坐花酔月 徒然日記

 「花咲く処に腰を下ろし 月を眺めて酒を楽しむ」 この一年、どんな年になるのか。

海をみて、愛嬌を考える

2008-01-10 23:20:38 | 徒然日記
 障子戸を開けると、屋根も道路も一面雪で真っ白になっていた。寒い朝、ようやく冬らしくなってきたか。

 波の高い日本海を見ながら昼食を摂っているとラジオでは愛嬌について話していた。周りの人に好かれる生き方、そのための心の持ち方などを話していたように思う。「なるほど」とその時は納得したのだが弁当を食べながら聞き流してしまった。それで調べて見た。

 愛嬌とは、本来「愛敬(あいぎょう・あいぎゃう)」で、慈しみ敬う意味の仏教用語であり。中世後期頃から「敬」の意味が薄れ、「可愛らしさ」「艶かしさ」などの意味を持つようになり「嬌」の字が当てられ「愛嬌」となった。

 そして、愛敬とは、近江聖人とされる中江藤樹が「五事を正(ただ)す」と説いている。

 貌(ぼう)…愛敬(あいけい)の心をこめてやさしく和やかな顔つきで人と接しましょう
 言(げん)…温かく思いやりのあることばで相手に話しかけましょう
 視(し)…愛敬の心をこめて温かいまなざしで人を見、物を見るようにしましょう
 聴(ちょう)…相手の話に心をかたむけてよく聞くようにしましょう
 思(し)…つねに善の心、愛敬の心を持って視聴・言動することを心がけましょう

 愛敬とは、下を心をこめて愛し、上を敬うことをいう。のだそうだ。
 南州翁の教え、「敬天愛人」にも通ずるか。
 厄年の今年は、これらの教えを心がけていこうと決めた。
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