
子どもの頃に映画館で観た特撮映画で忘れられない作品があります。気がつくと、ドラマ版のLPレコード、VHSビデオ、サウンドトラックCD、そしてDVDといろいろと集めていました。
それが「海底軍艦」(1963年 東宝/監督:本多猪四郎、特技監督:円谷英二、出演:高島忠夫、藤木悠、佐原健二ほか)です。(僕が観たのは、たぶん少し短く編集された1968年の「新版海底軍艦」だと思います。)
~ 高度な文明を持ちながらも大昔に太平洋に沈んだといわれる伝説の国、ムー帝国が、突如、地上の世界を返すよう迫ってくる。このピンチに立ち上がったのは、なんと太平洋戦争での敗戦を受け入れることなく日本を脱出した日本海軍軍人たちが、日本の再起をかけて密かに建造していた万能潜水艦の海底軍艦であった ~ というのが大まかなストーリーです。
東宝の特撮映画と言えば、まず思い浮かぶのはゴジラシリーズですが、この「海底軍艦」もなかなか良い作品です。(オマケ程度に”マンダ”という怪獣もでてきます。)
なんと言っても主役?の”海底軍艦”こと万能潜水艦「轟天号」が抜群にカッコイイのです。CGなどもちろんなかった時代に、これほど迫力ある映像をよく作れたものだと感心します。
音楽は、東宝怪獣映画でおなじみの伊福部昭によるものですが、こちらも素晴らしい出来です。
主に日頃観ているのは海外TVシリーズのDVDですが、ときどきお気に入りの懐かしい特撮映画を観て、ストレスを発散させています。