プライベートレッスン

2016-12-17 23:17:22 | 研究のこと
講義の後にいつも個人的にM先生とお話をさせて頂いています.
前回のブログに書いた本の感想を先生へ伝えたところ,
先生も可能な限り事実を述べ,個人的な意見や思想は可能な限り控えるようにしているとのこと.
あくまで学ぶ環境を整えることが教育者としての役割であり,あとは学生の主体性に任せる.
大学は自らが学ぶための場であり,強要する場ではないと.
強要してしまうと,学生それぞれが持つ長所を

そこから内容は逸れ,今大学に残っている先生方の話へ.
今東大に残っている先生方の多くは学生の頃,恩師とよく意見を対立させ,
中には恩師の顔も見たくないと考える人もいたそうです.

私はこのメッセージをたとえ一番お世話になった先生と意見が異なったときであろうと,
自分の研究方針・考え方にプライドを持ち真実を追及する姿勢が大切であるとともに,
そうと思える程研究に打込めという意味だと受け止めました.

3週間ほど前に研究室のドクターの先輩が先生とかなりの勢いで議論しているのを間近で見て,
他のやり方があるのでは?これは正しい姿なのか?と理解できなかったのですが,
その後の休憩時間に
「Y君も研究を進めていって自分がこの事実を伝えたいって本当に思えるならばそういう姿勢になるよ」
と言われた意味をM先生からのこの言葉を聞いて初めてその何となく分かった気がしました.
まだ自分自身の知識が浅過ぎるため先生の議論の相手にもならないのですが,
いつか先輩のように自分の思いをぶつけることを目標とし,目の前の課題に集中したいと思います.

本当は講義後にもっと深いことを議論できればよかったのですが,
自分の能力が低いがために感想が浅い内容となってしまったことが反省点.
もう少し時間を置いて再度読んでみます.


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