拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 北斎の赤い糸

2012年06月06日 | 映華(えいが)
 根が怠け者のだから ここ2,3日ブログを書かないでいたら ・・・だんだん書く気がなくなってきてしまった。

 馬鹿子(バカンス)が終わって やっぱり アラ還になったからであろうか。それとも 気温の上下降が激しい
 天候のためか くたびれ気味だった。

 先日 裸の島から派生して 乙羽信子さん→新藤兼人監督→映画「北斎漫画」を観た。
 
 この映画は 日本人として意味深長であるねぇ。
 先日ベルリンへ行って ヘルムート・ニュートンに感心したけど 北斎や新藤兼人にくらべたら 足元にも及ばないね。

 まったく“アバンギャルド=「既成概念に囚われず、新たな表現方法を開拓しよう」!!であるねぇ。

 正直日本絵画の歴史ほとんど知らないけど ボクにとって 以前から気になっている画家として 俵屋宗達(1570年生?)
 がいるんだけど それって この葛飾北斎(1760年生) そして 新藤兼人あたりへと 案外 日本文化の赤い糸の
 基線になっているのでは ないだろうか!!

 多分ボクは 学問的には 滅茶苦茶なことを 云っているのだろうが 

 今現在の 日本の情けなさの 奥の奥にはこうした 素晴らしい 基線で 先達と我々は繋がっているんだと思う。

 この映画は 思いもしなかった素晴らしい役者達 監督の思い 北斎の人となりを 堪能した。
 田中裕子は最高、そして樋口可南子! 北斎(緒形拳)晩年の 滝沢馬琴(西田敏行)とのやり取り・・・
 アバンギャルド・・・!!!。

                  それに似合わない ふつうの今年の春の・・・というか、スイス“蓮池”風景

             

 
 


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