旧有島家住宅
日本近代文学史上の代表的な作家の1人である有島武郎が
明治43年(1910)5月から翌年7月頃まで住んでいた建物。
一般の住宅にも、上げ下げ窓などの洋風意匠を取り入れた
頃の建物である。
有島の作品「生まれ出づる悩み」の中に、豊平川右岸の1町歩
ほどもある大きなリンゴ園のなかにあった借家とあるが、この家である。
当時有島は、母校の札幌農学校(現在の北海道大学)の英語教師
を務めていた。
この家で有島は、「ある女のグリムプス」を書き、雑誌「白樺」に連載した。
旧所在地 札幌市白石区菊水1条1丁目
建築年代 明治37年(1904)