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美術館・ギャラリー・撮った写真や好きな絵、そしてひとりごと

建築はどこにあるの?―7つのインスタレーション その2

2010-07-25 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
東京国立近代美術館へ、「建築はどこにあるの?―7つのインスタレーション」を見に行きました。
の続きです。

お仕事中の熊の横を通って、暗い展示室へ。
中には赤い線が地面に照らされています。白いさらさらした布を入り口で渡されて、それを使って楽しんで欲しいと言われます。
遊ぶ相方↓

これは内藤廣さんの「赤縞」という作品。
白い布に赤い光の線がきれいに当たって、赤い何かがフワフワ生まれたみたい。
・・・これも建築なの!?


困惑したまま次の部屋へ行くと、これまた謎の作品。
すみません、謎の装置?おもちゃの残骸??

木のミニチュアや、透明の石。が、ゆらゆらしていて、そこにライトが当てられている。

しばらく見てたけど、やっぱわからんなぁ と思って次の部屋へ行くと、さっきの装置から作り出された映像が。

こうしてみると、すごくきれいだしまるで一日の流れを追ってるみたい。
映像はモノクロだから、少し昔のことを思い返しているような、せつない気分。
ベンチが用意されていたので、少し座って見ていました。

真っ暗になっていくと、夜になったように静か。
不思議な映像と不思議な気分。心地良いなぁ。


そして最後の展示室は、洞窟に入り込んだような空間。

壁らしい壁はなくて、得体の知れない生物が作り上げた世界のよう。

これは瀬戸内海の大三島にて進行中のプロジェクトのひとつだそう。
単純な図形が大小さまざまに広がっていたり。

中は鏡になっています。写真を撮る私。



今回の企画展では、写真をいっぱい撮りました!
なかなか満足。美術作品を撮れるなんてあんまりないもんね。
そして「建築はどこにある?」という問い。
結構まじめに考えながら作品を見て回ったけど、やはり難しい。
何だろう、私の答えとしては、「人のいるところ」「変化があるところ」かなと思いました。


最後に、外にも作品が。
これは何でしょう?

これは、しっぽ。アトリエ・ワンの「まちあわせ」という作品。
美術館の庭にきりんや象が出現。中に入り込んでみたり、ベンチに腰掛けてみたり。
ここをまちあわせ場所に出来たら、楽しいかも。




建築はどこにあるの?―7つのインスタレーション@東京国立近代美術館
2010年8月8日(日)まで開催中

建築はどこにあるの?―7つのインスタレーション

2010-07-25 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
東京国立近代美術館へ、「建築はどこにあるの?―7つのインスタレーション」を見に行きました。
建築家がインスタレーションを作るとこうなる・・・という展示。
この企画展の楽しいところは、写真撮影がオッケーなところ!
そういう美術館はほとんど見たことなかったので、すごく楽しみに行ってきました。
相棒はRICOH R10。どんな写真が撮れるかな。

久しぶりの竹橋。
まずは腹ごしらえしました。館内のアクアへ(レストランだけならチケット無で利用可能)。
休日ということもあって、結構混んでました。
お堀側のガラス窓の席に通されました。私は魚を。

ソースがカラフルでかわいかったです。おいしかったけど、なんのソースなのかわからなかった(笑)
相方は肉を。「コンフィ」って何だろうね?って言ってたら、想像以上の塊が運ばれてきました。これもおいしかったらしい。よかったね。


食欲が満たされたところで、展示室へ。
中に入るとまず

謎の白い空間!!中村竜治さんの「とうもろこし畑」です。
これ針金か何かかと思ったら、紙らしい。
確かに、しばらく見てるとやわらかいような感じがしてくる・・・かな。
私はとうもろこし畑で遊んだことは無いんですが、では遊んでみましょう。
この謎の白い畑の向こう側に周って、、、ぱちり撮ってもらいました。
物体自体はすごく単純なことの連続なのに、これだけ大きいと大人でも楽しくなってきます。



すぐとなりは照明が落とされていて、ぽつんとドアがあります。
すごく明るい光を放つドア。

中山英之さんの「草原の大きな扉」です。
ドアの中をのぞくと、ブランケットやイスがきちんと片付けられています。

??このドアの向こうに世界が広がっているわけではなく、こちら側がメインで、ドアの向こうは物置小屋のようです。
少し離れた反対側へ振り返ると、そちらにもドアが。
ただ、その間の空間にはミニチュアのテーブルとイスが。

小人たちの憩いのスペース?
この作品は、もとは北海道の草原に作られた建築を、縮尺をかえて美術館の中に再現したものだそう。
あれ?額縁の中は白い絵。

草原ではないんですね。さぁ、息を吸って、北海道の草原(帯広・美瑛・音更あたり?)を想像してみよう。


さて次の展示室へ行こう・・・と思ったら、ひっそりとその作品はあった。

鈴木了二さんの物質試行51DUBHOUSE。
あれーこの隙間からのぞいちゃうんですか。これモデルルームか模型かですよね。
見せる気、ある?なんだかすごい見難いよ!!

頑張って、時計6時10分くらいの体勢になって除くと、なかはガラスの床で、ポツリポツリと家具や絵がある。
少し大きめの切れ目があったから、そこからのぞいたらこんな感じ。

うーん よくわからない。
いまのところ、これまで見た作品の中では一番建築っぽいけど。
鑑賞者が中に入ることはもちろん、隅々まで見ることも拒否する作品。うーん


次の展示室は暗い部屋が用意されているよう。
歩いていると、かわいい熊が。

熊 監視中。
次の記事に続きます。


建築はどこにあるの?―7つのインスタレーション@東京国立近代美術館
2010年8月8日(日)まで開催中