システム時代

システム・ソフトウェアの情報ブログ

ここから本文です グーグルで有能な人材が続々と流出: その背景にあるのは何か?

2014-11-28 13:13:28 | システム

米グーグルで今年、有能な人材の流出が相次いでいる。まず5月には、同社の基礎研究所Google Xで最先端のAI(人工知能)技術「ディープラーニング」を開発してきたスタンフォード大学准教授のアンドリュー・エン(Andrew Ng)氏がグーグルと袂を分かった。「中国のグーグル」とも呼ばれる「百度(Baidu)」がシリコンバレーに新設した、AI研究所の初代所長に就任する ためだ。

 続いて7月には、同じくGoogle Xで「Google Glass」等を開発してきたババク・パービズ(Babak Parviz)氏がアマゾンに移籍した。さらに9月に入ると、Google Xの副社長ミーガン・スミス(Megan Smith)氏がグーグルを退社して、オバマ政権の最高技術責任者に就任した。

 同じく9月、Google Xで自動運転車の開発プロジェクトを指揮してきたセバスチャン・スラン(Sebastian Thrun)氏もグーグルを離れ、自ら創立したMOOC(オンライン大学)「Udacity」の経営に専念することになった。

 そして10月、グーグルで次世代ロボットの開発プロジェクトを指揮してきたアンディ・ルービン(Andy Rubin)氏が退社。今後は、ロボットなど先進ハードウェアを開発する新興企業のインキュベーターを設立する見通しだ。

多くがGoogle Xの関係者

 こう見てくると、ルービン氏を除けば全てGoogle Xの関係者であることが分かる。これだけ有能な人材が立て続けに辞めてしまえば、グーグルの基礎研究にかなりの影響を与えることも考えられる。特に大きい のは、セバスチャン・スラン氏がGoogle Xを離れることだろう。

 スラン氏はかつて米スタンフォード大学で自動運転車の開発プロジェクトを指揮し、2005年に米国防総省傘下の研究機関が主催する「DARPA Grand Challenge」という自動運転車レースで同大を優勝に導いた立役者。つまり現在の自動運転車ブームへとつながる、初期のイノベーションを巻き起こし た天才的なAI・ロボット研究者だ。

 グーグルにおける自動運転車の開発は既に軌道に乗っているから、スラン氏が同社を離れても当面支障はないかもしれない。しかし今後、試作段階から製品化 へと至る詰めの段階では、新たな技術的課題が持ちあがってくる可能性も十分ある。そのときにスラン氏の類稀な才能が必要とされるのではないだろうか。やは りグーグルにとっては手痛い損失と言わざるを得ないだろう。

 

 

「有能な人材流出が今後グーグルにとってどんな影響を及ぼすのか気になりますね・・・・・。」


ここから本文です グーグルで有能な人材が続々と流出: その背景にあるのは何か?

2014-11-28 13:13:28 | システム

米グーグルで今年、有能な人材の流出が相次いでいる。まず5月には、同社の基礎研究所Google Xで最先端のAI(人工知能)技術「ディープラーニング」を開発してきたスタンフォード大学准教授のアンドリュー・エン(Andrew Ng)氏がグーグルと袂を分かった。「中国のグーグル」とも呼ばれる「百度(Baidu)」がシリコンバレーに新設した、AI研究所の初代所長に就任する ためだ。

 続いて7月には、同じくGoogle Xで「Google Glass」等を開発してきたババク・パービズ(Babak Parviz)氏がアマゾンに移籍した。さらに9月に入ると、Google Xの副社長ミーガン・スミス(Megan Smith)氏がグーグルを退社して、オバマ政権の最高技術責任者に就任した。

 同じく9月、Google Xで自動運転車の開発プロジェクトを指揮してきたセバスチャン・スラン(Sebastian Thrun)氏もグーグルを離れ、自ら創立したMOOC(オンライン大学)「Udacity」の経営に専念することになった。

 そして10月、グーグルで次世代ロボットの開発プロジェクトを指揮してきたアンディ・ルービン(Andy Rubin)氏が退社。今後は、ロボットなど先進ハードウェアを開発する新興企業のインキュベーターを設立する見通しだ。

多くがGoogle Xの関係者

 こう見てくると、ルービン氏を除けば全てGoogle Xの関係者であることが分かる。これだけ有能な人材が立て続けに辞めてしまえば、グーグルの基礎研究にかなりの影響を与えることも考えられる。特に大きい のは、セバスチャン・スラン氏がGoogle Xを離れることだろう。

 スラン氏はかつて米スタンフォード大学で自動運転車の開発プロジェクトを指揮し、2005年に米国防総省傘下の研究機関が主催する「DARPA Grand Challenge」という自動運転車レースで同大を優勝に導いた立役者。つまり現在の自動運転車ブームへとつながる、初期のイノベーションを巻き起こし た天才的なAI・ロボット研究者だ。

 グーグルにおける自動運転車の開発は既に軌道に乗っているから、スラン氏が同社を離れても当面支障はないかもしれない。しかし今後、試作段階から製品化 へと至る詰めの段階では、新たな技術的課題が持ちあがってくる可能性も十分ある。そのときにスラン氏の類稀な才能が必要とされるのではないだろうか。やは りグーグルにとっては手痛い損失と言わざるを得ないだろう。

 

 

「有能な人材流出が今後グーグルにとってどんな影響を及ぼすのか気になりますね・・・・・。」


スマホに鼻歌→自動で作曲 「ゴーストライター」アプリ

2014-11-22 11:38:53 | システム

 

スマートフォンに鼻歌を聞かせるだけで曲に仕立ててくれる「ゴーストライター」のようなアプリを、カシオ計算機が開発した。2小節分ほどを鼻歌にすれば、2、3分の曲に仕立ててくれる。来年にも一般向けに公開する予定だが、価格などは未定。

 21~23日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる「2014楽器フェア」に出展する。

 鼻歌を録音した後、「ロック」「ポップス」などのジャンルや、「Aメロ(歌い出し)」「サビ」のどちらにあたるかなどを選ぶ。アプリがテンポや雰囲気に合わせて、ほかの部分のメロディーも自動的に作曲してくれる。

 

「面白そうですね。是非試してみたいです・・・・・。」