スピナーベイト理論 4 【スカートの話 2】

ACT-4：スカートは諸刃の剣


工学部及び理論共に触れていた様に、スピナーベイトのスカートは最も重要なパーツと言えると思います

前回迄は機能や効果中心でしたが今回はメカニズムの視点から…


そのスカートの諸刃の剣的要素とは…


まずこの根幹を確かめるにはスピナーベイトを裸にすると分かりやすい

これはタンクテストでも手軽に出来ます

スカート部を外して泳がす…



するとどうだろう…

それまでとは打って変わって激しくバイブレーションする

スピナーベイトの最も理想とするアクションだ


しかしこれだけでは「食わせ」が無いのでバイトしない…


そこで市販のハイボリュームのスカートを付けるとかなり動きが制約される




これではかなりキツイので半分に減らしたスカートを装着すると動きはかなり回復する

またスカート自体も密度が減って自由行動しやすくなります

これがスカートのボリュームによって変わる動きのメカニズム

そしてスカートの諸刃の剣的要因です


スカートが無いと食わないがボリュームが多すぎると抵抗となり動かない…

商品的には見た目のハイボリュームですが実際の動きではローボリューム

最近では一般にもローボリュームの動きが浸透してきて狙った商品も出てきてますね


「動き」と「視点」のギリギリの妥協点…

本当にスカートセッティングで重要なのは、実際に泳がせての動きと視覚の妥協点の見極めと言う、二つの相反するファクターの融合…


このメカニズムを理解するとバイトパーセンテージは相乗的に上がりますね…







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