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ポジティブな私 ポジ人

ウトナイ湖でバードウォッチング(1)

息子の車で千歳市のウトナイ湖へ行った。

苫小牧市のウトナイ湖概要を引用すると

『ウトナイ湖は、周囲9km、面積275ha、平均水深0.6mの淡水湖で、美々川をはじめトキサタマップなどの清流がそそぎ、湖の周辺には、原野、湿原などの豊かな自然が形成されています。
このことからウトナイ湖は、動植物の宝庫、野鳥の楽園ともいわれ、現在まで270種を超える鳥類が確認され、バードウオッチングや自然散策、自然観察など、四季折々の自然や野鳥とのふれあいが楽しめます。特にガン、カモ類やハクチョウなどの渡り鳥にとっては重要な中継地であり、マガンやハクチョウの集団渡来地として国際的に知られています。』

と、鳥類の観察にはうってつけの環境だ。

私がブログで鳥を見つけて喜んでいる様子を知り、息子がバードウォッチングのために、連れて行ってくれたのだ。

ウトナイ湖には息子や娘が小さかった時にも訪れたことはあったが、あれから20年以上経った現在は、自然環境はそのままに、昔は無かった施設などが増えていた。

最近また感染が確認された鳥インフルエンザの対策として、敷地内に入るには、靴裏の消毒が為されるよう、消毒液が要所要所に用意されていた。

息子の案内で先ずは「ウトナイ湖野性鳥獣保護センター」内を一巡りして、事前のお勉強を済ませる。

鳥獣保護センターを出るなり、職員さんが何やら火ばさみで、小さな物をつまんでいる。通りかかってみると、気の毒に小さな小さなご遺体があった。

閲覧注意


トガリネズミちゃん。
分かりづらいが、写真下側が頭部。尻尾を除いた胴体の長さは、わずか4センチちょっと。
行き倒れになっていたみたい。何があったのだろうか。可哀想に。

ウトナイ湖の湖畔沿いの散策路へ出た。
息子と夫が目ざとく湖に浮かぶ水鳥を見つけては、私に教えてくれる。
早速リュックから双眼鏡を取り出して、水鳥を観察。湖面に仲良く浮かぶ、オナガガモのカップルを発見。
湖のそばには、よく見られる鳥の案内がイラストで示されている。それを見て、オナガガモだとわかっのだ。

遠く、湖の上空にオジロワシ。
私は尾が白いのがオジロワシだと思いこんでいたが、オオワシもオジロワシも尾が白い。
息子が「体が茶色っぽかったからオジロワシだよ」と教えてくれた。それで、初めて識別の仕方がハッキリしたのだった。尾だけが白いのがオジロワシ。尾も白ーい。

途中、ウトナイ湖の水生生物の説明板があった。
ウグイなどよく知られる魚の名前の中に、イバラトミヨという魚の名もあり、「どこかのオバサンの名前みたいだ」と私が言うと、「オジサン(魚の名前)と対を成す名前だね」と息子が言って、笑い合った。

散策路を道なりに歩きネイチャーセンターを目指す。
途中、川にかかる小さな橋を渡る。この小さな川は地図で調べてみたところ、オタルマップ川というらしい。
写真では分かりづらいが、水の中の緑の藻がとてもきれいだった。


手に持っていた双眼鏡を、首に掛けてみる。イッパシのバードウォッチャーみたい。

まだ裸のままの木々が茂る林の中、葉っぱが無い分、鳥の観察は容易だ。
息子があちこちの野鳥にいち早く気付く。
シマエナガを発見。初めて本物を見た。
ハシブトガラかコガラ、シジュウカラも頻繁に飛んでいた。
反対側の木に地味な茶色の鳥。
双眼鏡で見てみると、さっき鳥獣保護センターで初めて知った鳥と同じみたい。キで始まる名前だった。何だったかなー。記憶を絞り出す。キ、キ、キ…キバシリだ!あー、思い出せて良かった。

やがて散策路の先に、こじんまりした木造家屋のネイチャーセンターがあった。
入ってみると、正面に湖面がよく見える広いガラス窓、その横に湖上のライブ映像が流れるモニターが設置されている。時折、モニターに群れ飛ぶ水鳥たちが写る。

センターの職員さんが、広い窓の前に立って、「ベニマシコがさっき来ていましたよ」と教えてくれた。あー、見たかったなーベニマシコ。

中央のテーブルには様々な鳥の巣が展示されており、色々な素材で作られた繊細な巣をじっくり観察することが出来た。スズメの巣は、何と煙突丸ごとの展示になっており、煙突の中を覗くと見えるようになっていた。
スズメの新しい命がここで育ったのだと思うと、煙突だけに、色々な意味で温かく感じられた。
小鳥の巣にお目にかかることは中々ない事なので、貴重な体験だった。

続く
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