スイス系ドイツ人の父とスペイン人の母の間にアルゼンチンで生まれ育つ。父は、ジャズ・サックス奏者のホルヘ(ジョージ)・アンダースで、幼いころからクラシック・ギターやピアノを習い、音楽に慣れ親しむ。ハイスクール卒業後ニューヨークへ移住し、カレッジでオーケストレーションを学びながら、徐々にクラブ出演やレコーディングの仕事を手にするように。サルサ界の敏腕プロデューサー、セルジオ・ジョージに出会いグローヴァー・ワシントン・Jr.やマーク・アンソニー、セリア・クルース、タリア等のレコーディングにコーラスとして参加、その名を知られるようになる。
1997年、ユニット、BELEZAの歌姫としてジョビンのカバー集「ベレーザ:ジョビンに捧ぐ」でデビュー。インディーズから発売されたのにも関わらずリリース直後に大ヒットとなる。その後、何気なく録った数曲のデモが評判を呼び、ソロ・アーティストとしてワーナーと契約。1999年、初のソロ・アルバム「Wanting」をリリース。彼女の最大の魅力であるシルキー・タッチの歌声、ボサ・ノヴァ、ジャズ、サルサ、クンビア、ボンバ、レゲエ、ジャズファンク、タンゴ等々、多くのジャンルを見事にブレンドさせ自分のカラーにしてしまう生まれつきの才能、作曲のセンスを世に知らしめることとなった。
その後も2003年にブラジルのR&B、ジャズを取り上げた「Eclectica」、全曲スペイン語によりオリジナル「Latina」をリリース。また、ボサ・ノヴァにバンドネオンをフィーチャーした「Last Tango In Rio」をリリース。
BELEZA時代からソロまで、その良質なサウンドで長い間愛され続けているヴォーカリスト。
オリンピックも近いことだし少し聞いてみよう。女性ヴォーカルもやはり見た目で聞いてしまう、ジャケット写真(宣材)は重要だね。