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スピナーベイト攻略編 8 【リトリーブ・テクニック】 2

2012-11-01 22:58:05 | 釣り文庫

STRATEGY-8:特殊なリトリーブ


さて前回に引き続きリトリーブ編です


前回でも述べたように、スピナーベイトのリトリーブはストレートリトリーブが圧倒的に効果的で多用途です

リトリーブスピードはミディアムより少し遅いくらいで、リトリーブはムラなく機械になったつもりで滑らかに




これが出来ているかいないかでも魚の追いは大違いです

ボクの知り合いでも、このリトリーブが出来なくて、スピナーベイトが苦手と思っている方も多いようです

そのくらい、このムラなくかつ人為的な動きの無い、機械のような連続リトリーブのマスターは重要かつ必須項目でもあります...

ボクのリトリーブでも8割くらいは占めていると思われる重要なリトリーブです



しかし、やはりどうしてもこのストレートリトリーブだけでは出ない時もあります

今回はそんな時につかうテクをいくつか

また今回も、基本の様々なリトリーブテクニックは結構どこでも見れると思うので、独自に編み出したテクニックで占めたいと思います



TECHNIC-2-1:フォルスバジング

これはバスが表層を意識している時に使います

通常のバジングとの相違点は決してブレードを水面に出さない事

何故なら、スピナーベイトのブレードは、その形状的に水中でしか回転出来ないからです


つまり、スピナーベイトのブレードの一枚板は、リトリーブスピード内の空気中下では物理的に回転出来ないんですね...

水中より物質密度の低い空気中に出たとたん、抵抗がなくなり回転を止めてしまいます


このような状況下ではバズベイトの方が圧倒的に適しています

バズベイトのブレードが水上で常に回転運動が出来るのは、その連続工程でいずれかのブレードが常に水を噛んでいるからですね

これがこの、数枚の羽根を持ち、トップレンジで遥かに安定的に連続回転させられる「バズベイト」が、スピナーベイト全盛の今日でも淘汰されず生き残り続けている理由ともいえるでしょう


しかしバズベイトが無いときでも、何とかスピナーベイトをトップレンジで使いたい

そんなときに編み出したのが、このリトリーブテクニック



※フォルスバジング構想


取りあえず、ブレードを水面に出るギリギリのところで、リトリーブを維持します

水面ギリギリでモワモワっとする感じで...

これによりブレード回転を損なわずに連続リトリーブが可能になります


つまり、ブレードの「動力」を「常に維持出来る」ワケです...


また、ブレード抵抗が100%生きているので、ある程度スローリトリーブも可能です

これはバスが水面を意識的している時に、追いつかせて食わせるのにも非常に有効なリトリーブです...







TECHNIC-2-2:スローホバリング

これは、以前も少し触れましたが、ボクのプロダクションモデルの最小サイズのスピナベのテストで編み出したメソッド

スピナーベイトにアタックするものの、中々ショートバイトの応酬のみで掛かりにくいギルに、サイトで無理やり口を使ってもらったリトリーブ法です

これは、非常に繊細にチューニングされたスモール・スピナーベイトを中心に、有効なメソッド

(小さいモノほど浮きやすく、またスレた魚にも強い)

言い換えると、スピナベ最強のサイトフィッシングの一つとも言えます


そしてこれは、追ってきても中々食わない超スレバスのサイトにも非常に有効です...



※スローホバリング構想


まずロッドを立てて、水中を超スローでリトリーブします

この時ラインの抵抗も利用して限界のスローで浮かせます(図a)

丁度、糸のついた操り人形や、ヘリを「ホバリング」させるような「感覚」ですかね...

そしてここぞと言う時や、如何にも魚が潜んでいるような藻穴の上などで時折静止を交えます(図b)

この繰り返しで、ギルやルアーに対してかなりシビアになってしまったバスも追い切らせてあげて、捕ることができました

このメソッドはかなりのタフコンディションや、見えバスなどにも非常に有効です



今回は表層と、ある程度の水中までの特殊リトリーブテクニックをお送りしました

次回はまた他のレンジの特殊リトリーブをお伝えする予定です!...





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