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美術館・ギャラリー・撮った写真や好きな絵、そしてひとりごと

ルイス・バラガン邸を訪ねる

2010-01-02 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
ワタリウム美術館へ「ルイス・バラガン邸を訪ねる」を見に行ってきました。

ルイス・バラガンはメキシコの建築家で、その家は世界遺産登録されているそう。
今回ワタリウム美術館にそのバラガン邸をそっくりそのまま再現していると知って、行ってみました。

建築って、何がどうすごいのか、いちばんよくわからない分野。。。
以前地中美術館に行ったときも、まったくその価値を感じずに帰ってきてしまいました。迷子になって疲れてしまったような。
国立新美術館みたいな、変わったかたちだったりきれいな感じがわかりやすければ印象に残ったりするのですが…

で、今回の企画展。
どの部屋もシンプルな感じのする部屋ですが、壁一面色が塗ってある部屋とかもあってちょっと独特。
窓が大きくて庭が見渡せるリビングはすごく明るくて、壁で隔てた部屋は暗めの落ち着いた部屋。
もともと一つの部屋だったようですが、後から壁を追加してイメージに合わせたそう。確かに、静かな感じはするかも。


他にも、バラガンの手がけた邸宅にかけられた絵画などが紹介されていました。
どれも独特に派手!!
メキシコってこういう派手な色使いなんでしょうか。

結論。
建築はやはり難しい。

建物の中に入り込む感じは、お宅拝見って感じで楽しかったです!
期間延長されたようです↓

☆☆☆  ルイス・バラガン邸をたずねる@ワタリウム美術館 09/1/24まで

SCAI THE BATHHOUSE/ギャラリーTEN

2010-01-02 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
谷中・根津・千駄木エリアをレンタサイクルで散策しました。
レンタサイクルはこちらでお世話になりました。
トーキョーバイクギャラリー

おしゃれなチャリがたくさんあります!
かっこいいのもたくさんありましたが、チャリに乗るのが数年ぶりなので、一番シンプルなものにしました。藤カゴ付きチャリ、ステキです。

■SCAI THE BATHHOUSE
前から行きたかったスカイ・ザ・バスハウスへ。
今回見たのは「チョン・ジュンホ展」。

韓国出身のアーティストでした。
チャリを停めているときからガラス越しに見える金剛力士像。
迫力満点のこわいお顔はくりぬかれていて、金ぴかの衣が貫通しています。
たなびく衣がハートになってる・・・

中に入ると、ミイラが!!
なんだかチャカチャカした音楽も流れています。ミイラが横になったまま手に持っている聖書をのぞきこむと、不釣合いにカラフルなキリストの絵が。
ミイラがリアルすぎて怖いんですが、なんだかちょっと「死」とか「宗教観」みたいのを小馬鹿にしたような、皮肉っぽい印象も受けました。


■ギャラリーTEN
チャリでブラブラすることしばし、ちいさなアパートの1階にあるギャラリーを発見しました。
展示室は一部屋のみ。奥にある階段にも作品が展示されてるとのことなので、昇ってみると。
2階は無くて、階段が途中で途切れていました。
なんだか不思議の家みたいで面白い!
今回の散策で「不思議~はてな~」っていう古本や古道具のお店にも寄ったんですが、そこにもこういう行き止まりの階段がありました。
気になって調べてみたら、こういうのを「無用階段」と言うみたいです。
他にも門や窓など、建築物に付属して作られたものでその用をなしていないものを「トマソン」と言うらしい。。。
ウィキペディアを読むと、単なる付属物というより、それを見た人がそこに芸術的なものを感じるというような意味もあるようです。
私が生まれるより前にブームになった単語のようですが、面白いな。

このギャラリーでは大江晃世さんの「Apartment house」という作品が好きでした。
夜のマンションで、それぞれの部屋に明かりが灯っていていろんな人がそれぞれの時間を過ごしてる感じ。
そういうつつましやかな感じってなんだか好きです。

暖かくなったらまたチャリで探検してみようと思います。