イサカ(Ithaca)de新婚生活!!

08年9月~09年5月までの9か月間を過ごしたNY州の田舎町、Ithacaで過ごした日々を綴ったブログです。

結婚式2~写真撮影&ベールダウンの儀式~

2008年06月04日 22時56分26秒 | 結婚式(08年5月5日)
招待客が続々と現れる中、旦那さまと私は、イキな感じの専属カメラマンさんとチャペルの外へ。
ここで色々と照れ臭いショットを撮られました^^;
でも…特別な日なんだし、いいよね♪










その後は親族紹介です。
実は旦那さんのお兄さんにお会いするのは、この日が初めて(笑)。



両家の親族紹介を終えると、
新婦方の両親以外の親族はもうチャペルへと向かい、
私と旦那さま、そして私の両親と牧師先生はチャペルの控え室へ通されました。



両親と向かい合って椅子に座ったこの瞬間に、
ようやく私は「嫁ぐ」という実感が湧いてきたのです。

向こう側に座っている両親。
こちら側に座っている私。

入籍も軽い気持ちで済ませてしまったけど、
私は本当にもうお父さんの庇護の元から離れてしまうの…?

さっきまではしゃいでいた気持は嘘のように吹き飛び、
私は、一気に緊張や寂しさが込みあげ、急に後ろ髪を引かれる
想いに駆られ始めました。

私がこの二人の元から離れる?
ウソでしょ?
ヤダ、お父さんまでそんな寂しそうな顔してこっち見ないでよ。。

今にも涙をこぼしそうな父の顔を見て、先に泣いてしまったのは
私の方でした。

どんな家でも父親は娘を溺愛するものですが、
私の父はそれに輪をかけて私を溺愛していました。

私が社会人になってからでも、私が土曜に休日出勤する日には
一緒になって早起きをし、豪華な朝ごはんを用意し、
駅まで車で送ってくれ…
私が少しでも体調を崩せば、
会社の帰りに、栄養ドリンクやら私の好物の食べ物をどっさり
買って帰り…
彼氏ができてからは、季節の変わり目に
「口座にお小遣いを振り込んでおいたから服でも買いなしゃい☆」
とケータイにメールが入ったり…

私が大人になるに連れ、私の気持ちが段々と
家庭から他のコミュニティへと移っていき、
土日も家を空けがちになると、デートで出かけるのにも駅まで
送ってくれたりもした父。

そんな風に一生懸命娘の気持ちを引きつけようとする父の気持ちが、
その行動一つ一つに表れ、私は胸が痛かった。
今からこんなんじゃ、私がお嫁に行く時はどうなっちゃうんだろう?
と心配していました。

そして、ついにその時がやってきたのです。
牧師先生が父に
「それでは、お父さんからLuiさんに一言お願いします。」
と言うと、父は何か言おうとして、うっ、と飲み込みました。
今にも泣きだしてしまいそうに…

私は胸が苦しくなりました。

私をず~っと温かく守り続けてきてくれた父。
私はもう、お父さんに守ってもらえなくなるんだね~…
もう、全部を投げ出して頼ることはできなくなっちゃうんだね~…

絶対的な安心感を今、失おうとしている…
それを初めて実感したこの時、不意に後ろを振り返りたくなる
衝動に駆られ、とめどなく涙がこぼれ落ちてきました。

「Luiちゃん、幸せになるんだよ…」
そんなベタなセリフをやっとこさで言った父は、
いつかの父の日のプレゼントに私が贈った、
トトロのハンカチタオルで涙を拭き、
「これ、いつかLuiちゃんにもらったタオル…」
と私に見せました。

そんなに喜んでくれたんだね~、そのタオル。
父の私に対する想いが十分分かっているだけに、
この日、そのタオルを大事に持ってきたのを見て、
さらに涙が溢れてきました。
あれをあげた時には、自分が結婚する時の父の涙を
拭うものになるとは、全く想像していませんでした。

少し気持ちが納まると、
すかさずメイクさんが私の涙の跡を直してくれました。
せっかく綺麗に仕上げていただいたのに、こんなに早く
崩れてしまって申し訳ないです…(笑)

その後、式場の人が
「それではお母さま、ご新婦様のベールはお母様の手で、
 下して差し上げて下さい。」
と言いました。

母が立ち上がり、
「綺麗よ~、Luiちゃん。」
と言いながらベールを下してくれました。



視界が白くぼやけ、これで少しは涙の跡が見えにくくなるかな?
と少しホッとしました。

そして、私と父を残し、他の人達は皆、チャペルへと向かいました。


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