『(新年)おめでとう!』・・・日本人の少ない、スイスでは『Bonne anée ボンナネ〜』と、7日ぐらいまで挨拶を交わす。
これまで70年間、慣習にならってめでたい時には『おめでとう!』と対日本人には言ってきたが、
暇も手伝って、『おめでとう』という言葉としてはよく意味の解らない言葉を考察することにした。
辞書によると、『愛(め)でる』や『芽がでる』が語源になっている・・・(かもしれない)ぐらいの
ちょっと頼りない、よくわからない説明で終わっている。
そこで、馬骨なりの考察だと、まあまあの仏説『おめでとう』に落ち着きそうだ。
その1〜 そもそも、『目出度い』という時、縁起物のハリボテの達磨さんに墨で『眼を入れる』・・・という風習は
現在では選挙に当選した時などに行われるようだが、昔は他の『目出度い』時にも入れていたのだろうか?
禅の開祖である達磨さんに『眼』を入れる・・・ということは、その理由は一つしかない、それは『悟り』を開いた時で
仏語的には『見性』した時であるから、『仏性』をみる『目』が出て、『お目出度う』・・・となったという馬骨説。
その2〜 『お芽出度い』と、『芽が出た』ということであれば、聖観音菩薩が蓮華の花を持ち示す如く
人間も『悟りの華』を咲かす生き物で、『悟りの芽』が芽吹く出来事や、時節が来た時に『お芽出度う』・・・ という馬骨説
などもっともらしい雰囲気を醸し出して、『おめでとう!』と言うたびに、『悟り』に一歩近づく気がするではないか。
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