

芦ノ湖と箱根海賊船。 芦ノ湖には2つの遊覧船がある。
ひとつは西武グループの伊豆箱根鉄道が運営する「芦ノ湖
遊 覧船」で、もうひとつは小田急グループの箱根観光船が運
営する「箱根観光船」で通称「箱根海賊船」と呼ばれている。
ヨーロッパの帆船戦艦をモデルにして造った。

箱根関所の京口御門。

大番所。 面談所と呼ばれる部屋があり、小田原藩から出
向した関所役人がこの部屋につめ、ここを通る人の「関所改
め」をおこなった、関所の中心となる建物。

足軽番所。 大番所の向かい側に、江戸口御門の脇にあ
り昼間は足軽が控え、夜は足軽が寝ていた場所です。
また関所破りをした罪人などを一時的に拘置する牢屋などが
ありました。